makiのきまぐれブログ

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大倉崇裕 福家警部補の挨拶

最近、ドラマの原作ばっかり読んでる気がしないわけではないんですけど。。。
 

 
火曜9時、檀れいさん主役でやってるドラマの原作
大倉崇裕さんの福家警部補の挨拶、読み終わりました。
 
この作品は、いわゆる古畑任三郎形式、
まず犯人が殺人を犯す場面が描かれて、その謎を刑事が問いて行く。。。
初めて知ったのですが、これを「倒叙形式」と呼ぶそうです。
 
で、この倒叙形式、私たちの世代で言えばもちろん先に述べたように古畑さんですが
作者としては、「刑事コロンボ」に多大なる影響を受けて、この作品に挑んだとか!
私、コロンボ、知らないのですが、コロンボファンには、この福家警部補が
まさに、女コロンボだそうで。。。
そんな熱い思いを、あとがきで、小山正さんが語られてますが、
それを読んで、さらに本編をもう一度読むと、楽しさ倍増!と思われます。
 
って、いつものことながら、前が気が長くなってしまいましたが。。。
本編には4作の短編がおさめられておりまして
 
最後の一冊
愛情のシナリオ
月の雫
 
私はドラマで、愛情のシナリオと月の雫を見ていましたので、
本を読み始めたら、ドラマと原作の違いに、結構戸惑ってしまいました
 
本家の福家警部補は、ドラマのようにぱちぱちとポラロイド写真を撮ったりしませんし
吾郎ちゃん演じるなんだか意地の悪そうな上司も出てきません。
(福家さんの捜査の口上として、上司が細かいことを気にするってのはでてきますが)。
映像化するっていうのは、そういう華やかさ(?)が必要なのね~などと
変なところで感心してしまいます。
 
おまけに、男女逆転なんてのも往々にしてあるパターン。
 
月の雫
ミステリーの女王、片平なぎささんが、犯人役ってことで話題になりました!?
ドラマで見たときに、かやた酒蔵の経営者、かたや事件捜査の責任者
同じ成功した女性同士の苦悩、、、みたいなの分け合いながらちょっとした友情。
もちろん圧倒的な片平さんの演技ももちろんですが
主人公が、友情(?)と、刑事としての誇り(?)のはざまで揺れ動くさまとかが
すごく見事だと思ったところだったんで
酒蔵の経営者が男性!だった原作には、正直がっかり(?)してしまいました。
 
 
まぁ、そんなことはさておいても、主に会話で進行していく物語は
とっても読みやすいですし、
犯人が最初に犯行を行ってるので、犯人を推理できない私にとって
なるほど、捜査ってのはこうやって糸口を見つけていくのね~などと、
お勉強にもなってます。
 
原作でもとてもスリリングだったオッカムの剃刀
先週と今週で2週にわたりほうそうされますね~。楽しみです。
ちなみに「オッカムの剃刀」とは修道士、オッカムさんの言葉で
「実在物は必要以上に増殖されるべきではない」ということらしい。
???だわ。
説明を聞いても、私よく理解できませ~ん*1
 
 
ドラマと並行しながら、現在あと2冊ほどシリーズが発売されてるみたいなので
これも読んでみることにしましょうか

*1:+_+