makiのきまぐれブログ

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狐火の家

防犯探偵・榎本シリーズの第2弾
先クールの月9ドラマ、大野君主役の「鍵のかかった部屋」原作本



狐火の家
黒い牙
盤端の迷宮
犬のみぞ知る Dog knows

 

の4作からなる短編集。

 

すべで、ドラマで映像化されました



まずは表題にもなっている『狐火の家』

 

密室殺人を、居直り強盗殺人に見せかけるために空けた北側の窓。
実際には、そこからの逃走は不可能だったために
犯人が自分だということを、犯罪のプロ(!?)の榎本にわからせてしまうことになる。

 

榎本は、この事件の真相をわかりながらも、違う答を披露する。
しかしそのために、別の犯罪が発生してしまったことに憤りを感じ
「あれ以上追及するつもりはなかった事件。
第二の事件が起こり、無関係な人間が殺されてしまった今、見逃すわけにはいかない」
って動きだす。。。

 

泥棒には、泥棒なりのポリシーがあるんです

 

あと、お金って、怖いねぇ・・・人を狂わせる◎
でも狂うくらいのお金を手にしてみたいも思う私なのであった。。。



続いて『黒い牙』

 

青砥弁護士、天然作列のお話(笑)

 

ペットの命をめぐっての相談から物語は始まる。
ちょっとヲタク系の要領をえない相談に青砥はペットを猫と考える。
それが、実はタランチュラだった。。。
それがわかっていく過程が私にとっては、とてもおかしかった。

 

昨日何かのテレビで昆虫好きの女の人がカブトムシ、その巨大幼虫、さらにはごきぶり!を
いとおしげに自慢してたけど、私だってカブトムシまでは許せたけれど・・・

 

蓼食う虫も好き好き

 

まぁ、いろんな人がいるから、この美しくも素晴らしい世界
楽しくって不思議に満ちているのでしょう

 

最後の場面が衝撃的。
本来餌とするコオロギに食いつくされてしまったタランチュラ。
まさに弱肉強食。人間の世界なんて甘いもんです。



『盤端の迷宮』

 

将棋界の話不正をめぐって殺人が起きてしまった話。

 

今のコンピューター技術って進んでるから
名人より先に、すぐれた手を発見してしまうことがあるらしい

 

将棋って、小さいころにやっとことがあるだけだけど、奥が深いんだよね~
おまけにプロ棋士になるためには、○歳までに○段クリアーが年齢制限もあるんだって。

 

知らない世界を体験できるから、本を読むのが私は好きです



最後に『犬のみぞ知る』

 

容疑者となるのは、殺人を深刻に受け止めていない劇団員の集団で
勝手にあれ、犯人○○くんでしょ~って言いながら本を書いてしまおうとする脚本家
私でも彼でもないから、犯人はあの人でしょって言ってしまえる劇団員
噂を聞いたたって話題に、しょっちゅうやるわけじゃないって犯行を否認する人。。。
みんなんとも、あっけらか~ん(笑)なのだ。

 

信頼を得るには長い時間がかかるが、失うのは一瞬

 

深い言葉である。
私、なぁんにも考えないで、言葉発しちゃうこと、あるんですよね。
だいぶ注意深くはなったんだけど。。。

 

この作品の中で、青砥先生が表題に出てくる「犬」について
「まさか、牙が黒いとか、肢がたくさんあるとか、そういうことなない?」って聞く場面があるの。
青砥先生、天然さんでも、学習能力はあるのね~
ってちょっとうれしくも、おかしかった私なのでありました。

 

最近、学習能力のない人ってホントにいるんだってことを、
まざまざと、そしてこれでもか!!ってくらい見せつけられている人生です



ミステリーなんだけど、榎本や青砥先生の性格がたのしくて、謎解きの過程?っていうか
なんかちょっと違ったジャンルの楽しみができる作品です。

 

とても感想文になってない、本の話だけど、きれいにまとまったかな

 

シリーズあと1冊文庫化されてますが、次に読むのは別の本です