makiのきまぐれブログ

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2019年6月の本

先月読んだ本のまとめ

5冊。いい感じ♪

最近、宮部さんと東野さんって同じ時期に新刊出しはるわ・・・

って思いながら、ためずに、了読!いい感じ。

 

さてさて、8月はそろそろ、最後の晩御飯シリーズを

読み始めますかね。。。。などなど。。。

 

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1970
ナイス数:114

ばけもの好む中将 八 恋する舞台 (集英社文庫)ばけもの好む中将 八 恋する舞台 (集英社文庫)の感想
「ばけもの好む」感がなくなってきて、宮中恋物語& 右大臣家はたまた十の姉をも巻き込んだ悪者多情丸との諸々話に変わってきたかも?? ・・・と言いながらも宗孝が当時の貴人(?)らしく 憑き物へのさわりを気にして寝込んだり、 巫女集団との舞台など、楽しい(!?)お話で、好きなんですけどね(笑) そして。。。いよいよ、宗孝と初草の今後が気になる所。 腕白な春若と真白の今後は、どうなのかしらね。。。
読了日:07月30日 著者:瀬川 貴次
さよならの儀式さよならの儀式の感想
SFの短編集。 最初の物語はえ?その後どうなんの??やっぱ短編は嫌いだと思い 2作目、3作目はなんとなくどこかで起こってそうな不気味さに。。。 4つめは表題作。こんな時代が来るのは怖いなと思いつつ 5作目。一気にSF化した感?でも、人間味のあふれるお話。。かな? と、安心するも、次は、どっか~ん主人公が悪者なんて!! 6作目でそんな気持ちをおちつかせるかのように息継ぎをして。 最終作。さすがにこの時はそのつもりで読んでるのに、実は実はの逆転の発想!?的に読み進めるほどざわざわした。 圧倒的に最終作が好き。
読了日:07月28日 著者:宮部みゆき
希望の糸希望の糸の感想
松宮脩平-これはいったい誰だ? からの数ページは、超興奮しちゃった(笑) まあ、その「彼」の物語ではなかったけれども 松宮の、仕事と個人が並行して進みながら あれ?なんか??結局???って進んでいくさまが お見事でした。 そこここに見え隠れする「彼」の存在ww を抜きにしても、割と結局みんな幸せになれそう? って感じに、大満足の1冊でした。 新しい事に挑戦するのもいいですが、やっぱ安心!納得♪ な東野さんなのでありました…
読了日:07月16日 著者:東野 圭吾
蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)の感想
クラッシック音楽についてはよくわからないけれど 塵くんとオーケストラのリハーサルの場面は、 自分もその場にいるようで、とにかく一緒にわくわくした。 マサルの夢はとてもステキで是非とも実現を。 番外とかでいいので明石君の物語も読みたいです。 結局コンクールの優勝は。。。だよね?(笑)
読了日:07月11日 著者:恩田 陸
蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)の感想
ピアノコンクール。 風間塵。栄伝亜弥。マサル・カルロス~。高島明石 それぞれの事情を持ちながら一つのコンクールに集う4人。 お互い(?)に感化し合いながら、音だけでなく、色や景色まで見せる4人の神に愛されたピアニストたち。 うん、同じピアノでも、弾き手によって全然音が違うのを 私は高校生の時に知った。 クラッシック音楽は詳しくないんだけど、なんか臨場感が伝わってくる。 だれか一人だけ。。。それがコンクール。 でも音楽は、いろんな形があっていい。 どんな結末が待ってるのか、楽しみでならない。 下巻に続く!!
読了日:07月07日 著者:恩田 陸

読書メーター

宮部みゆき さよならの儀式

最近、東野圭吾さんと宮部みゆきさんの新刊が出る時期がかぶってる!?

今回の宮部さんは、短編集という事だったから、

文庫化されるのを待とうかと思ったんだけど・・・

 

これまでのような「なんとなくSF」ではなく、「ちゃんとSF」を書こうと思いました。その積み重ねで出来上がったのが本書です

 

 という、宮部さんご本人の談を聞き、ぽちっとしてしまいました。。。

届いた本が、思ってたより、断然分厚くて、興奮しちゃいました(笑)

 

宮部みゆき さよならの儀式

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7作からなってます。

 ・母の法律

 ・戦闘員

 ・わたしとワタシ

 ・さよならの儀式

 ・星に願いを

 ・聖痕

 ・海神の裔

 ・保安官の明日

 

どうせ、1年もしたら内容すっかりわすれちゃうから、覚書を兼ねて。。。

「母の法律」

マザー法っていう、いわゆる養子縁組の家族のお話なんだけれども

そこに、昔の(つらい)過去を封印するって作業があって。。。

でも、それは間違ってて、母の愛は絶対だ、忘れるべきでないみたいな団体との

戦い?みたいなのがあって。。。でも結果は!!!

 

え??これで終わりなの??この後が知りたいんじゃない!

だから、短編集って嫌いなのよ!!! などと、思ってる私

 

「戦闘員」

おじいちゃんと、ある少年が、不思議な防犯カメラでつながって。。。

おじいちゃん!覚醒!!!

 

はぁ。。。なんかSFだね(^^;

 

「わたしと私」

過去から来た自分に現在の自分を責められる!?こんなはずじゃなかった!!

過去と未来を繋ぐのは、自販機のドリンク!っていう!!

 

お、おぉ。。。

 

「さよならの儀式」

長年一緒に暮らしてきたロボットと別れたくない娘と、

ロボット廃棄工場で働く、ロボットを憎む(?)青年の話

 

こんな時代が来るんだろうか?来るんだろうな??でも、ちょっと。。。

いや、かなり怖いよなぁ。。。

 

「星に願いを」

働くお母さんと、いじめ(?)に悩む妹を支えようと奮闘するお姉ちゃん。

小学校に迎えに行くタクシーの中で見る白昼夢(!?)

 

ついに宇宙船とか出てきたよ!!これぞ、SFってかんじ!?

 

「聖痕」

依頼人が元犯罪者の息子が、おかしな考えにとらわれてるからそれを調査してほしい

と調査事務所を訪れる

 

短編集にしたら結構なボリュームで、ものすごい勢いで物語に集中してたら

犯人(って言い方が正しいかどうかだが・・・)の正体にぶったまげる!!

そういうことも、ありなわけね(^^;と愕然とする

 

「海神の裔」

戦後の混乱の中「屍者」と呼ばれるフランケンシュタインみたいな遺体(?)

回収の調査票???

 

突然がらっと印象がかわって、前の「聖痕」の衝撃がおさまり

ものすごい短編なんだけど、ちょっとした気分転換に!?

 

「保安官の明日」

あやしげな言葉がとびかってる(?)世界の保安官のお話

 

一見、普通の物語っぽい話の流れなんだけど、さすがにここまで来たら

普通の世界のお話じゃないんだろうな。。。

もしや、ロボットが支配する世界なのかな???的に、随分構えて読み進んだのに!

え??そっちなの??って結構な衝撃を受けて

やっぱ、宮部みゆきすごいわ~。圧巻やわ~~~~ってものすごい感動してる私。

 

けど、書評とか見てたら、好みじゃなかった・・・っていう人が多いこの作品。

最後の話が、圧倒的に面白かった(?)から、終わり良ければすべてよし

じゃないんだろうけど。。。。

 

私はこの本、好きでした。