makiのきまぐれブログ

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宮部みゆき この世の春(上)

先日からね、ちょっとひどいことになってます。私の頭の本棚が。。。

っていうのも、新刊ラッシュに入っておりまして^^;

宮部さんと東野さんは随分前からチェックしてて、ドキドキしてたわけなんですけどね
そのほかにもどんどん最新作なるものが文庫化されておりまして・・・

高田郁さんの商い世傅であるとか
三浦しをんさんのまほろば駅前とか
池井戸潤さんの銀翼のイカロスとか・・・

おまけに、映像作品ってことで、打ち上げ花火上からみるか・・・とかも
積んである。
それのもとになった話とかっていう、少年たちは花火を横からみたかった
岩井俊二さん、映像がすごく好きで彼の本っていうので買っちゃったし。。。

もうすぐ、西加奈子さんの サラバ! も文庫化されるって・・・

どれもこれも手に付けたい衝動で、本読むスピードが上がってます。
これは、読んだはずなのに、覚えてなさそう^^;

そんなわけで、忘備録までに・・・
っていうか、上下巻、最後まで読んじゃってからだと、半分読んだだけの
私の気持ち、すっかり、変わっちゃってるかもしれないでしょ!!^^;
間違った方向に行くのは、現実の方位的なものだけでなく、頭のなかでも、よく起こる私ですから・・・

宮部みゆきさん、この世の春(上)



時代小説です。
お殿様(藩主)が乱心されて、クーデターじゃないけれど、周りの重臣たちに代替わりさせられる。
ひょんなことで、そのお殿様の治療(?)のために、仮の牢獄によびよせられた主人公多紀さんのお話。

乱心、といっても、読み進めるところによると、多重人格障害に陥ってるお舘さま。
医術の進歩はまだまだそんな先進的なことについていけてなくて、
外国で学んだお医者さんの新しい考えのもとで、多紀さんと、もとの重臣たち、
お舘さまの乱心を、ほおっておけないみんなが治療っていうか心の闇に踏み込んでいく・・・って感じ。

お舘さまは、かつて乱心中に先代を殺してしまう!なんてこともやっちゃってるわけだけど
ずっとその以前から、その、記憶喪失っぽい、人替わりてきな事はおこってて。。。
原因を追究していこうと、みんな心を決めたその時、やっかいな人格が登場して下巻に続く・・・


読んでるうちに、あぁ、これって、多重人格障害だ!
多重人格って言えば、アルジャーノンに花束を で、衝撃受けたよな
アルジャーノンっていえば、先日ダウン症の治療に役立つかもしれない化合物に
そんな名前つけられたよな。
お医者様が、今でこそ当たり前の話でも、物語の当時でいえば不思議なことに
おくせず取り組んで、解決しようとする。。。これって、前読んだ 鹿の王 とおんなじだよ
とか、連想されることが、多々出てくるわけですよ。
あぁ、、私って、なんかこういうタイミングのめぐりあわせ、よくあるよな~。とか諸々雑念。

とか言いながらも、宮部さんの時代小説って、物語の筋がものすごくしっかりしてて
興味深々、ドキドキしたり、泣いたり、笑ったり、恐れたり・・
善人はもちろん、悪人と呼ばれる人にだっていろいろな事情があって、
それぞれの生活が(過去も今も含めて)いろいろちりばめられてて

最終的にはつながってくる、町で起こってる神隠しにあったとされた子供失踪の事件だとか

雷と火事で家族を亡くし、大やけどを負った女の子も、なんか、気になる・・・

お舘のいわれとか。。。むかしっからいる、従業員(?)の過去とか。。。

死者の魂をあやつれる人の村の、焼失とか。。。

そしても、もちろん、お舘さまの、人格分離の原因とか。。。

仕事とかしてないで、下巻を読みたい気分満々です。
本の紹介では、ラスト、ものすごい仕掛けがまっているそうな・・・

ドキドキわくわくですな