映画界で「勝手に」最終作と銘打れて、ひとり怒りに燃えていたけれど。。。長らく新作が出なくって、ホントにもう終わりなんだろかと思っていたら遂に！！
東野圭吾さんの、加賀シリーズ最新作「あながた誰かを殺した」
…って偉そうに書いてるけど、実は私勘違いしてて、新作発売を知らなかったという。
○○が○○を殺したシリーズ、ちょうどこの新作が出る前に、新装版が発売されてたのね。で、この本の発売案内も確かに受け取っていたのだけれど、、、。はいはい新装版に御用はございませ～んって思ってたの。
で、発売日だったのかなぁ。梅田の町を歩いてたら、阪急のショーウインドー前の紀伊国屋で、東野圭吾最新作入荷！って書いてあって、あらあら・・・・なんて思ってたら単行本って書いてあるし、お値段も1900円とか。。。
？？？？？？って思いながら入店したら、平台にたくさん並んでる本作。。。
ちょっと、衝撃的でした笑 すでに私、惑わされてるやんって(^^;
一応、具体的なネタバレはしてないつもりですが。。。どこまでがネタバレになるかは人によって違うので、未読の方はご注意を<m(__)m>
あわてて購入。のまえに、また調べたのね笑 休職中の加賀恭一郎が・・・ってなってて、え？？休職中？？？確か前回確執のあった父上が亡くなって・・・・母上も見つかって・・・人生の苦悩には終止符を打って、新しい気持ちで、看護師の金森さんと、ちょっといい関係を築いていけそう・・・って感じだったんじゃないの？休職って何なの？？
って心配。。。。が、今時の働き方改革の一環？的なお休み理由でホッとした笑
おまけに、まず、金森さんが出てきて、そこからの紹介で加賀さんが登場するっていうパターンは、あぁ、金森さんと、うまくやってるんだ。。。って感じでなんだか感無量って感じ( *´艸｀) 加賀さんとは、付き合いが長すぎて、もう、誰目線って感じです。
で、事件です。別荘地でおこった無差別連続殺人？？犯人は逮捕されるも、死刑を望むから話はしない！！って、なぜ、殺されなければならなかったのか？が一向にわからなくて、「検証会」を開くことになり、遺族の一人と加賀が同行し、事件を解明しようとするお話。。。
最初、登場人物たちの何人かの目線で物語がスタートするんだけれども、事件解決の後、もう一度、最初に戻ると、それぞれが、ちょっとずつ嘘をついてることが判明する。あぁ、東野圭吾らしいなぁ。。。なんて。。。
謎解きの場面では、どんでん返しの連続！？目まぐるしく犯人が変わっていく（？）のに、ついていくのに精いっぱい。で、まさかの犯人に、驚いて、でもあぁ、やっと決着・・・って思ったら。。。
一番平凡で、無関係に巻き込まれた感の彼女。なにかありそうだとは思ったけれどそれも気のせいかと思ったのに。。。
別荘に来てた二人の子どもから見た大人への嫌悪感。あぁ、私もそんな大人になっちゃったんだなぁ。。。なんて思いつつ・・・・
バーベキューの言い出しっぺであり、検証会の言い出しっぺでもある高塚氏、なんだかとっても怪しかったけど、読み終えると、空回り感がすごい笑
・・・にしても4軒の別荘の住人たちの人生模様、激しかったなぁ。。。今後の見通しに唯一光が見えた気がする櫻木家。幸せになってほしいな。
そして、加賀さんの次は、やはり湯川さんのその後が知りたい。。。って、終わらない、ループ！？笑
そういえば、福山ガリレオ、映画もＳＰドラマも、まだ見てないや汗ってのは余談。
