makiのきまぐれブログ

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萬斎勝呂x三谷幸喜「死との約束」

3月6日に放送されたドラマ「死との約束」やっとみた。

 

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これはアガサクリスティー原作本を三谷幸喜さん脚本で、エルキュールポワロという探偵を野村萬斎さんが演じる勝呂に、そして舞台を日本に設定したシリーズ第3弾。

1作目は、オリエント急行殺人事件。2作目は 黒井戸殺し。

超有名どころに比べ、一気にマイナーな作品になったなぁ。。。どんな話だったっけ?大量の積読本の隙間をぬって、放送前に本は無事に了読した。

それで安心しちゃったのかな。1か月以上ハードディスクで温めてしまいましたが、やっと観ました!2時間40分はCMはさみと言えども結構長かった。

おまけに、事件が起きるまでが結構長くて。。。だらだらとしてしまった感!?

…って偉そうに言いながら、たった1か月前に原作読んだくせに、「あれ?これって犯人誰だっけ?」と思い始める自分に(;'∀')。でも、あの勝呂の、「どんなに悪党でも殺されるのは1個の命。殺人を見逃すことはできないんだ!」という正義感を振りかざし、余計なことをする姿に、犯人を思い出した。だって、本読んだ時にも、おんなじこと思ってるもん(笑) 記憶って、何がきっかけになるかわからないものです。。。

 

クリスティー野村萬斎さんのスペシャルドラマ第3弾のニュースを見て、久々にクリスティー棚を広げ、再読。が、20年も前に読んだ作品の内容はきれいさっぱり忘れ、途中思い出しもしなかった(^^; ポワロ氏が大佐に言われ書きだした要点の表を見て私は思った!あぁこれは、ボイントン夫人が家族たちを永遠の支配下におさめ苦しめ続けるために自害したのだと思った。はて、なぜそう思った?実際彼女が死ねば結局は家族は幸せになるのだ。。 自分の正義感だけが強く、いらぬことをするポワロ感満載だったけど、ラスト、皆が幸せで、よかった。

 

それにしても、エジプトを、熊野古道という舞台を変換し、登場人物群とか事件を変えることなく、それでも違和感なくおさめてしまったの三谷さんの脚本力は見事でした。

 

そしてももちろん、松坂慶子さんのお芝居がお見事で。。。重要な場面の「私は忘れませんよ!」の迫力はホントに、すごかったし、家族のみんなを支配下に置くえらそぶりも見事でした(笑)。そして、それに伴う長男(山本耕史さん)、次男(市原隼人さん)のふがいなさも、ある種、見事でした( *´艸`)

 

クリスティーは、就職したての頃に一気読みしたので、また読みたいな~とは思いながらも、なかなかそこまで手が回らない状況。だから、また、このスペシャルドラマをやっていもらえると、いい機会になるので、期待してます。。。

 

前半すっかり馬鹿を演じる勝呂さんが、犯人を追い詰める土壇場。萬斎さんの演技が光ることは、もちろん言うまでもありません。。

 

でもその勝呂さんと、私の記憶に残る原作の「最後の事件」によりポワロは私にとって、かっこいい探偵(あ!名探偵ね!)でない、イヤミでヤなヤツ力が高いのよね(^^;というのは…ここだけの話。