第Ⅲ部 法廷 これにて完結しました。
宮部みゆき ソロモンの偽証
素敵なエピローグでした。
弁護人助手を務めあげた、野田少年が、先生として城東第3中に戻ってくる。。。
本編は、20年前の出来事。。。
「あの裁判が終わってから 僕ら 友達になりました」
すべて明らかになりました。
責任があるといった神原弁護士の告白
真実(!)の追求を最後まで現実から目をそらすことなくやり遂げた藤野検事
あくまで彼女の真実を語った三宅証人
でも、その彼女の姿はステキだった。。。
もちろん野田助手の最後の反対尋問もみごとだった。
不良少年だった大出被告人だって、ものすごく成長した!!
実に多くの問題が描かれている作品でした。
まさか、最後でこんなに涙するなんて、ちょっと想像してませんでした。
犯人探しのミステリーであって、それだけでない
いじめとかなかよしこよしの学校生活って学園モノであって、それだけでもない
やたらとこ難しい、裁判ものであるけど、これもまたそれだけでない。。。
自分との向き合い方とか
友人、家族との付き合い方とか
とにかく、いろんな要素が集まって、あぁ、生きてくってこんなことなんだ。。。
かなりの長編なんで、すぐには無理だろうけど、
もういちど、結末を理解して、読み返したい1冊(3冊?)です。