ＧＷも終わった5月13日。オリックス劇場で（稲垣）吾郎ちゃんの舞台観てきた。
サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー
再演！って出てて、あれ？五郎ちゃんの舞台はチェックしてるはずだけど。。って思ってたら、コロナ禍で中止になったやつだったんだね。
首を刎ねた男って。。。死刑執行人って。。。って。。。五郎ちゃんにそんな悪人が務まるのかしら？？なんて思ってたら。。。五郎ちゃん演じるサンソンさんは、いい人でした。。。
時代は、ルイ16世のころ。マリーアントワネットが「パンがないならケーキを食べればよい」っていう言葉をのこした、あの頃。フランス革命の起こったあの頃。。
世界史選択の私だけれど、全然わからなくって。。。10年位前かな？ＴＶアニメ版の「ベルサイユのばら」をみて、やっとその頃を理解した私。いや～。日本のアニメはすごいよね。。。。その後、宝塚のベルばらも何バージョンか見たりして、そうそう真理アントワネットが悪者だとは思わない。。。（まぁ、限度があるが）私だから、五郎ちゃん演じるサンソンの気持ちに、わりと・・・同調できた。。。
さらには、先日、藤本ひとみさんのジャンヌダルクを読んだりもして。。。
何が正しいかわからない時代で、ちゃんと、信念をもって、ぶれないサンソンは、すごいなぁ。。。って。。。
吾郎ちゃん演じるサンソンは、死刑執行人・・・命じられた仕事をしている（こなしている）だけで、悪者じゃない！！ってことが言われてて、うん、確かにそうだよな。。。って。
思考執行人であるがゆえに、それを黙って一緒にご飯を食べたからと言って訴えられることのほうが、ほんと、おかしい。。。
でも、その真摯な姿に、ムッシュ・ド・パリという称号を得、地位（？）を確立していく。。。でもそれ故に、犯罪者だけでなく、国王、女王までもの首を刎ねる。。ルイ16世の首を刎ねたのは私だ！もう、恐れる（？）ものなど何もない。。。
・・・故の苦悩。。。
その昔、死刑は人の手によって罰を行っていた。それが、ギロチンの発明によって、らくちんになって、そしてそれ故に、死刑の数をこなせるようになる。。。
なんだかなぁ。。。世の中の無常っていうか、便利なのがすべて良いのか・・・
色々と考えさせられるお話でした。
ちょっとお席が遠かったので、五郎ちゃん以外、どんな人が出てたのか全然わかりませんでしたが。。。
やっぱり、五郎ちゃんの演技は、安心感がありました。
ロビーや、会場のないのスタッフさんが、みなさん、グッズのＴシャツをお召しになってたのが、印象的でした。。。
