makiのきまぐれブログ

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それでもボクはやってない 2007年劇場公開

2007年に劇場公開された、周防正行監督の作品。
 
250%の乗客率の電車内で、15歳の女子高生に痴漢をはたらいたということで
逮捕された主人公金子徹平を加瀬亮くんが演じ、無罪を求めて裁判所で戦う物語。
 
私がコレみたいって思ってた作品と、実際違う作品だった
それは、もっとコメディーチックな作品だと思っていたので、
作品の冒頭でいきなり
 
 
 十人の真犯人を逃すとも
 一人の無辜(むこ)を罰するなかれ
 
 
なんて文字が出てきたので、アレ??なんて思ったけど、何とも言えない内容で、
結局最後まで見ちゃいました。
 
痴漢冤罪 のお話。
それから、裁判所の起訴されれば99.9%有罪になるっていうのを皮肉ってる(?)お話。
 
 
キムタクさんのHEROで正義感の強い検察官や
真実を追い求める、刑事、裁判官のドラマを数々テレビで見ているけれど、
この映画に出てくる、裁判官、刑事、検察官、これも、また現実なんだろうと思う。
 
 
チカンって言ったら、私も(一応)女子ですから、被害者の立場に立って、
そりゃぁ、絶対許せないけれども、
今回、いわゆる被疑者、それも実はホントはやってない!の目から見たチカン犯罪って
きっとやたらと冤罪をつくりだす、被害者大量作成犯罪になりかねない。。。
二重の意味で許せない犯罪だなぁって思った。
 
警察官も、検察官も、裁判官も、そりゃぁ、自分が生きていくために長いものにまかれるのは
しょうがないと思うけど、
やっぱ権力を持ってる人たちなんだから、そのへん、もうちょっと頑張ってほしい。。。
なんて思っちゃったりもするんだけれど、私自身が長いものにまかれたい性格だから。。。ねぇ
 
 
 裁判は真実をあきらかにする場所ではない
 裁判は被告人が有罪であるか無罪であるかを集められた証拠で
 とりあえず判断する場所にすぎない
 そしてボクは、とりあえず有罪になった
 それが裁判所の判断だ
 それでも それでも ボクは やってない
 
 
ラスト、主人公が語る言葉なんだけど、「とりあえず」って怖いなぁ。。。
私大好きな言葉なんだけどなぁ。。。なんて
ちょっとだけ、自分もまっすぐに生きなくちゃなぁ。。。なんて思う日曜日なのでありました。