makiのきまぐれブログ

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2020年の本!!

さてさて、年の初めは、2020年に読んだ本のまとめ。

65冊になってるけど、電子書籍で6話1冊を別々に数えてるから実質60冊。

あれ?私、59冊と思ってたんですよ。。。読書メーターの本棚ではそうだから。。

めっちゃ調べたら、高田郁さんの商い世傳の八を2回読んでるんですよ。1年のうちに。。。まぁ、私が読んだ本を片っ端から忘れてしまうからなわけなんですが、隅から隅まで熟読2回なんでこれを2冊と数えます!おめでとう!!大台達成!!

2019年70冊 2018年63冊 に続いての歴代3位にはなんとかおさまりました。。。

2017年が59冊で、タイだ。。。あと1冊!!って気張ってたんだけど年末に本の整理をしてたらとんでもない事になって、もういいやってあきらめたのに実はクリアしてました♪♪なんだかいい気分♪♪

 

2020年は宮部さんが多かったねぇ。。。

新しい作家さんも割といてて。。。新しい年には辻村深月さんが増えてきそう!?

2021年70冊超えを目標に。。。まぁでも60冊は超えれるように、がんばりましょう。

そうそう、本棚の整理してて衝撃受けたんだけど、万能鑑定士Qだとか、安積班だとか、森さんのS&Mシリーズだとか、海堂さんのバチスタシリーズとか、積んであるシリーズのなんと多い事!?(^^; 新しいものばかりじゃなくて、その辺も収束させないとなぁ。。。などと、課題も山盛り!

 

何はともあれ、ステキなホントに出会いをありがとう♪2021年もたくさんのホントの出会いがありますように☆

 

2020年の読書メーター
読んだ本の数:65
読んだページ数:22260
ナイス数:1335

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続感想
三島屋変わり百物語第6巻。 聞き手がおちかから、三島屋次男坊の富次郎へ。 幼友達の家で昔起こった男女のいざこざは、おちかが聞き手ではありえなかった話。 姑となるかつての妹にかけてあげる優しい言葉に富次郎の人柄を感じる。 同行二人があっさりめなのは、一休みって感じ? そして不穏な印半天からのある館での怪奇話には二人の話手を迎え、そして怖がり右往左往する富次郎の姿。 うん、おちかちゃんじゃなくても、悪くない♪ 黒武御神火御殿。禁忌の耶蘇教。人としての生きざま。 分厚い本の半分を占めたタイトル話は圧倒的でした。
読了日:01月19日 著者:宮部 みゆき
おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始感想
黒武~からの再読。 百物語の始りは、伊兵衛夫婦のの急なお仕事で留守にしたことから始まったのね。 おちかとその周りの人たちの紹介を含め見事な編成を組み、それぞれの不安はラストで見事に回収される。すごいの一言だ。 自らを追体験するような「曼珠沙華」 そしてそれに立ち向かうきっかけとなる「凶宅」おちかの事件「邪恋」その後おしまの優しさから「魔鏡」へ。 伊兵衛のイタズラ(?)好きな性格を教えられ、お民の脇役への優しさ心配りを感じる。 「家鳴り」でオールスター勢ぞろい。 といいながら物語(人生)は続くのが、奥深い。
読了日:01月23日 著者:宮部 みゆき
あんじゅう―三島屋変調百物語事続あんじゅう―三島屋変調百物語事続感想
圧倒的に暗獣のくろすけの話が印象深かったけど、お旱さまに、住吉屋の双子。そして三島屋まわりの子供たち。ちいさきものは、愛らしい。。。 お勝さんに青野利一郎に行然坊。おちかを見守る大人も増えて、楽し気に、でもやはりおそろしげに続く百物語が楽しみでならない。 そして、ハードカバーならではなのか。ページの下の挿絵がとっても素敵な1冊です。
読了日:02月12日 著者:宮部 みゆき
最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 (角川文庫)最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 (角川文庫)感想
カイリくんが海里くんに無事戻れてよかったものの。。。夏神さんの過去ですと!? でもその前に初めて配達して以来お馴染みの小説家、淡海さんの辛い過去があきらかに。。。 って言っても辛くしてたのは淡海さん自身!?純佳ちゃんの思いが正しく伝わって幸せな過去を思い出せて良かった(^-^) 海里の元マネージャー美和さんも、良い人だ♥️
読了日:02月16日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ (角川文庫)最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ (角川文庫)感想
今回の幽霊はめちゃ、存在薄!!(笑) そのかわり、生きた人間たちが大活躍。海里の兄一憲。その婚約者奈津さん。 婚約者を仲立ちに仲直りする兄弟とかっていう陳腐な話にならなくて良かった。 自分達の記憶をさぐってさぐって。。ちゃんと兄に感謝を告げられた弟。 父をなくし不安しかなかったときに握られた弟の小さな手に安堵した事を思い出した兄。 ええ話や。 そして、夏神さんの生き延びた理由に立候補(?)した、海里とロイド。。泣けましたな~✨ グラタン、食べたい(^-^)
読了日:02月18日 著者:椹野 道流
あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)感想
この巻のすべてをすっ飛ばしてこれを言うのはほんま、どうかと思うんやけど。。。 結が音羽屋さんにもって行ったんやろか?想い人賢輔が想いを寄せるのが姉だと気づいてしまったから。。。!?皆が心を重ねた大事な大事な型紙を。。。そうでないことを願うのみです。 次期八代目も決まり五代目惣次も見つかり、安泰だと思った矢先に。。さすが、高田さん!不幸がお好き?と問わずにいられない(笑) 今、ちょうど、この物語に麻疹の疫病の憂いが描かれてることに、不思議を感じます。
読了日:02月23日 著者:高田郁
泣き童子 三島屋変調百物語参之続泣き童子 三島屋変調百物語参之続感想
何度読んでも、初めて読む気がする三島屋シリーズ第3弾。 年頃の女の子同士でやきもちについての話に子供がかくれんぼする話。おだやかだわ~と思ってたら、泣き止まぬ赤子の怖い事!村の子を守るおこぼさんに再びほっこりしたかと思いきや。。。人の恨みが生んだ人食いの妖獣が登場し、そしてまたしても商人が登場!!商人は善いものなのか邪なものなのか? 心の起伏が激しい1冊でした(^^;
読了日:03月04日 著者:宮部 みゆき
三鬼 三島屋変調百物語四之続三鬼 三島屋変調百物語四之続感想
3度目の再読。六まで読み進めた私としては、第4話の「おくらさま」でここまで一気に第1章のおわり(伍)から新章(六)への伏線を張られてたことに唖然!!一方、勘一の口から語られる、作者宮部みゆきさんの「読書のすすめ」も興味深い( *´艸`) さておき、ひだる神が、暗獣くろすけと重なったのは私だけか!?前者はわがままいっぱい、後者は臆病者だけど心優しい、正反対の性格だけど。。。人が好きで。。人から愛される。もののけより怖いのは人。。 ところで、三鬼の「三」は含みがあるのでしょうか?またしても読み逃したか(^^;
読了日:03月13日 著者:宮部 みゆき
グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)感想
AXを詠む前に、殺し屋さんの復讐してみた。 もしも私が鯨さんとあったら、どんな風に自分の人生を悔いるのだろう?? 桃さんが台風にたとえ、比与子さんが指名手配犯や肺がん患者の行動にたとえた「危機感」に、納得。。。殺し屋業界ではそれを逆手に取る。一般人の鈴木さんと私にはその「大丈夫」って思う気持ちでが命取りになるのだと実感。 そしてホームレス田中さんが読んだ「案山子が喋ってる本」ってオーデュポン!?だよね??(笑)
読了日:03月14日 著者:伊坂 幸太郎
マリアビートル (角川文庫)マリアビートル (角川文庫)感想
AXを読む前に再読。。。して思ったけど、やっぱりグラスホッパーとマリアビートルは続けて読んでこそ面白い。あっちで活躍したあんな人が!?って(笑) おまけに、作品前半から登場してる謎の?伝説の?殺し屋さんが出て来たり、こまかい伏線?が一気に解決していくさまが、殺し屋家業の本来悲惨な物語に笑いを添える。。 ただ、一貫して反吐がでるほど嫌な奴、王子少年だけは・・・彼が述べる、「大事なのは、「信じさせる側」に自分が回ることなんだ」の言葉は今の時代、重い。。 前作鈴木さんに続き、七尾くんも嫌いじゃない( *´艸`)
読了日:03月22日 著者:伊坂 幸太郎
あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続感想
再読もついに最終章へ。。 三島屋の変わり物語の聞き手に富次郎が入り、おちかと違ってへたれな彼が話を聞き捨てにすることができず、物語を絵に収めることに。そしてその絵をおさめる箱の名があやかし草紙。そう、題名からもう新しい章への準備が整っているのだ。。その箱を準備するのが勘一というのもこれまた。。。 三島屋長男も伊一郎もついに登場!最初はこいつ、性悪!?と思ったけど、長男の苦悩からとは!あぁ、やはり富次郎が(^^; 一国様は伊一郎の心をもつかむ!?くろすけ、ひだるさんに続く愛おしさである(^^)
読了日:04月05日 著者:宮部 みゆき
AX アックス (角川文庫)AX アックス (角川文庫)感想
これって愛の物語だと思うわけ。。。 殺し屋シリーズ第3弾。主人公の殺し屋兜さんの日常。妻、息子への思い。そして初めてできた友達。その後に出会ったのも実は同業だった悲しい事実。 ただ兜の決断がステキだった。そしてさらなる置き土産! そして結局、恐妻家と言われた奥さんも、息子克己君も、きっといい人生。。。 ラストの3ページが、なんとも言えない。。
読了日:04月12日 著者:伊坂 幸太郎
クスノキの番人クスノキの番人感想
途中まで、ただの普通の物語じゃん。やっぱ東野圭吾、腕落ちたよね~と思っていたんだけれども。。。 伯母に当たる千舟からクスノキの番人を引き受けた玲斗。 そしてそのクスノキに祈念する3組の人たち。 そういうつながり(?)があったのね~。やっぱ、上手いわ!(なぜか上から目線)と。。。 その後の物語も読みたいね。成長した番人、恋の行方は、そして千舟の余生は・・・・ あと、できることなら、ジャニーズによる映像化は、もういいや。。。
読了日:04月17日 著者:東野 圭吾
ルビンの壺が割れた (新潮文庫)ルビンの壺が割れた (新潮文庫)感想
怖い、怖すぎる。。。 最初に水谷が未帆子を判別する方法がまず怖かったけど、大学時代の思い出を聞いてるうちに、忘れかけていたのに。 途中、「のちにこれは警察に押収され」の言葉に、ん?と思いはした。そして責められるは何も言わずに去った未帆子だと思われるのに彼女からのメッセージには彼が何かをやったことがほのめかされる。。でもまさか!? それが分かってからの水谷のメッセージに添えられる追伸が怖すぎる。。。 ラストの1行もたいてい怖い。 あ~、人間なんて、表の顔だけじゃ、な~んにもわかんないよ。。。トホホだよ。。
読了日:04月19日 著者:宿野 かほる
仮面病棟 (実業之日本社文庫)仮面病棟 (実業之日本社文庫)感想
病院の秘密は割と早い段階で分かったんだけど。。。 まさか、そう来る!?の犯人に。。。 でも、モヤモヤが残るラストであった。
読了日:04月23日 著者:知念 実希人
時限病棟 (実業之日本社文庫)時限病棟 (実業之日本社文庫)感想
拉致された5人が「バーベキュー化」される前に真実を見つけろ。という命を懸けたリアル脱出ゲーム。舞台は旧田所病院。 ページを開くと、クラウン=ピエロ?このフロア図って?続きの物語なの?でも登場人物に覚えはないよ。。。まさか偶然同じところで事件を起きたってか? 読み進めるうちに、あれ?彼女急に積極的になった?怪しいんじゃない??とか隠しエレベーターがあるんだよ!とか、この人って、きっと目尻に傷跡があるんだよ!分かった気になるも、浅はかさを思い知らされる(^^; 手術台の男がえぐいけど、構成は天晴!面白かった♪
読了日:04月26日 著者:知念 実希人
犯人のいない殺人の夜 新装版 (光文社文庫)犯人のいない殺人の夜 新装版 (光文社文庫)感想
立て続けに短編集の新装版が発売されたのを機に購入。その昔木曜劇場枠でドラマ化された作品が7作中5作を占める。豪華キャストのドラマ確かに見たけど、覚えてる作品は一つもなかった(^^; それはさておき・・・「犯人がいない」「殺人」相反する言葉なのに読んでみると確かにそう。 踊り子の犯人は。。。知らぬが仏なのか?痛い。。。このまま知らずに成長できればいいのだがと願う。が人生そう甘くはない気もする。30年たった作者ならこの続編をどうする?か興味がある。。。 そして、さよなら~と表題作は、見事!でした( ゚Д゚)
読了日:05月03日 著者:東野 圭吾
仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)感想
昔読んだことあるから??最初に犯人の目星がついてしまった優秀な私。最初「そして誰もいなくなった」的と想像してたのに謎は、「オリエント急行の殺人」的だった!昔は(?)王道ミステリー作家だったのね、東野さん!??? 知念氏の「仮面病棟」の解説から本作、さらにその解説から「仮面劇」という、「仮面」シリーズ!?と惑わされ、そして、東野さんの「山荘」ってこれまた3作あるのねぇ(「仮面」「閉ざされた雪」「白馬」)となんだか連想ゲームの闇にはまった気がする!?(+_+)
読了日:05月08日 著者:東野 圭吾
コンビニ人間 (文春文庫)コンビニ人間 (文春文庫)感想
コンビニアルバイトをしてたことがあったので、最初の音の描写にワクワクしたけど、一般的に普通とは違う主人公に恐れをかんじつつ・・・自分は彼女にとって行きにくい世の中を作る先頭にいるような人物だと若干反省も入ったり。。となかなか読んでるこちらも心が忙しかった。 ラスト、自分の居場所を見つけた(?)彼女に、よかったねと私は言いたかったけど、色んな意見があるのだろうな。。。
読了日:05月11日 著者:村田 沙耶香
アリバイ崩し承ります (実業之日本社文庫)アリバイ崩し承ります (実業之日本社文庫)感想
捜査一課の新人刑事がひょんなことで訪れた、年季の入った木の外壁の時計屋店主(20代前半女性!)に、捜査一課が解けない(!?)アリバイ崩し(探し)を依頼するという物語。え??ちょっと、ありえなくない??(笑)と言いながらも、バラエティーにとんだ7つの事件(1つは訓練!?)に引き込まれる。 新人刑事は物事をよく抑えられているが、俯瞰者である店主にしか見えないものがある。。。という事か? 店主はもちろん男女を問わずに事件の関係者にのめりこむ新人刑事の「僕」はきっとめっちゃいい人だから、今後の彼も知りたいかな。
読了日:05月15日 著者:大山誠一郎
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)感想
かがみの孤城がまだ文庫化されないけど気になる作家さんでまずはこれを!というので読んでみた。 ●●の卵という芸術肌の面々が住む「スロウハイツ」。 アクの強い家主環のもとに集まった面々は何を目指すのか? 引っ越してきた加々美莉々亜が新しい風をふかしてる?のは果たして良い風か、悪い風か?? 私自身の周りにはない世界なので、イマイチ物語に入りきれないでんですけど。。。後半に続く!
読了日:05月21日 著者:辻村 深月
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)感想
やられた~('Д') もしや…天使ちゃんは??とは思ってはいたけれど。。。コーキの話には泣けた泣けた。図書館の本はもとより、テレビもですか!!そういえば、黒木さんが昔、話してたよね!友達にあげちゃったプラズマテレビの話!そしてもちろんケーキも!!さらには、環が悔しがった「お久しぶり」の言葉でさえも。。。 これは、やはり、もう一度、そのつもりで読み返さねば! ところで、正義君の狩野君への「高額納税者」発言の意味は?? これはも一度じっくり読みたいぞ!あんまり話が入ってこないって上巻の感想を悔やむべし(^^;
読了日:05月25日 著者:辻村 深月
ぼんぼん彩句 1枯れ向日葵ぼんぼん彩句 1枯れ向日葵感想
電子書籍デビュー作。無料で読めるといわれドキドキしながらページに進む。電子書籍というものが意外に読みやすくて感動!仕事の合間に気軽に読めるのが良い♪ 作品は、俳句を素材に短編小説を。。。という形。 向日葵といえば、元気なイメージだけど、「枯れ」がつく。そこがみそだった。 なんか、どよ~んとしてしまう読後感で、そして久々の短編に心残り感も満載。。。
読了日:06月01日 著者:宮部みゆき
ぼんぼん彩句 2 蜥蜴の子ぼんぼん彩句 2 蜥蜴の子感想
怖かった。 「トカゲの子に生まれ変わって、ボクはここにいるよって知らせた」 同じ母の言葉だから余計に許せなかったのかな。。 でも、同じ「子供」のごめんなさいの声に「母」として我に返ってよかったよ。
読了日:06月02日 著者:宮部 みゆき
ぼんぼん彩句 3 月ぼんぼん彩句 3 月感想
まず最初に、題名が「3月」じゃなくて第3話「月」なのね。。 豹変する「男」と、そしてそれにひきずられる「女」の物語。 人事だからこそ、絶対そんなん別れちゃえって言えるけど身近に迫った時に果たして対応は可能なのか。。。 親身になってくれる人たちに囲まれて抜け出せて、よかった。
読了日:06月03日 著者:宮部 みゆき
ぼんぼん彩句 4 薔薇ぼんぼん彩句 4 薔薇感想
ミエコが拉致られたときには、マジでどうなるか想像する事だけでも怖かった。今までの話もなんだか全部暗かったし。。 だからすごいスピードで天井を這ってきたときはどうなる事かと思ったけど。。。 切なくて、でも心があったかくなる物語でした。
読了日:06月04日 著者:宮部 みゆき
ぼんぼん彩句 5 鶏頭ぼんぼん彩句 5 鶏頭感想
読み終わって、思わずググってしまったケイトウの花。もちろん我が家にも咲いてることはあるけれど。。うん、これの絵って。。。あまりいい感じがしそうにない。ってのがとっつかみだったのね。 恐ろしい妄想家族の一員となってしまった知花さんと、なりそうになってしまったみっちゃんの母。二人にだけ分かり合えるものも。。。?? 旦那の、会社での振る舞いが、そりゃあおそろしい。
読了日:06月05日 著者:宮部 みゆき
きたきた捕物帖きたきた捕物帖感想
あら、岡っ引きのご主人が早々になくなっちゃって、十手は返上されちゃうのね。なのに捕物帳なのね。 主人公は北一なのね?あれ「きたきた」? !そうか彼と二人で! ところで、楓屋敷の新兵衛は何者?ってか、おかみさんはすごい洞察力だし、差配人の富勘さんの北一への思惑とか。。 続きが早く読みたいぞ! でもまだやっと始まった新シリーズ。初ものがたりに戻ろうかと思ったら、未収録の三篇を追加した<完本>があるらしいのでそっちの入荷待ちで、「桜ほうさら」かしらねと新シリーズ刊行記念フェアにすっかりのっけられる、私(笑)
読了日:06月09日 著者:宮部みゆき
ぼんぼん彩句 6墓洗うぼんぼん彩句 6墓洗う感想
ごく普通のお墓参りの話かと思いきや、やはりそうではなかった。 でも今までの怪奇現象的なものに比べると今度は一気に難しく、人類(いや生物か?)の尊厳の話ときましたか! 「生きる」ということに対する考えは、それが自分であるか、または自分にとって大切な人であるかによっても変わるから。。でも、当事者の思いをかなえてあげられて、そして思いやり深い家族に囲まれる琴子は、幸せだと思う。 もちろん、守口婦人なる人も、幸せなんだろう。でも押しつけや、違った意見の人を馬鹿にするのはやっぱりよくないのだ。
読了日:06月09日 著者:宮部 みゆき
桜ほうさら桜ほうさら感想
きたきた捕物帖からの再読。富勘長屋に住むことになった北一の前の住人、笙之介の物語。あぁ、この物語の人々が、新しいシリーズでまた活躍するのね。。とワクワクした。一方笙之介については、「命を落とした浪人」と言われていただけに、再読でありながらドキドキしたけれど。。。 踊らされていた笙之介、憎まれていた笙之介、悲しかったけれども、でも結局、そんな彼の人となりが、優しい結末を導いたんだと思う。彼(と和香)のこの後の人生、きっとまた知ることができるんですよね?宮部さん! 一見全く別物語の長堀金五郎が、とてもナイス♪
読了日:06月16日 著者:宮部 みゆき
<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)感想
完本じゃないのを読んでるはずなのに相変わらず全く覚えていない(笑)新しい3作を含め、超楽しめた(^^) そしてきたきた~からの再読だから、稲荷寿司屋台さんがとりわけ気になる。。。 しばらくお留守になってた茂吉親分がまた再始動しそうなので。。。(完本にあたってのあとがきだっけ??) 楽しみ楽しみ♪♪
読了日:06月27日 著者:宮部 みゆき
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)感想
最初、読む順番を間違たのかと思った、小鳩君と小山内さんの小市民シリーズ第1弾。 教室で消えたポシェットや、美術部の先輩が残した絵、どうやっておいしいココアを入れたのか、試験中になぜ急に瓶が割れたのか。。。学生生活の中でのちっちゃな事件の解決物語かと思えば、なぜか主人公二人の態度がおかしい!? そして春季限定いちごタルト事件。奪われたいちごタルト。それがラストにこうつながるとは、想像してなくて(あれ?この物語が副題で表題作という訳じゃないんだ)。。。二人の過去とこの先の小市民への道のりが断然楽しみになった♪
読了日:07月05日 著者:米澤 穂信
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)感想
一見恋人同士のような高2の夏を過ごす小山内さんと小鳩君。いや私は、小山内さんがにっこり笑う度に、もしやこれは・・!?とは思ってたけど。 だって最初、家人不在の小山内さんちで、小鳩くんが考えた「こんなこと」をドキドキ妄想したのに全然そっち系じゃなかったから!? 続編があるとすでに知っていながら、別れてしまった二人にえ~~~!?どうすんのよ。ちょっと寂しいよ。ホントに!?と心配を募らせる。。 小鳩君よ、失恋(正確にはそうじゃない)のせいでパフェが食べれなくなったって、十分小市民合格だよと思う私なのであった。。
読了日:07月07日 著者:米澤 穂信
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)感想
小市民シリーズ第3弾。 前回別れてしまった二人、小鳩君と小山内さん。それぞれパートナーが変わったけれど?? 最初、主人公が小鳩君から瓜野君に変わったのかと焦った。だってどう考えても彼はいけ好かないにもほどがある!!それを操る小山内さんは。。。またいけないこと考えてるよね!?(^^; それに比べて彼女との高校生活を満喫してるかと思われた小鳩君の本性が・・・!? 下巻に続く。
読了日:07月09日 著者:米澤 穂信
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)感想
もちろん私はすっぽりと騙された人(^^; 連続放火事件はさておき(え!?)、小山内さんのマロングラッセの話である。 上巻で小鳩君が彼女に「スイーツの話をすると別の女の影がちらつく、無神経だ!」と言われ、反省する小鳩君に対し、小山内さんは「桜庵」で堂々と元カレとの会話を混同する(笑)そしてさらにマロングラッセ!!(笑)あ~やっぱり、この二人じゃなくちゃだよ。なんだかんだ言ってもよく似てるのよ。よかったよかった。 そしてラスト1行が、なんともかわいい(^^) あとは健吾君、どうかそんな寂しい事は言わないで~。
読了日:07月12日 著者:米澤 穂信
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)感想
11年ぶりのシリーズ最新刊!という割に、物語は高校1年生の2学期から年明けのお話って。。。時系列的に言えば春と夏の間の物語。 怒涛の夏~秋に向けての悪小山内さんでない、スイーツを愛するかわいらし気なところ、もちろん良いのだけれど、物足りなさを感じずにはいられない!?・・・あぁ、読者の私が何よりも小市民化を望んでいないという事か(^^; 涙目の小山内さんがラストにちゃんとリベンジ!やるじゃん小鳩君。やっぱ二人はお似合いだと私は思うのであった。。。
読了日:07月25日 著者:米澤 穂信
高校事変 (角川文庫)高校事変 (角川文庫)感想
優莉結衣。すごいヒロインがいたものだ! 冊数が進んでいるのに時事問題(?)が最近だよなと思えば初版書下ろしが令和元年!作者、執筆速度早すぎ!?(笑) さておき、戦闘がものすごすぎるけど先が気になって。。 友情とか、生きていくうえで必要な知識とか、政治とか世論とか、色々と考えさせられた。 そんな中、いじめられっ子の宮森くんの安否を確認し、そしてつむぎちゃんへの誕生日プレゼントのサインの話で、最初の日常に一気に引き戻った感がなんかすごかった。 最初は…だった八幡総理も悪くなかった。今後の彼女彼らに興味津々。
読了日:08月01日 著者:松岡 圭祐
オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)感想
ドラマの再放送を見てからの再読。ドラマは初めて見たんだけれど、面白い! で、お父さん、生きてる!よかった~。お父さんの会社を見放した銀金マンは大和田じゃないんだ!国税のラブリンもいないし、いちいちホント大げさになってるドラマとはちょっと違うなりゆきにドキドキワクワク。。 個人的に、銀行の職務の一つ、融資先企業が「不渡りを出した!」と相成った時に銀行が用意する、3つの書類の説明が遊び心ありかつ分かりやすく、最高(笑) そして基本的には性善説な半沢さん。十倍返しは怖いけど味方につけたらこんなに心強い人はなし!
読了日:08月08日 著者:池井戸 潤
オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)感想
伊勢島ホテルの担当になった半沢の前に現れたのは。。。 大和田常務と金融用の黒崎!!ドラマの再放送を見てからの久々の再読に、1冊目には二人が出てこなかったからどうしたことかと思ってたけど、よかったよ~( *´艸`)・・・って何がいいのかわかんないけど!? 渡真利が団塊の世代の原因でバブル入行組がトンネルの中を走行する地下鉄組だと熱く語る場面が印象的。 近藤さんの未来に幸があることを祈りながら、半沢の出向先へと舞台を移すとしよう♪♪
読了日:08月10日 著者:池井戸 潤
ロスジェネの逆襲 (文春文庫)ロスジェネの逆襲 (文春文庫)感想
ドラマの結末を見る前に大急ぎで再読。今回原作では大和田出てこないのね。。中野渡頭取もなんだかんだと半半沢感。もちろんラスト(半沢がいないところではあるが)の賞賛は公平感があって、だてに半沢シリーズでのトップの地位にいるわけではないと胸をなでおろした。 バブル世代の半沢が、ロスジェネ世代の森山に「戦え、森山」といった場面が、この物語のすべて。 もちろん、銀行対証券での買収対決は見ごたえがあったし、森山と瀬名の付き合い方がなんとも言えず良い。半沢と渡真利もしかり。でもホント、サラリーマンは、つらいねぇ。。。
読了日:08月16日 著者:池井戸 潤
銀翼のイカロス (文春文庫)銀翼のイカロス (文春文庫)感想
一時代が終わった。もうすぐ出る新作も、時代がさかのぼるとのこと。そりゃ、中野渡頭取であるからこそ半沢が正しい事をやれたんだよね。。旧S、旧Tの融和が行われた東京中央銀行のその後の話も知りたいんだけれどね。。 帝国航空、政治争いの手段にされたけど、この物語の中でも結局当て馬的でなんか気の毒。。。でもここでも新しい時代が来つつあるよね。 気になるのは富岡がラストの方で飲み屋で一緒に語ったのは?中野渡頭取で間違いないの?? ってことと、オネエ黒崎さんが、ドラマのラストでも半沢と仲直り(?)するのかってこと。
読了日:08月23日 著者:池井戸 潤
棲月―隠蔽捜査7― (新潮文庫)棲月―隠蔽捜査7― (新潮文庫)感想
電車の遅延からの、殺人事件解決まで、ストーリーが見事なのは言うまでもなく、このシリーズは人間模様がいい。 ノンキャリ薩摩藩の前園生安部長が意外にかわいらしく、それを立てて(?)、さらに自分の仕事をうまくこなす風間課長、そしてそのコンビの間で大活躍の大森署田鶴君♪ 今回も大活躍の戸高&根岸さんのストーカー事件が思い出せないけど、いい仕事をする二人。 貝塚副署長をはじめとする大森署の人達の為に次の署長もいい人であってほしい。。 息子君の留学に慌てた奥さんが、子供のことになると普通の母親なところがまた愛らしい。
読了日:08月25日 著者:今野 敏
新世界より(上) (講談社文庫)新世界より(上) (講談社文庫)感想
貴志祐介さんといえば「雀蜂」を思い浮かべるのだけれど、今回も上巻ラストで出てきて。。。すっかり蜂作者さんになってしまった!(笑) それはさておき、Ⅰ章若葉の季節では時代考証はもとより、彼女たちの世界が全く理解不能だったんだけど、Ⅱ章になり八丁標の外の世界に出たとたん、ぐんと世界に引き込まれた。果たして、一番危険な場所で眠りに落ちてしまう覚と早希の運命は。。早希はまた呪術を復活させることができるのか。。。(回顧録的な物語で、スタートで生きてるから、きっと大丈夫なんだろうけどね。。) 中巻へ続く!
読了日:09月04日 著者:貴志 祐介
新世界より(中) (講談社文庫)新世界より(中) (講談社文庫)感想
無事に街に戻ってきた5人に待ち受けたもの。。 友達が消え、記憶が操作され、そしてまた友が去る。 守が児童館の窓の外に見たのはネコダマシ?? バケネズミが過去の人間(今を生きる読者の私たち)が通った過ちとして語られているような。。。 果たしてこの先早季のたどる運命は。。。 もう、先が気になって仕方がないので下巻に進みます!
読了日:09月05日 著者:貴志 祐介
新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)感想
結末がどうなるのか。。。一気読み。 悪鬼の正体が、奇狼丸の最後が、悲しかった。 そしてバケヌズミのルーツが。。。あながち私が中巻の感想で思ったことが間違ってなかった!? 1000年後の日本。滅びてしまった私たちが生きる日本。 いつだって新世界だと思うけど、人類のエゴは変わらない。 貴志祐介さん、蜂作家さんどころじゃなかったよ。なんか、すごすぎました。
読了日:09月06日 著者:貴志 祐介
ホワイトラビット (新潮文庫)ホワイトラビット (新潮文庫)感想
このお話は、色んな要素があるが私はオリオン座にスポットを! 今は爆発してもうないかもしれないベテルギウス。そのことは知っていたが、爆発が地球に到達(?)するとものすごく明るいということは初めて知った。そして、オリオンの彼女アルテミスが岩だといわれ討ち抜いたのがオリオンの頭だったことも!?物語ラストで、この逸話がキレイに描かれていたのに、やられた~って感じ( *´艸`) もちろんレ・ミゼラブルは、私は舞台で観たことがあるだけど。。。え?そこでもない? とにかく私は、今回もあっさり、だまされましたとさ(笑)
読了日:09月27日 著者:伊坂 幸太郎
アンマーとぼくら (講談社文庫)アンマーとぼくら (講談社文庫)感想
久々な有川さんの物語はやはり人が生き生きと優しくて、涙なしでは読むことができなかった。。。 沖縄で観光ガイドをするおかあさんと(父親と)ぼくら(僕が二人!?)の3日間の旅。夢か現か。。。 優しくてさらには純粋な3人が過ごした、まだ行ったことのない沖縄に、ぜひぜひ行きたくなった。同じ景色を見たみたい。
読了日:09月30日 著者:有川 ひろ
あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)感想
やはり結が。。。世の中で女の嫉妬ほど強いものはなかったか。。。巻き込まれた幸と賢輔が落ち度もないのにと腹立たしい。。。それにまして憎々しいのは音羽屋忠兵衛!いつかきっと、その鼻をへし折ってもらいたい、と願うばかり! 大坂へ帰り懐かしい顔ぶれに心が温かくなる。 さてさて新しい戦いが始まるよ!負けるな!五鈴屋!! …ところで、今回活躍(?)の梅松さんが、ちょっと思い出せない!?さかのぼってみる!?
読了日:10月03日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)感想
九、淵泉編からの再読。 最新刊で活躍する人々との出会いの巻。お才さん、その夫の力造が染物師に復活する場面は涙涙。。歌舞伎役者菊次郎と吉次。そして富五郎につながった縁。あぁ、これも涙。ましてや、結が江戸にやってきた場面は。。。あぁ。。。としか言いようがない。 再読を決めた梅松さんがまだ名前だけしか登場しない。やはり、八も再読なのね。。。 江戸店を開き、一つ一つ地盤を固めて、新しい地での成功に進む五鈴屋の幸せな1冊であった。
読了日:10月03日 著者:高田 郁
あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)感想
最新刊九から七を経ての再読。 なるほど、梅松さんが江戸に出てきた様子がわかりましたよ(^^)でもってこれも、あの「音羽屋」の因縁の一端だとも。。。いやらしき、にっくき音羽屋め!!そして、結が・・・愚かでならない。と私までもが幸と比べれば立つ瀬もないか(^^; 井筒屋三代目保晴、こと五鈴屋五代目、惣次の登場に!!最新刊も了読した私からすれば、あぁ、やっぱり幸に(色んな意味での)愛があるのだなぁと思わずにはいられない。 無事八代目も決まり、さぁ、これから!!の八巻なのに「衰颯的景象 就有盛満中」の書が染みる。
読了日:10月04日 著者:高田郁
危険なビーナス危険なビーナス感想
どうせ、モヤモヤするんだからとドラマが始まる前に一気読み。再読にも関わらず、まったく覚えてなかった(^^; あ、表題になってる、危険なビーナス(?)な楓さんの事だけは、な~んとなく。。 伯朗の何とも言えない女好きなところが、実は事件のカギなんじゃないかとか!?自分でも笑っちゃう。でも帯にある、「好きにならずにはいられない」ってのが、ちょっとしっくりこないなぁ。 獣医のお仕事が、サヴァン症候群だとかフラクタル図形だとかの小難しい話に、いい休息を与えてくれたね。あ、リーマン予想って最近解決したんだっけ?
読了日:10月11日 著者:東野 圭吾
【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された感想
圧倒的な梨花さんの愛にしびれた。そしてラスト、どうなる事かと思った森宮さんの愛にも。 家族であっても虐待したり殺したり、そんな世の中に優子はなんて幸せな家庭で育ったんだろう!そりゃぁイロイロあったけど。2章でひたすら涙して、最初のページに戻ったら、なるほどともう1回読み始めてしまった(笑) あとがきの上白石さんが梨花さんの言葉として好きな言葉で上げている「楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ」で、そうそう、私はそこでミスチルの歌詞を思ったよ!って変に興奮(笑)
読了日:10月13日 著者:瀬尾まいこ
最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ (角川文庫)最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ (角川文庫)感想
涼彦を通じ、兄一憲の高校生時代を知る事が出来て反省する海里くん。感情表現がお互い下手なだけで、とってもいい兄弟だ(^^) 奈津さんが五十嵐家にいい風をふかしてくれてホント良かった。 そして涼彦さん、びっくりだね。でもとても清々しい。そして一憲の友達だけあって、いい人(笑)一憲との関係はもちろん、「弟!」って海里ともきっといい関係になれるね(^^)そしてさらに、過去の後悔と思い込みが解決してよかった。これからも、きっと大活躍してくれる!?命を大事にね♪ ストーカー男の言動は、今も昔も、怖すぎました(T_T)
読了日:10月16日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス (角川文庫)最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス (角川文庫)感想
シリーズ5作目は、夏神さんとそのご師匠船倉さんとのお話。 夏神さん、まだ語れない過去があったのね。。。でも、許してくれてなかったとはいえ、再びお店を訪ね、語り、そしてちゃんとお別れできてよかった。夏神さんが「助けてくれ、イガ」って言ったくだりは。。。自分を追い込んじゃう人なんだね。でも、ちゃんと乗り越えられそうで何より! 海里くんにも、また新しい未来が見えてきた予感。。。 で、わかります!モロゾフのプリン!!の容器!!!西宮で一人暮らしをしていたころの我が家にも、たんと空容器がありました!(笑)
読了日:10月17日 著者:椹野 道流
教場 (小学館文庫)教場 (小学館文庫)感想
キムタクさんのドラマから原作をと読んでみた。 私個人の意見、お巡りさんは、罰金とるイメージしかなくていけ好かない。。。けど、お巡りさんになるって、まじでこんな大変な研修(?)受けないとだめなの??って思ったら、ちょっと見直す(!?)かも。 で、風間教官。どんだけ観察眼鋭いの??眼、1個しかないのに!? すごい人だろうけど、もし私がこの教場にいたと仮定すると(まぁ絶対にないけど)、良くも悪くも、私に目を止めないで~って願うばかり(^^; 見放されるのはもちろんだけど、見込まれるのも、ちょっとごめんだ。。。
読了日:10月26日 著者:長岡 弘樹
教場 (2) (小学館文庫)教場 (2) (小学館文庫)感想
教場シリーズ第2弾。 今年初めのドラマの中で珍しく覚えていた敬慕の話はこの2巻だったのね。なんだかんだと言っても警察はまだまだ男社会だから、ドラマでは女子の存在を両方出しちゃったのかな?でもそれなら、今回鬼教官として大活躍の助教の友永さんは2でドラマ出演なるか!?(笑) 桐沢君と美浦くんの距離が何ともステキだった。第100期短期過程の学生は、彼らがいて、よかったね(^^) そして、美浦くんと彼の父のほんのちょっとのエピソードがとても素敵でした。
読了日:11月03日 著者:長岡 弘樹
教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫)教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫)感想
シリーズ3作目は0という通り、時系列が1の前に戻る。すなわち、教場の教官になる以前の物語。 就任3か月の新人が送られる風間道場。 転任届をちらつかせる、半引導はこの時代から!(笑) そして義眼に至る事件も描かれる。 ただ、個人的感想を言えば、この番外編は、そこらにある警察小説となんら変わりがないかなぁ(^^;未知の警察学校という現場でこそ、厳しさが光る!的な。。。
読了日:11月08日 著者:長岡 弘樹
刑事の怒り (講談社文庫)刑事の怒り (講談社文庫)感想
夏目刑事4作目。母親の遺体を目に付く所において過ごした娘。レイプにあった女性が起こす殺人事件。外国人就労者(学生)の現実。どれもこれも悲しいが、ラスト表題作は。。自身で動くことができない患者。彼らはそんな状態で生きていて幸せなのだろうか?この疑問は私自身にも経験があるのでなんともつらい言葉である。ただ、それを逆手にとった(?)犯人に対し、夏目が怒るのは当然だ。「刑事の怒り」という表題を見て、あれ?夏目さんって優しい人だったはず?の疑問も解ける。そして患者が望んだ事でなかった事は物語だとしても救いであった。
読了日:11月11日 著者:薬丸 岳
コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
シリーズ7作目は、ねここが出前にでかけたり、はたまた星野百貨店に住む猫がでてきたりと風早の街のあちこちで優しさがあふれた。 淳君の魔人との格闘、千香ちゃんのお手紙の返事、行方のミステリー、瑛太君(と想君)の大冒険。それぞれ素敵でした。 「人の子が魔法を信じるならば、魔法もまたきっと、人の子に寄り添うもの」 こんな世の中だけど、いや、こんな世の中だからこそ、私も魔法を信じていたい。そして作者のように、嫌なことがあればその後の良い事を信じて、よっしゃ!と喜びたい(笑)
読了日:11月15日 著者:村山 早紀
コンビニたそがれ堂 猫たちの星座 (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂 猫たちの星座 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
なんでも売ってる不思議なコンビニたそがれ堂にやってきたのは、化け猫になれる薬を求めた一匹の子猫。それに対して店員ねここは以前たそがれ堂にやってきた2組の、幸せな猫と飼い主さんの話を聞かせる。。。 涙なしでは読めなかった。私は猫より犬派だけれども、それでもやっぱり、こんな風に傍にいて優しく心を慰めてくれる猫がいたらいいなと思ってしまうほどに。。。
読了日:11月26日 著者:村山 早紀
星をつなぐ手 桜風堂ものがたり (PHP文芸文庫)星をつなぐ手 桜風堂ものがたり (PHP文芸文庫)感想
桜風堂物語続編にして完結編。いつもながら、やはり前作の内容をほぼ覚えてなかったけど、そんなことそっちのけで、先に先にと読み進んだ。 一整君と桜風堂、銀河堂書店、さらには桜野町を巻き込んでの一大イベントへ向かって、人々が暖かすぎる(#^^#) 藤森さんと来未ちゃんもいい出会いだった♪ そして文庫版のためのあとがきで!!エピローグじゃん(笑) ちなみに私は近々はもっぱら本はネットで買う。。でも本屋さんに行く幸せは今もやっぱりやめられない。無くなってほしくない。その矛盾に心がざわざわする物語でもありました。
読了日:12月05日 著者:村山 早紀
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)感想
郁也くんのピアノを聞いたあとの多恵さんが話す『あきらさん』に混乱した私。あの引っ掛かりを、ラストで私は残念がる。。もうちょっとだったのにねと(笑) 理帆子のドラえもん愛に基づく成長(?)の物語。我が家にもコミックが並んでたのにほとんど覚えてなかった道具たち。でもほんとドラえもんってすごいんだなと。。。 少し不在、少し不足の二人がすごくステキでした(*^^*)
読了日:12月13日 著者:辻村 深月
モモ (岩波少年文庫(127))モモ (岩波少年文庫(127))感想
ドラマ35歳の少女で重要な小道具になってた本作。 作者のあとがきで、これは過去の話のように語ったけれど未来の話として語ってもよかった。。と言っているのが言い得て妙!だって物語は1977年とかに書かれてて、今2020年に読んで、とっても耳が痛いのだから。。。 時間を貯蓄しなければ、無駄にしてはいけないと焦る人間が、そうすれば幸せになれると勘違いしてどんどん不幸になる。。。ラスト灰色の男たちが自分の命を守るために繰り広げる争いがすべてを物語っていた。。 限りある時間をなるべく心豊かに過ごしたいものです(^^)
読了日:12月19日 著者:ミヒャエル・エンデ
Mr.Children 道標の歌Mr.Children 道標の歌感想
全然知らなかったミスチル初期の頃の話がとても興味深かった。当時や今回改めてのメンバーの「言葉」がたくさん書いてあって、ミスチルの音楽とともに、自分のミスチルとともにあった25年をも思い返すいい機会になりました。 帯に書いてる桜井さんのコメント。「ミスチルの事、深く知ることが出来たきがします。好きになりそうです。」に深くうなずく。。。いや、もうずっと前から、好きですけどね(笑) 詩集ぽいのを想像してたので、読みごたえに、大満足です!
読了日:12月20日 著者:小貫 信昭
風間教場 (小学館文庫)風間教場 (小学館文庫)感想
今までのシリーズに比べると、生徒より教官側からの話に重きがあった?平助教、久松校長そして、卒業生宮坂など。。 そして冒頭から違和感を感じていた風間教官の異変。。。 なるほど、これが新年のドラマの原作なのね。そうなるのねと。 記者志望の兼村、そして杣利、伊佐木。誰しも警察官の素質があるものが、選抜されて警察学校に入校してくるのだと。それを伸ばしてやれるか、あきらめるか。人生も同じなんだなぁと。。。 あ、もちろん、平さんとの物語0はも一度確認しました。つい、先月に読んだところなのに(-_-;)
読了日:12月27日 著者:長岡弘樹

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