makiのきまぐれブログ

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湊かなえ 白ゆき姫殺人事件

単行本として発売されたころから、ずっと読みたかったんだれでも
我が家には本が大量に積まれてきたので、ハードカバーを買うのは
東野さんと宮部さんだけにしよう。。。
そう思って、文庫化されるのをずっと待ってました!!

湊かなえさんの「白雪姫殺人事件」

「これであなたも白ゆき肌」のキャッチフレーズで有名な「白ゆき」って石鹸を販売している化粧品会社の
それこそ白雪姫の様な美人さんが、山中で数十か所も刃物でさされたあとに火をつけられて殺された。
容疑者として浮上したのは同じ会社で被害者の同期の美姫さん。
「美しい姫」の名前をもつとは、なんともまぁ。。。
この二人と同じ会社で被害者の仕事上のパートナーが雑誌記者さんの彼(?)に相談をもちかけたことから
記者さんが、取材を始める。。。

本文は、その記者さんから取材を受けた人たちが、自分の言葉で語っている。。。という形式で進んでいく。

ちょいと変わった形式だけど、湊さんって、こういうの好きよね~なんて読み進めてました。
ひょんなことで、最初に買ったときに新刊のご案内とかってチラシがはさまってるでしょ?
そこが開いて、ふと目をとおすと、SNSっていうんですか?誰かがその事件の事を呟いてる形式で。。。

1章読み終わった後に、そういえば、参考資料①頁○○~とかって書いてあった?ってみなおしてみると
そこは、その記者さんが、本文の語りと同時進行(?)でつぶやいてるわけでして。。。
そしてまたある時は、その記者さんが書いた雑誌記事だったりするわけでして。。。
で、後半資料は、事件解決の新聞記事になっていくわけでして。。。

内容はもちろんなんだけれども、この文体に、引き込まれてしまった私なのでした

表題に「殺人事件」とあるわけですから、もちろん犯人は誰だ??ってミステリーだと思いきや、
自分の思い込みで何の責任もなくつぶやくSNSの怖さ
いわゆる、ゴシップ好きの雑誌とはいえ、マスコミって言うかそういうのに影響されて
ホントじゃないことを「事実」と信じ込んでしまう人(もちろん私も含めて!)の無責任さ!怖さ。。。
そういうことを作者さんからつきつけられてしまった感、満載です。


これ、3月の末に映画上映されるそうなので、犯人については触れませんが。。。
!!!!!でした。

そして、職場のストレスとか、女同士の怖さとか。。。
私もいつ人を恨んで殺人者になっちゃうか、わからんね~*1と自分に置き換えてみたりして。。。


そうそう、映画化にちなんでなんでしょうけど、この本が手元に届いた時ちょいとビックリしました。
表紙が、注文したものと違う??もろ、映画の宣伝なんですけど。。。ってめくるとまたさらに表紙がでてきた!
本の写真奥にあるのは、いわゆる、「帯」だったんですね~。
帯って普通は本の下3分の1くらいのものだけど^^;


こんなところも、独特だな~なんて思った私は、あちらさんの「思うつぼ!?」
なんとも安易な読者な私なのでした。

賛否両論あるみたいな感じですけど、私この本楽しみました^^どう??

*1:+_+