三谷幸喜さんの舞台作品を見た後に、あら、この映画見てないってことに気づいちゃいました(笑)
ステキな金縛り
2011年10月に劇場公開されました。
弁護士の深津絵里さんが、証人として、落ち武者の幽霊を法廷に呼んだってお話。
(はしょり過ぎて意味不明!?)
さすが、三谷作品。
最初っから飛ばしてくれますよ~。
妻を殺したとされる被告が、事件当日にいた場所が
で、現場の視察にいった深津さんが乗ったバスのナンバーが
5963 ご苦労さん って(笑)
最初っから、楽しさ満載。
そのしかばね荘の宿の主人が浅野和之さん。
ベッジバードンの11変化を思い出して笑っちゃいます
ちょいやくで、豪華なキャストが出てくるのも三谷作品の楽しさですが
売れない役者さんに佐藤浩市さんが出てきたら、もちろん前作マジックアワーを思い出すし
お医者さん役の唐沢寿明さんってくれば、白い巨頭!
市村正親さんの妖術師(?)も。。。。
内容に戻ると。。。
落ち武者の西田さん、見える人と見えない人がいるわけで、その見える条件ってのがあるわけです。
1.最近ついてない人
2.最近死を身近に感じた人
3.シナモンが大好きな人(こんなわけのわからなさも三谷作品ならでは!?)
じつはこれに当てはまる、検察の中井貴一さん。
見えないふりしちゃってたけど、亡き愛犬ラブとの再会場面は、泣けます。。。
でも、普通の人には犬が見えないわけで、かなりおかしなおじさんになってて笑えるし
3つの条件を備えた深津さんだけど、裁判に勝利して1の条件からはずれちゃって、
ラストの場面、亡き人たちがみえなくなっちゃうんだけれども、
最後に西田さんが、深津さんに言ったステキな言葉
そなたは 大したお人よのう
知恵もあれば 勇気もある
ただ そなたに足らぬものがあるとしたら。。。
それは 自信じゃ
己を信じること
自分を信ぜずして誰が信じるか
自信かぁ。。。
確かに、自分が自分を信じてあげないと、他人は所詮他人だものなぁ。。。
とにかく、あちこちに、笑いがちりばめてあるんだけれども
笑いの中に、感動や、教訓も入ってる。
ステキな作品です。