文字通り、山積みになってる本棚からやっと取り出せた。。。いや、これ、メルカリで1冊単品で買ったから、積みさえされずに転がってたのを、福岡に行く前に読まねば!とやっと手に取った。
宇山佳祐さんの「桜のような僕の恋人」
Mr.Childrenの桜井さんが、これの映画化主題歌担当にあたってコメント出したやつです。
(桜井和寿コメント)
過去の何処かに置いてきた何かが、
忘れかけていた大切な何かが、
この物語の中にある気がして、
これでもかってくらい感情移入し、物語にシンクロさせてこの曲を制作しました。
また、今年はMr.Childrenとしてデビュー30周年にあたる年。
久しぶりに小林武史さんと一緒にこの曲を作れたことは、自分達の音楽を再確認する大切な時間となりました。
出逢いに
めぐりあわせに
ただただ感謝。
最後の一瞬まで、逃さずに焼き付けてください。
感情移入したの元が、原作だったのか、映画の脚本(?)だったのか私にはわからないけれど。。。
ネトフリ映画の主役、中島健人くんが、ちょっと、苦手っぽい。。。し、文字好きな私だから当然、原作で桜井さんの追体験を試みた。。。というわけ( *´艸`)
初めましての作家さんですね。
「永遠」聞いてたから、主人公の恋人さんが、いなくなっちゃうってことはわかってて、「レンズを向ける」とか「シャッターを押す人差し指」とか、カメラマンさんのお話だってことは、もちろん分かってたんだけどね。。。
あぁ、桜井さんが感情移入したのは、主人公の「僕」なんだ。。。
いや、歌詞を読んでても、そりゃぁ当然そうなんだけれども、なぜか女の子目線を思ってたんだよね~。(これは沼にはまって伊与吏くんの歌詞の影響か!?)
1番なんて、そのまま、物語の場面をなぞってて。。。
ファーストフォワード症候群。
聞いたことはあったけど、進行がそんなにあっという間だとは知らなかった。(もちろん、個人差はあるのだろうけど、通例そうみたいにお医者さんが言ってたね)
最後の方、大好きだったお兄ちゃんの恋人にまで、嫉妬して、もう来ないで!っていう場面。切実だったわ。。。
歳を重ね、昔のようなお肌プリプリでなくなってるのは自分でもちゃんとわかってるけれど、それがいきなり、それも20代のころにやってくるなんて。。。想像できない。それゆえに、よけい壮絶なんだろうな。。。
美咲の死後、晴人君が、美咲との最後の顔合わせに気づかなかったことで、美咲を傷つけたってすごく落ち込むところ。いやいや、彼女はとっても幸せだったんだよ!って伝えてあげたいもどかしさ。。。あぁ、そんなことでまた、自分の人生を投げ出してしまっちゃぁ、だめだからね!!
美咲からの手紙が残ってて、ほっとするんだれど。。。
にしても、最近闘病の末、若くして死んじゃう話が多すぎない!?
これと、余命10年を同時進行で読んでたら、なんだかものすごく混乱した(^^;
まぁ、どちらも、死んでいく女の子が素晴らしく、強い気持ちで自分の死と向き合う姿は素晴らしい。そしてそれは、残された人たちの人生をも、自分の死で無駄にしてほしくないとの賢明なる願いでもあって。。。
ただこの本作、男がなかなかみっともなくて、よい(笑)
晴人は言うまでもなく、告白するのに一苦労、カメラと向き合うにも一苦労、なわけだけど、兄もたいてい!?
作者さん、ここで、妹思いの兄を、詐欺にひっかけますか!?(^^;
なにはともあれ、美咲に見てほしいと、写真展に出した写真たち。
桜井さんの声とともに、一緒に私も、レンズをのぞくよ。。。📷✨