makiのきまぐれブログ

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宮部みゆき 三鬼

先日よんだ
三島屋変調百物語伍之続 シリーズ1期完結! の あやかし草子
 
それを読んだけど、なんだかおちかちゃんの決断があっさり早々につきすぎた感があって
(だって、勘一さんって確か四にでてきたばっかり!!)
またしても、私が忘れすぎているのか。。。。
 
その思いで再読しました。
 
 
宮部みゆき 三鬼 三島屋変調百物語四之続
 
・・・余談ですが、この三鬼で、私の記事でも三島屋シリーズが出そろうわ(^^)
 
この三鬼では4つの物語が三島屋黒白の間でおちかちゃに語られるわけです。
 
迷いの旅籠
食客ひだる神
三鬼
おくらさま
 
この中で最後の「おくらさま」 が1期完結の伍にものすごい大事な章だったと
伍を経て、再読を終わった今なら、よくわかる。
 
迷いの旅籠
死者をよみがえらせたかった絵描きさんが、行灯祭りっていう農家にとってとてもだいじな
神事をお殿様の都合でやめさせようとしたことを逆手にとって利用してあれよかれよと
大変なコットになってします
 
食客ひだる神
ご飯を食べられずに死んでしまったひだる神が旅人を襲う。。。普通ご飯を食べれば大丈夫!
だけど、物語の語り部さんは、ひょんなことから、そのひだる神にとりつかれてしまうんだけど
その神様は、なんか憎めないいいやつ(!?)で。。。
 
この二つは私にしちゃぁ、よく覚えてた(笑)
 
そして、三鬼
表題にもなってて、確か山に鬼が出る
でも鬼はホントのおにじゃなくって??あれ???なんだっけ???
私得意のうろ覚えで、 そういえば、、、これって山の鬼 じゃない三の鬼なんだ!なんて思ってたけど
口減らし このお話も切ないよなぁ。。。。
宮部さんの長編荒神と似てる似てないって話になったっけ?いやいやそれはまた別のお話。
ラストの 村井様と須賀殿と志津 の人間模様がなんとも言えなくて。。。
 
で、おくらさま である。
 
おちかちゃんが、結婚を決めた勘一さんとの出会いの章
そして、百物語を引き継ぐことになった富次郎登場の章
若先生との別れの章
 
伍を読んだ後に、この章を読むと、すべてがクリアになった。
確かおちかちゃん、5度(7度だっけか?)も結婚したおばあさんの不思議物語を聞いた後に
勘一のあとに出掛けるのね。
 
これは。。。あくまで私の思い過ごしかもしれないけど、この章のお梅さんとおばあさんが
重なったんじゃないの?
「おくらさん」になっちゃいけないって死ぬ間際に言い残したお梅さんが・・・・
 
富次郎と、探偵まがいの調べ物をした。。。。って伍でやたらでてくるのが
ちっともぴんと来なかったんだけど、この生霊になって黒白の間にやってきたお梅さんを探す話で。
そしてそのお梅さんを探すにあたって、勘一と顔見知りになり、出かけたりして
 
そこへ、若先生が急にいなくなる話が重なって・・・
そばにいた勘一さん。
 
全部が繋がってるわけじゃないですか!
 
伍で長男さんへの説明としてなされた富次郎のけがの話だって、ちゃんとここで語られていて。
 
 
あぁぁ、おくらさまと伍之続は、ちゃんとセットで一気に読まなきゃだめでしょ!!
まぁちゃんと読んだはずなのに、なんでそこまで忘れてるの!?
困った私が、問題でもあるんだけれど^^;
 
 
でもね、最近、この手のパターン(シリーズ最新刊読んで忘れてる元のストーリーに戻る)に
ちょっと、はまってる私。
こんな読み方、絶対ありじゃない!?(^^)b なんて(笑)
 
 
で、肝心なおくらさまのお話は
これまた伍の行き違い神さまとちょっとだけ、似てるかな? (結果全然違うけど!!)
おくらさま なる 家の神様が火事とか泥棒とかそんなものから家を守ってくれるんだけど
いちどそんな難があれば、おくらさまは交代で、その家の娘がおくらさまになる
なった娘も、ならなかった娘も つらくって、こんなの、守ってくれてるんじゃなくて
呪われてるんじゃない!!って悲しいおはなしです。。。
 
 
おそろしい奇怪なお話がじくにあり、そして、それを聞く三島屋さんの人間の話がかさなりあって。
 
 
2期も楽しみですな。
 
 
ただ、もう一つ。。。。ちかの祝言の日にやってきた、「商人」の話、もっかい・・・おさらいする??💦
ただ・・・おそろし(1巻)の「凶宅」 だけかとおもいきや 泣き童子(3巻)の「節気顔」にも登場とな!?
むりだわ。。。。一度撤退しま~す