今日は、ものすんごく暑かった。
６月といえば、まだまだ朝晩は涼しいはずなのに、
朝、自転車に乗ってるときから、暑かった
ヤギのせいでフェーン現象！？
台風３号の別名がＹＡＧＩだったなんて、知ってたぁ？？
そんな話は置いといて、今月発売されるシリーズ３作目を読む前におさらいです。
宮部みゆきさん著 あんじゅう ～三島屋変調百物語事続～
叔父の三島屋へ行儀見習いとして身を寄せる、過去に心に傷を負った、おちかちゃん
叔父の提案で、百物語を聞き集める 不思議で切ない 時代小説
『おそろし』 に続く第２弾です。
宮部さんが、インタビューで答えてます。
奇数巻はハードな話
偶数巻は比較的明るめの話を集めよう。
今回は、偶数巻。というわけで。。。
疱瘡にかかってひどいあばたが残った、縁起もの（災いや疫病をよせつけない）のお勝さん
浪人武士で今は子供たちから慕われる塾の若先生
さらにいたずら大好きちびっこ三人組、はたまた偽坊主まで！？
楽しい人たちが、おちかちゃんのまわりに集まってきます。
つらい過去のせいで、ひきこもりだったおちかちゃんも、ちょっと前に進み出しました
この第２巻では、４つの不思議な話が語られます。
なかでも、表題にもなってる あんじゅう 「暗獣」 のお話は、なんとも切なくて。。。
ちょっとだけ、ネタバレしますと
不幸があって、幽霊屋敷だとうわさされる紫陽花屋敷
隠居をきめこんで、そんなところなら静かでいいだろうと、あえて好んで住人となった夫婦の話
そこで、出会った幽霊の正体は。。。
黒い小さな塊のいきもの。まっくろだから、くろすけと名付ける。
夫婦はくろすけをわが子のように、（愛犬のように、愛猫のように？）かわいがり
くろすけも、老夫婦が大好きだった。
しかし、その愛情は、くろすけの存在、命をおびやかすことに。。。
老夫婦の決断は。。。
切なくて、涙なくては読めません。
これ、ランチのレストランで読んでました。
ぽろぽろと涙を流し、ハンカチでぬぐう私は、きっとかなり怪しい奴。。。
でも、途中でやめることなんて、できない！
今月末に第3巻が発売されます。
今度は、どんな不思議だろう。。。。
楽しみに待ちたいです。
そうそう、これ、シリーズものですが、この１冊でも楽しめます。
文庫にもなってますので、お時間のある方、よかったら、読んでみてくださいな。
それでは、今日はこの辺で
