基本、家で読書はしないんだけど、5日もお休みがある今年のお盆。
池井戸潤さん ようこそ、我が家へ
最近テレビドラマにひっぱりだこで、まぁ企業系のお話。。。というイメージがある。
それにひきかえて、穏やかな題名だなぁ。。。などと読み始めたつかの間
銀行から出向して務めた会社がおかしなことをやってる。
正さなくていいのか??
。。。。ってコレ、半沢シリーズの2冊目近藤さんの話にかぶってないかい??
と思いきや。
電車でルールを守らない人を注意したら、その人が家にいたずらをするようになった。
自分は相手を知ってるけれど、自分は相手の素性も何も分からない「名無しさん」
たとえばネットで悪口を言っても自分が特定されることがない匿名社会の怖さが
迫ってくる。
その匿名の犯人に迎え撃つ言葉として 「ようこそ、我が家へ」 であるのだ
(多分、そう言う意味の題名だと思うんだけど、あくまで私の解釈です)
この2つのストーリーが複雑に絡み合いながら物語が進んでいくのだけれども
家の方の事件が、家族のいろんな事情をも巻き込んで犯人が一人じゃない??ってのも
現代社会の怖さがあって。。。
やっぱり、池井戸作品で、色々と考えさせられながらも、どんどんと物語に引き込まれていきました。
4月の増税前に買い込んだ大量の本も残り少なくなってきましたが、
今月は宮部さん、東野さんが共に新作発売!
あちこちでお勧めの本なども久々にまとめ買いが進んでおりまして。。。
もう1冊くらい、お盆休みに読めるかな?