makiのきまぐれブログ

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宮部みゆき 蒲生邸事件

この本を読むのは3度目くらいでしょうか?
1月から2月になるころに雪が降ると、無性に読みたくなる本です。
去年は、タイミングを逃してしまい、1年越しの再読は。。。
 

 
宮部みゆきさんの蒲生邸事件。
 
二・二六事件を題材にした物語。
しかし主人公は、現代(当時1994年)の少年。
少年が予備校受験の為に宿泊していたホテルが火事になり
過去と未来を行き来することのできるタイムトラベラーに助けられ
1936年の2月26日の未明にタイムトリップする。
そこで少年は二・二六事件を目の当たりに体験することになるのだ。
事件当時は、東京には雪が降り積もっていた。
 
そんなわけで、この時期に雪がふると読みたくなるんですよね~。
 
二・二六事件しってます?
私今回初めて、ちゃんと(っていってもかなりあいまいだけど)事件を学習しました。
これから戦争に突入していく、要(?)の事件だったんですね。。。
 
といっても、小難しい歴史をつづった本というわけでもありません。
なんせ、タイムトラベラーなるものが出てくるんですから!!
 
これから起きてることを知っていたら、不幸なことは正せるってことでしょ!?
安易にそう思いがちですが、作者は作品の中でタイムトラベラーに語らせています。
歴史の流れは変わらない。。。。
たとえば東条英機が戦争を起こしたんだから東条英機を無きものとしても
彼ではないそんな誰かが、結局日本を戦争の渦に巻き込んでいく。
微調整にすぎないんだ。。。
歴史にとって、人は取り換えの聞く部品にしか過ぎない。
 
なんだか、壮大な世界になってきました!?
 
これだけだと、歴史もの??SFもの??って
なんだかちょっと敬遠したくなるような感じになっちゃうかもですが、
人間ドラマがあり、事件の謎解きなんかもあったりして、
とにかくいろんな楽しみ方ができる要素がイッパイです。
 
 
15年もたつと、最初読んだ時と感じることはもちろん違ってるんだろうけど
先に広がる未来は、幸せな世界かそれともそうでないのか。。。
何はともあれ、今を精いっぱい、ズルしないで生きる事が、ヒトとして生きること!?
 
う~ん(-_-)
いつも感じることだけど、感想文って、むずかしい。。。(@_@;)
とにかく私は、この本が好きだということをお伝えしておきましょう(笑)