makiのきまぐれブログ

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カササギ殺人事件

去年の年末(?)くらいから、あちこちの「本」サイトで
ランキング上位にず~といつづけてたこの作品
もう、読みました??
 
読もうかな~。どうしようかな~って言う人は、結構重大なネタバレがあるので。。。
犯人は誰だ!ってネタバレじゃないけど、私的には、衝撃だったので
その辺気を付けて下さいな。
 
 
アンソニーホロヴィッツ の カササギ殺人事件
 
学生の頃は、外国文学にはまってて、アガサクリスティをはじめシドニーシェルダンとか
読み漁ってたけど、なんせ、外国語が苦手(・・・といいつつ英文学科卒!には笑う!!)
地名とか、登場人物の名前とかが、全然頭に入ってこなくって、ぱったり読むのをやめた。
 
おまけに、文庫本のくせに、1冊1080円もするってありえなくない!?
 
だから、そんなに、はやってても、なかなか手を出せずにいたんだけれど。
お得意のフリマで、ちょっとだけ安く手に入れることがかなったので、
読み始めることといたしました。。。
 
私は本は読めればいい。。。まぁ、落書きしてあるのはいやだけど、折れてようが濡れてようが
ちょっとくらいコーヒーのシミがあろうが、かまわないんだけれども、届いた本には多少びっくり。
 
小学校の頃、新しい教科書をもらって、表紙に折り目をつけるじゃない?
ちゃんと、机の上で、見開けるように。。。。
文庫本に、それをやってあって。。。(笑)
 
まぁ、そんなことは置いといて、読み始めましたよ。。。。
 
 
上巻の、半分くらい読んだところで、会社の子に一言。
 
「今読んでる、はやりのこの本やねんけどな。。。。。おもしろくないのよ
 
そう、案の定、登場人物がカタカナで、どれがだれかちっとも頭に入ってこない。
さらに、あ~、アガサクリスティの、ポワロものって、確かにこんな感じやったよね~。
そういえば、私、ポワロって、あんま好きじゃなかったわ~。
めっちゃ、すごい!ってあんなに、ほめそやされてるけど、それほどの本とはとても思えない。。
 
・・・って言いながらも、推理小説なわけで、基本的に途中で読むのをやめるってのは
私的にありえないわけで。。。
上巻の最後、探偵 アティカスピュント が
ワトソン役の ジェイムスフレイザーの 「(彼は)いったい、何をしたんですか」 
の問いに、答えるんですよ。
「自分の妻を殺したのだ」
 
 
盛り上がってきましたね~。クライマックスじゃん!!
 
 
そして、下巻を手に取った私は、衝撃を受けるんです。
 
 
あれ?登場人物がまったく違うくない??
 
ミステリー小説には、ストーリーが始まる前に、登場人物の紹介ページってのがつきもの。
謎解きが始まる前に、やっぱり、イマイチ、登場人物の相関関係が頭に入り切ってないからって
整理しようと開いたそのページで おもいっきり ?????? 
 
別の話かしら?いやでも、それは、ないでしょ??
 
 
疑問に思いながらも、ページをめくっていくと、思い出していくんです。
この物語、上巻の最初の方の頁を。。。
 
 
上巻の主な話のストーリーとなってた殺人事件は、 この本の主人公(女性編集者)が
担当作家から預かった、「カササギ殺人事件」という物語だったんですよ。
 
その 「カササギ殺人事件」 を、女主人公と、読者の私が、同時進行で読み進めていた!!
で、その原稿は、まさしく、さっき書いた、二人の会話で終わりを告げてて、
ラストの章が見つからないってところから下巻が始まったわけですね。
 
で、その「カササギ殺人事件」の続きを求めようとしていたら、その作者アランコンウェイ
死んでいた(殺されていた!?)
 
読者の私からすれば、アランコンウェイの「カササギ殺人事件」が未解決なうえに、
アンソニーホロヴィッツ(この小説の作家さん・たとえば東野圭吾とか宮部みゆき)の
カササギ殺人事件」の犯人探しまでしなきゃならない羽目になったってわけ!!
 
 
なるほど、そりゃぁ、この本、話題になるわ。。。。
 
主人公女編集者の スーザンが、カササギ殺人事件の終章を求めて
結局はアランコンウェイの死の謎を解き明かしていくわけですが
アランコンウェイが書いたカササギ殺人事件の舞台と、アランが住んでいた世界が
大変似てて・・・・まぁ、アランが、そんな風に実生活を皮肉った感じでカササギ殺人事件を
書いてて・・・っていう事が明らかにされていくわけ。
 
アランコンウェイの死の謎を解く = カササギ殺人事件の真相 
 
あと、現実の作家さん(特にアガサクリスティー)へのオマージュがちりばめられていて
上巻にも下巻にもい~っぱいちりばめられていて、それを発見するのも、きっと楽しい。
読んだ本の話は、速攻忘れると自負する私でさえも、クリスティー関係を数多く発見して
ニヤリとしたから。。。
 
 
上巻 → 下巻 → 上巻
 
って読み方が、きっとこの本の読み方なんだろうと思います。
そうすれば、2倍も3倍も楽しめる!!
 
でも、私は、なんか疲れちゃったからもういいや。。。
上巻があまりにも退屈(?)だったから、読み終えたら速攻売ろうとおもってたけれど
それはとりあえず、保留、いつかまた。。。
 
ということで。
内容よりも、その構成に、衝撃を受けた、1冊でしたとさ。
 
 
え?本の内容、ほとんどないって!?(笑)気にしない気にしない
その辺は是非、ご自分で確かめあれ!!