狐火の家
黒い牙
盤端の迷宮
犬のみぞ知る Dog knows
黒い牙
盤端の迷宮
犬のみぞ知る Dog knows
の4作からなる短編集。
まずは表題にもなっている『狐火の家』
密室殺人を、居直り強盗殺人に見せかけるために空けた北側の窓。
実際には、そこからの逃走は不可能だったために
犯人が自分だということを、犯罪のプロ(!?)の榎本にわからせてしまうことになる。
実際には、そこからの逃走は不可能だったために
犯人が自分だということを、犯罪のプロ(!?)の榎本にわからせてしまうことになる。
榎本は、この事件の真相をわかりながらも、違う答を披露する。
しかしそのために、別の犯罪が発生してしまったことに憤りを感じ
「あれ以上追及するつもりはなかった事件。
第二の事件が起こり、無関係な人間が殺されてしまった今、見逃すわけにはいかない」
って動きだす。。。
しかしそのために、別の犯罪が発生してしまったことに憤りを感じ
「あれ以上追及するつもりはなかった事件。
第二の事件が起こり、無関係な人間が殺されてしまった今、見逃すわけにはいかない」
って動きだす。。。
続いて『黒い牙』
青砥弁護士、天然作列のお話(笑)
ペットの命をめぐっての相談から物語は始まる。
ちょっとヲタク系の要領をえない相談に青砥はペットを猫と考える。
それが、実はタランチュラだった。。。
それがわかっていく過程が私にとっては、とてもおかしかった。
ちょっとヲタク系の要領をえない相談に青砥はペットを猫と考える。
それが、実はタランチュラだった。。。
それがわかっていく過程が私にとっては、とてもおかしかった。
最後の場面が衝撃的。
本来餌とするコオロギに食いつくされてしまったタランチュラ。
まさに弱肉強食。人間の世界なんて甘いもんです。
本来餌とするコオロギに食いつくされてしまったタランチュラ。
まさに弱肉強食。人間の世界なんて甘いもんです。
『盤端の迷宮』
将棋界の話不正をめぐって殺人が起きてしまった話。
最後に『犬のみぞ知る』
容疑者となるのは、殺人を深刻に受け止めていない劇団員の集団で
勝手にあれ、犯人○○くんでしょ~って言いながら本を書いてしまおうとする脚本家
私でも彼でもないから、犯人はあの人でしょって言ってしまえる劇団員
噂を聞いたたって話題に、しょっちゅうやるわけじゃないって犯行を否認する人。。。
みんなんとも、あっけらか~ん(笑)なのだ。
勝手にあれ、犯人○○くんでしょ~って言いながら本を書いてしまおうとする脚本家
私でも彼でもないから、犯人はあの人でしょって言ってしまえる劇団員
噂を聞いたたって話題に、しょっちゅうやるわけじゃないって犯行を否認する人。。。
みんなんとも、あっけらか~ん(笑)なのだ。
信頼を得るには長い時間がかかるが、失うのは一瞬
この作品の中で、青砥先生が表題に出てくる「犬」について
「まさか、牙が黒いとか、肢がたくさんあるとか、そういうことなない?」って聞く場面があるの。
青砥先生、天然さんでも、学習能力はあるのね~
ってちょっとうれしくも、おかしかった私なのでありました。
「まさか、牙が黒いとか、肢がたくさんあるとか、そういうことなない?」って聞く場面があるの。
青砥先生、天然さんでも、学習能力はあるのね~
ってちょっとうれしくも、おかしかった私なのでありました。
ミステリーなんだけど、榎本や青砥先生の性格がたのしくて、謎解きの過程?っていうか
なんかちょっと違ったジャンルの楽しみができる作品です。
なんかちょっと違ったジャンルの楽しみができる作品です。