makiのきまぐれブログ

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2021年に読んだのは101冊!

2021年1年間に読んだ本がついに100冊を超えました。101冊です!!

ドコモのプラン変更でついてきたアマゾンプライム電子書籍デビューして、シリーズもののまとめ読みとか、古い本の再読とか。。。新しい作家さんとの出会いとか。

結構バラエティに富んだおかげでこの記録が達成できたのかな。

2022年もたくさんの楽しい本との出会いがあればいいな。とりあえず、年明けからは宮部さんの古い本の読み返しと、中山七里さんのシリーズものを何本かとを読み進めていくことになるのかな。

伊坂さんを思い立ってフリマでまとめ買いしちゃってるし、鑑定士Qも新しい(?)シリーズから完結まで10冊以上そろえてる。最後の晩ごはんも数冊たまってきてるし。。。ランキング上位の本もついついつまみポチしたりして、積読本がまさに山積み。

なのに、また、買っちゃうんだよね~(;・∀・)

ま、いいじゃんね笑 

 

2021年の読書メーター
読んだ本の数:101
読んだページ数:35795
ナイス数:1786

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人感想
2020年のコロナ禍を経、年明け3月の設定。マスク、リモート、新しい生活様式・・実際に経験したことがつぶさに描かれている。こんな時代もあったよねと後に読み返した時には 思いたい。作中では禍も一段落ついてるが現状は残念。 そして「幻ラビ」のストレイシープって!米●さん!?(笑)そういえばこの爆発的なアニメの人気って!?●滅!?(爆) それはさておき、私にしてはめずらしく、途中で犯人が予測できてしまった。なのでミステリーより、ショーマン叔父の武史の物語として。。としたらまだまだ謎だらけ。シリーズ化か!?
読了日:01月09日 著者:東野 圭吾
ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろし (集英社文庫)ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろし (集英社文庫)感想
「夏衣つづれ織り」「真夏の夜の夢まぼろし」の2編からなるシリーズ第9弾の主人公は宰相の中将雅平!? 五の姉上と頭の中将繁成を巻き込んでの騒動に十の姉上十郎太まで加わって。。。 皇后さまの別邸「離宮」で、今度は真白と春若までをもまきこんで!(笑) …と言ってももちろんはじまりは化け物を追う宣能と宗孝! 今回も物の怪には全く縁がなかった宣能だけど、春若の宣言に喜んだ(?)のは妹初草を思ってだよね。右大臣家の暗闇を背負いつつも、いい方向に向かえばいいな。そして次こそ彼にも物の怪との対面をかなえてあげてと願う私。
読了日:01月14日 著者:瀬川 貴次
ばけもの好む中将 十 因果はめぐる (集英社文庫)ばけもの好む中将 十 因果はめぐる (集英社文庫)感想
「騒がしい神」「季節の狭間に」「因果はめぐる」の3篇からなる10作目。前巻からの雅平に始まり、五の姉と初草の眼鏡をからめつつ、五の姉から繁成の恋物語へと流れる。と並行しつつ春若と宣能の同盟が結ばれ。。。まさに因果はめぐるのか!?狗王、多情丸、右大臣、そして宣能の因果には十の姉十郎太も絡んでいる模様!?そして狗王の優しさ(?)が!? 右大臣の忘れられない恋が初草にいい感じにつながるといいのに。そして宗孝と初草の恋がいよいよ( *´艸`) 宣能の思惑がどうかうまくいきますように。それでみんな幸せになれるもの♪
読了日:01月19日 著者:瀬川 貴次
最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)感想
心の弱みを見せる事が出来始め、ちょっとセンチな夏神さん。優しくて泣き虫な海里君。そんな海里に憧れる後輩里中君。みんなの良さを認め、そして人とはちょっと違う感覚でピシっときめてくれるロイド。とっても素敵な関係だ。 京都への社員旅行。あれ?今回は幽霊さんは?そう思っていたらなんと猫ちゃん!私は犬はだが、ぴんと尻尾を立ててすり寄ったり、な~んと甘えた声を出す猫ちゃんの喜びは泣けてしまうほどに愛おしい。 夏神さんと海里君が作るお弁当にまつわるエピソードがステキすぎた。出会いは別れの始まりだけと、大切にしたいね。
読了日:01月20日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり (角川文庫)最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり (角川文庫)感想
読む順番を間違えてた!?先に読んだ黒猫編で?と思いながらもどうせまた忘れてるだけと思っていたあれこれがここにありました(^^; 夏神さんの遺族への思い、海里君の芝居への思い。そしてお店に飾られた絵のことなど。。 年上のお姉さんに蓋をしてもらった夏神さん、自分で蓋をした海里君。ホント、二人はよく似てるのね。夏神さんがお師匠さん、海里君と出会ったこと。海里君が元自担のアカネさんに出会えたこと。人との出会いは何て不思議!! アカネさんと奈津さんはいいお友達になれそうだし。仁木さんの愛は超かわいい(笑)
読了日:01月23日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ (角川文庫)最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ (角川文庫)感想
海里くんのお母さんの優しさが!息子海里にはもちろん、息子の嫁の奈津さんにも!! 一憲の海里くんの愛も再確認できて(笑)、お父さんの話も聞くことができて、実は淡海先生がいい仕事してる!? 夏神さんも、ホント良かった(*^^*)短冊の願いは叶ったかな?? マカロニサラダにミカンの缶詰は、給食だよね♪ カレーが食べたくなっちゃったな。。。
読了日:01月24日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 海の花火とかき氷 (角川文庫)最後の晩ごはん 海の花火とかき氷 (角川文庫)感想
シリーズ9作目の幽霊フミちゃんは、なかなかハードでした!(笑) でも、海里と花火デートする姿はもう、ホント超かわいくて、ダメな男のせいで、うっかり命を終えちゃうなんて、河合祖過ぎる。。そりゃぁ、悔しさが次々思い起こされるのは仕方ない!?海里君には、散々だったけどね。。。 エピローグの、海里君とロイドのくだりは、もう、なけちゃうほどステキだった! 夏神さんのかき氷メーカー、私もほしいな~(笑)
読了日:01月26日 著者:椹野 道流
ふしぎ駄菓子屋銭天堂ふしぎ駄菓子屋銭天堂感想
AmazonPrimeで無料のKindle版にて了読♪ 駄菓子屋さんの銭天堂。不思議なお菓子を売っていてそのお菓子でお客が幸せになれば銭天堂の勝ち。店主の紅子さんがラストでそういうのだが、なんて素敵な言葉だろう。幸せ=勝ちって、とてもいいじゃない? 注意書きを読まなかったり、最後までちゃんと読んでなかったら大変なことがおこっちゃう。けど、本来紅子さんは勝ちたいわけだもんね。 ホーンテッドアイスが面白い。あえてお化け屋敷を楽しむ美紀さん(笑)けど盗まれて、でもその盗人は…( *´艸`) 不幸虫より招き猫を!
読了日:01月27日 著者:廣嶋玲子
最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト (角川文庫)最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト (角川文庫)感想
シリーズ10弾は登場人物が多かった!?おばけの松原さんをはじめ、元芸能人つながりの李英くんに、尊敬する舞台監督ササクラサケル(サばっかじゃん!!)さんに、そしてくだんの女優さん。。あ、元事務所の社長も!?海里くん、また一歩踏み出せました。 けど、この本では一憲お兄ちゃんが超カッコよかった(#^^#)かっこよすぎた!夏神さんもこれで繋がりが出来たから、頼りにしちゃえ!(笑) 「錨」になる。「錨」である。すごく重くて、そして素敵な言葉だなぁ。。。 さて、ロイド君一人で作るデザートが次回、楽しみだね♪
読了日:01月28日 著者:椹野 道流
無限大ガール (Kindle Single)無限大ガール (Kindle Single)感想
Kindle版。 「ハケン部員」の早奈ちゃんが、「虚無の人」ってフラれ、そう思えば「無限大ガール」と称賛され、「幾千億の空洞をもつ少女。稀代の空洞女優」になるといわれる。 それにしても、いっぱい名前もらったね(笑) 自分がないってフラれる場面は、ちょっと自分の暗い過去を思い出したりなんかして。。。(^^; でも演じるっていう、天職というものに出会えてよかった。なにごとにも、躊躇しないで挑戦してみるのはいい事なんだな~って思ったりする。 …にしても、彼氏(元彼氏?)さんは、ちょっと苦手なタイプだよ。
読了日:01月28日 著者:森 絵都
残照 (ハルキ文庫)残照 (ハルキ文庫)感想
久々の安積班シリーズ。前作を読んだのが2018年の9月だから2年半ぶり!?またどうせ、登場人物思い出せないでしょ。とかと思ってたけど意外にそうでもなかった。。活躍を期待してたスープラ隊長の速水さんとのコンビ作品だったから!? GT-rだとかゼットとか、走り屋、峠走行とか、自分の大学時代を懐かしく思ったから!?(そっちの人ではもちろんなかったよ!) 安積、速水、そして容疑者でありながらも凛とした風間くん。彼らのように真っ直ぐな芯を持ちたいものだ。 表題の残照がラストシーンとか、ちょっと渋い!
読了日:01月30日 著者:今野 敏
陽炎―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-16)陽炎―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-16)感想
自己評価の低い(by速水)安積警部補がまとめる東京湾臨海署強行犯係には二人の部長刑事がいる。こっけいなしぐさをとる須田となぜか態度が癪に障る(笑)村雨。安積はどちらの実力も認めてるけれど、差別(?)してしまう個人的感情が人間らしくていい。そしてそれが二人の仲を険悪にしてるのではと悩む姿も。。。そんな心配をよそに、二人はお互いを敬い、信頼しているのがその仕事ぶりでうまく描かれている。「予知夢」が特にいい(^^) 表題作は一転少年目線で話が進むのだが、安積が、良い大人で良い刑事だと改めて感じられた。
読了日:02月01日 著者:今野 敏
最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)感想
外国人容疑者(?)を扱った「暗殺予告」と「射殺」。速水さんの活躍がナイスでした。「梅雨晴れ」でちょっと気まずくなったけど。。。(笑)村雨さんを鼻につくと毎回思う人間臭さもかわいらしい。安積さんが上司になり、そして後輩にもなった「夕映え」でもそれがとても良かった。 ベイエリア分署の人間関係が、新人(?)桜井くんが活躍した「最前線」でなんともいい感じに描かれていて一番好きかな。
読了日:02月04日 著者:今野 敏
最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)感想
Kindle無料版から、表紙を見、ラブストーリー系の甘い話かと思ったら、大違い。 壮絶な死へ向かう患者とそれを見守る医師の話。 とある会社員は白血病で、とある大学生はALSで。どちらも治らない診断をされ、それでも治療をし完治を求める医師福原と、死を受け入れる事で自分に勝つ(?)ことを進める医師桐子。その間で揺れ、自分の道に気付くが自分が不治の患者になる医師音山。 桐子先生が音山の病状で揺れる様。これぞ人間だと思う。そして最後の福原も。。。 壮絶すぎる死。できればその壮絶さには向かい合わずに済ませたいよ。
読了日:02月05日 著者:二宮敦人
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)感想
2004年のバイオテロ事案が、2021年コロナ禍に重なる。。。そして安積班シリーズが、青島の湾岸署「レインボーブリッジ封鎖できませ~ん」と被る(笑) 岸辺さんのショック療法が現実になってる今。変わってない縦割り行政や、マスコミ合戦、医療崩壊。。。16年前と酷似の状況って(^^; でも、須田x黒木。村雨x桜井。安積vs村雨(実際はvsじゃないけど)。安積x速水。。。どこをとってもいいチームだなぁと思うのである。
読了日:02月09日 著者:今野 敏
花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)感想
安積班、5話からなる短編集。 安積、速水、村雨、須田4人がバーに集って知恵比べ(?)をする「薔薇の色」が好きだ。 月齢十五・二日に惑わされた臨海署の人々を落ち着かせた後、安積班が繰り出す月見酒に私も行きたい♪ そして、安積がいつも変に気にしすぎている、村雨、桜井コンビの、実は普通にいいコンビの捜査具合をじっくり見てみたいな~とか。。(笑)
読了日:02月11日 著者:今野 敏
万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)感想
前作は2017年4月。もちろんすっかり忘れてたけど、今回舞台はフランス・パリ。登場人物(相棒?)が違うのね? 喜屋武先生、やっかいなだけな奴かと思ったら、なかなかいい人だった。そして楚辺君はもしや小笠原君のライバルになるのか!?(笑) フランスの保護すべき文化遺産となったフォアグラ。作り方の是非については以前から聞いたことあった。。。つらい人生を送ってきたアンジェリークさんの未来が明るいといい。女性警部もその後の彼女の助けになればいいな。 …で、モナリザの絵は、今後に続く伏線なのかしら?覚えとかなきゃ!
読了日:02月13日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)感想
シリーズ6作目の相手は詐欺師の華蓮。 彼女の術にはまって、落ち込んでしまう莉子さんが可愛くて、ちょっとかわいそうだった。 でも待って!結局ラスト、マンションを突き止められたのは絢音がしゃべったって事よね?でも絢音は崇拝する華蓮に口止めされてたよね?比乃香との反目の結果は予定通りだったけど、結局・・・その辺ちょっとだけ弱くない?? そして、ちょいおバカの八木沢社長に、それを許した秘書(?)の咲良さん。二人の会社への型紙の送り主の彼女。。。莉子さんが言う「人は善」を信じれる幸せの結末(^^)
読了日:02月17日 著者:松岡 圭祐
あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)感想
最後の一ページまで、何か横やりが入るんじゃないかとドギマギしながら、一気に了読。ラストは別のドキドキでほっこり終わった10作目。 のちの世じゃ、当たり前となるものがまだ生まれていない。その当たり前を初めて行うことに意味がある。そんな瞬間に立ち会った(かかわった)みんなに、大きな拍手を! 川下りの青い龍、私も見たかったなぁ(^^) 菊栄の慧眼にホントに頭がさがる。次巻は彼女の活躍が見れるかな? とにもかくにも、ホントに良かった!
読了日:02月18日 著者:高田郁
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)感想
え?莉子さんが、女性誌の編集部の第二秘書?まだまだシリーズは続くのに、転職しちゃったって事?? いきなりそんな謎なスタートの7作目は、マルサと組んだ潜入捜査の巻。 先輩秘書の園部遙奈、編集長の城ケ崎七海と3人のクリスマスパーティーはステキだけれども切なかった。 盗作事件から脱税、偽金塊事件にB-CASカードと5億のペンダント。相変わらず莉子の洞察、推理(?)力には感服。ラストの方での城ケ崎とのかかわり方は、人として、とてもステキだった。
読了日:02月20日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)感想
8作目の舞台は、莉子の地元波照間島が、ある人物と結んだ渇水対策の詐欺を立証するために向かった台湾。 台湾表記の名前やら地名やらがやたらと難しすぎて肝心の種明かしさえ??が私の頭で飛び交っていた。ただ「あんぱんまん」のおかげで、なんともキュートなラストシーン。 幼馴染の葵と結愛、現地でつながった美鈴。同年代の女子旅は大変だったけど、ステキな思い出だね~。あ、台湾のほうだけじゃなく、波照間の苗字もなかなか読めない。。。あと先日何かで沖縄の人は「○○さ~」って語尾につけるってやってて、それを目の当たりに!(笑)
読了日:02月23日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)感想
5で出てきたモナリザの本編が登場! 莉子さんの鑑定眼の消失に、どうなることかとドキドキしたけど良かった~。 そさて雨宮さん、また出てきたね。猫のヨゾラがたまに出てきてたから、またからみはあるとは思ってたけどね。逆に今回の里桜ちゃんは。。。 さてさて、莉子さんの小笠原くんに対する気持ちに変化が!?これまたドキドキ。
読了日:02月23日 著者:松岡 圭祐
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)感想
3年半ぶりのF&Mシリーズ3作目。 え?私、オリオン像のトリック、すぐにわかっちゃったんですけど???確か東野作品でもあったよね?? それ以外は、天王寺博士が出した数字の問題も、殺人事件の犯人もまったく解けなかったけど(^^; 犀川先生のたばこの残数が合わない?いつも見つからない名刺と合わせて犯人に取られたの?そんなに近い人なの?と見当違いなをしながらも、プラネタリウムやオリオン座、さらにはバルタン星人など、知ってる好きなものが理解び助けになるんだと改めて知る。3作目にしてやっとすらすら読めた1冊でした。
読了日:02月28日 著者:森 博嗣
死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
クリスティー野村萬斎さんのスペシャルドラマ第3弾のニュースを見て、久々にクリスティー棚を広げ、再読。が、20年も前に読んだ作品の内容はきれいさっぱり忘れ、途中思い出しもしなかった(^^; ポワロ氏が大佐に言われ書きだした要点の表を見て私は思った!あぁこれは、ボイントン夫人が家族たちを永遠の支配下におさめ苦しめ続けるために自害したのだと思った。はて、なぜそう思った?実際彼女が死ねば結局は家族は幸せになるのだ。。 自分の正義感だけが強く、いらぬことをするポワロ感満載だったけど、ラスト、皆が幸せで、よかった。
読了日:02月28日 著者:アガサ・クリスティー
最後は臼が笑う (Kindle Single)最後は臼が笑う (Kindle Single)感想
kindle無料版にて。 桜子と八郎の攻防、オチもおかしかったけど、それよりもの一番はラブホの受付のおじいさん。「ミッキーマウスをどう思う?」って(笑) 電車で人間観察をするのは超楽しいけれど、そんな嫌な人がいたら、私は車両を替えるような気がする。臼がとんできて、拍手をしたお客さんが仲間以外にたくさんいたことに、ちょっと違和感があるかなぁ。。。 猿蟹合戦て地方によって違うのかったりする?でも桜子の関西弁をスラスラ読めた私だから、きっと童話さえすっぽり忘れる私なんだろう。
読了日:03月05日 著者:森 絵都
詩的私的ジャック (講談社文庫)詩的私的ジャック (講談社文庫)感想
シリーズ4作目は二つの大学で起こった密室殺人。 密室トリックは、文系頭の私には全くのチンプンカンプン。一人現場で捜査(?)した萌絵の話をちょちょいと聞いて、あっという間に答えを導いた犀川がただただすごい! 一方、萌絵には向かなかったライブの音体験が、今の私には懐かしい。殺人をなぞったかのような歌詞も、文系人にもなじめる要素もふんだん!? 鶏と卵どっちが先かを夢と希望に例える犀川。 ちゃんと言葉にしなさい!っていいながら、(逆)プロボーズを保留にするって??犀川も萌絵を確実に意識してるのよね。う~ん。
読了日:03月09日 著者:森 博嗣
ハグとナガラ (文春文庫 は 40-5)ハグとナガラ (文春文庫 は 40-5)感想
「大丈夫、イケる」そう言ってくれるナガラを私も欲しい。 最初の旅が現在で、過去にさかのぼるのかと思っていた。なのに、長い人生、そんなもんでは終わらないぞ!って言われた気がした。 50台は目前、そして母と二人暮らし。私にもいつやってきてもおかしくない世界。私にもできるだろうか。。 播州赤穂や広島鞆の浦。そこなら私も気軽に行けそうだ。ただ、私にはナガラのような旅友はいないので一人旅だ。 背筋をぴんとのばし、レストランで一番いい席に案内してもらえる心構えをしないと! そう、私だって、まだまだ人生を足掻いてやる♪
読了日:03月11日 著者:原田 マハ
高校入試 (角川文庫)高校入試 (角川文庫)感想
ドラマの再放送を見て再読。映像が理解を助けてくれた。 解説で本来この順での制作と知る。ドラマと違うラスト。私はこちらの方が断然いい。校長も、首謀者(?)も、主人公も。。 高校入試、先生方はこんなに膨大な作業と気遣いがあるのか。ただ、年中行事として回を重ねれば慣れもでる。人間が行う事で間違いがあるのは仕方ないとは頭で分かってても受験者側になればとても納得がいかない事実。立場が変われば行動も変わる!? そして無記名の暴力。被害者として防衛してるつもりが加害者に。 さすが湊さん。人間の悪が見事に盛沢山だ!
読了日:03月14日 著者:湊 かなえ
かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)感想
待ちに待った文庫化!字の大きさにびっくり(笑) 学校に行けない中学生たちが、望みをかなえる鍵を探してお城の中を探索する物語。期限は1年。3月まで。上巻では12月の2学期が終わった。。 こころのお母さんが、ちゃんとこころの味方でいてくれる人で良かった。フリースクールの先生のおかげかな。。。 個人的に気になるのはスバル。両親がいなくて、やんちゃな兄。もちろんリオンがなぜハワイの学校に追いやられたのかも。。。そして、3学期、みんなは学校に集まることができるのか。そして鍵やら、みんなの記憶やら行方は!? 下巻へ!
読了日:03月16日 著者:辻村 深月
かがみの孤城 下 (ポプラ文庫 つ 1-2)かがみの孤城 下 (ポプラ文庫 つ 1-2)感想
さすが辻村さん、次々に現れる衝撃! 会えない7人。パラレルワールド説。ポケベルにカセットテープウォークマン。フェイクな赤ずきん。 余談だが私は「私たちって7人!」のくだりで、七人の小人?白雪姫か!と違う方向に!(笑) 閉城でほっとしたのも束の間、オオカミ様の正体にさらなる衝撃!!この物語の主役って!? 最初のページが多分こうつながるとは思ってたけど、転校生、そうくる!?スクールの喜多嶋先生も。。 7人以外に、萌ちゃんの性格が好き・・に比べ担任の伊田先生に強烈な嫌悪感。 とにもかくにも、さすが辻村さん!
読了日:03月17日 著者:辻村 深月
木曜日にはココアを (宝島社文庫)木曜日にはココアを (宝島社文庫)感想
青山美智子さんははじめましての作家さん。 12編からなる短編集かと思いきや。。。 「マーブル・カフェ」から始まって、日本とシドニーを行ったり来たりしながら、「マーブル・カフェ」に戻ってくる。 おでこの真ん中にほくろがあるマスターが陰で活躍、つながっていく物語。主役がかわる(?)のに、あれ?この人ってあの人だ!って気付かされるのがうれしかった。 最終章、まさかと思いきや「ココアさん」の結末にもう、ホント、お熱いから気をつけて・・・って。。 とても暖かい気持ちになりました。 魔女のお話がステキでした(^^)
読了日:03月19日 著者:青山 美智子
新章 神様のカルテ (小学館文庫)新章 神様のカルテ (小学館文庫)感想
大学病院で働きだしたイチさんは、あいかわらず人間臭く患者を診ることに真剣だ。複雑怪奇な大学病院という特別な組織の中でそれぞれに働く、それぞれの先生。みんな信念があって、やはり医療現場は壮絶である。色んな意味で。。。 二木さんの、死に様(生き様ともいう)には感服する。以前読んだ「最後の医者は桜を見上げて君を想う」でも感じたが、当事者になってみないとあれこれ言えない現実だと思う。だからこそ、寄り添ってくれる人が大事なのね。 ハルさんに加え、小春ちゃんがかわいくて、成長が楽しみだ(^^)
読了日:03月26日 著者:夏川 草介
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)感想
伊坂さん第3作とのこと。購入した本は令和2年9月発行の第85刷!すごっっ!! 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、秒で測る体内時計を持つ女。特殊能力を持ち合わせたギャング団の精巧な打ち合わせによる銀行強盗に、なるほど、こりゃすごいやと感心していれば… 最終話で、途中まではこう来るのよね?って追いつけてたけど、ラストで雪子と共にどぎまぎして。。。よかった(^^) それにしても地道さんが困った人すぎますね。それをしっかりあしらった成瀬さんの頭脳にあっぱれ。 辞書みたいな部分の脚色に、ニンマリ(笑)
読了日:03月31日 著者:伊坂 幸太郎
魂手形 三島屋変調百物語七之続魂手形 三島屋変調百物語七之続感想
三島屋百物語も7冊目。聞き手が富次郎になっての2冊目。富次郎が凡庸だから、変わり物語も凡庸か。。。 火を収める神器「火焔太鼓」。団子屋の娘の母の念の「一途の念」。さまよえる魂を鎮める水夫の「魂手形」。 だけどラスト「商人」の登場で!!!!! 凡庸な富次郎にどうか不幸が訪れませんように。お勝さんがおちかともども守ってくれますようにと願うばかりである。
読了日:04月06日 著者:宮部 みゆき
生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)感想
AmazonPrime無料Kindle版にて長編を!と選んだ1冊。 時系列に混乱した頭が、5章を読み終わり、納得し、もう一度最初に戻ったら、6章を読むのがドキドキだった。 まさか表題が、冬月さんの言葉だったとは。。。え?違う??物語の最初は、当然千景の事があったけど、あれ?春桜さんのことか??ってイロイロ思ったんだけどね(笑) いろんな人の苦悩が重なり合ってて苦しいところがいっぱいあったけど、ラスト、みんな幸せで良かった(^^) 作者没後に発見され出版された本とのこと。もっと他の作品もと思うと残念だ。
読了日:04月08日 著者:小坂 流加
神様の御用人 (メディアワークス文庫)神様の御用人 (メディアワークス文庫)感想
最近御朱印集めを始め神社に詣ることがふえたけど、この本を読んだら、冷や汗が出る思い!?(^^; 神様の御用人(仮)に選ばれた良彦がモフモフ狐の方位神の黄金に言われた言葉に愕然!「神祭りという行為により、人から感謝の心を奉納されることで神の力は補われていたのだ。そして人は、その神から恩恵を受けていた。神と人は、お互いがお互いを生かしめる、そんな関係であったのだ。」 こんな私だけれど、良彦と一緒にお勉強していきたい。一柱(はしら)、二柱と数えるその次元から。 一言主大神、大神霊龍王大年神。みんなステキだ。
読了日:04月10日 著者:浅葉 なつ
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)感想
最初、4人のギャングさんたちが別行動、っていうか、それぞれ個人の日常のお話なのねって。それがあれよあれよといううちにつながってってそれが断然楽しかった(^^) 本業の銀行強盗に割かれてるページ数が少なくって、誘拐事件の救出がメインになってて、悪が善になってるよ(…って言っても基本、イイ人たちだから?)。でも本業じゃないからもしや!!ってまたしても最後の方は問題が起きてることにドキドキ。でもやっぱり成瀬さんに間違いなんてないのね(笑) で、磯原君って、何者??今後重要な役割担うとか!?…ってそれはないか。
読了日:04月14日 著者:伊坂 幸太郎
白鳥とコウモリ白鳥とコウモリ感想
帯に出て来た「百夜行」「手紙」をみて、どんな後味の悪い作品だろうかと思ったが、読後感はいい感じである。 三分の一も進まないうちに事件解決を迎え、どんな展開が待つのかわくわくした(^^) そして伍代と中町の捜査一課と所轄を超えたコンビが良かった。ダブルミーニング(?)な白鳥とコウモリも。。。 「豊田商事事件」をほうふつとさせる昔の事件から、主人公はその関係者の子供たち。。。 「今後の目標は、この作品を超える事です」35周年記念のこの言葉は、認めてあげよう(笑)(←30周年のときの言葉は納得できなかった!)
読了日:04月20日 著者:東野 圭吾
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)感想
こんなに怖い本だとは思わなかった。だってこれがデビュー作なんでしょ? 最初の扉で「はじまして」とご挨拶を受け読み始めたら、主人公(?)と同じ名前。。。どうなってるの?・・・から、犯人(?)が彼女だとなぜかあっさりと思う。でも、どうもそうではないらしい!? 思い出した充、清水、明彦。。。この先どうなっていくのやら。。。後半に続く。
読了日:04月27日 著者:辻村 深月
冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)感想
気になって、一気に読み進んでしまった。。。 普通に考えたら、飛び降りた子は・・・そうだよね。まんまと作者の、そしてホストの思惑通りに騙されました(+_+) HEROの章がやたらと長くてほかの子たちの記憶とは色合いも違って、なんでだろう?と読みながら疑問に思ったけど、そういうことだったのね!金のピアスにはちゃんとひっかかりを覚えたのに、やっぱり私はおしい人です(笑) つらい謎解きだったけど、その後のみんながちゃんと前に進んでて、よかったです!
読了日:04月28日 著者:辻村 深月
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)感想
玉森くんの映画を見た後に再読。 だから主人公崇史の黒い部分が彼のイメージとかけ離れてて、変に怖くなったけど、人間ってこんなものだ。 自分の記憶が自分のものじゃないって言うのはかなり怖い。逃げることで選んだ記憶改変が、改めて自分の弱さをまのあたりにすることに。。よりよい未来に向けての研究が果たしてより良い未来につながるのか。25年以上たっても問題提起はかわらない。 脳の謎。。そして、さら~っと智彦への偏見(差別?)を恋人麻由子の口から語らせるのは、東野さんだなぁと。。ラブストーリーというくせに、重いわ。。。
読了日:05月03日 著者:東野 圭吾
神様の御用人2 (メディアワークス文庫)神様の御用人2 (メディアワークス文庫)感想
一寸法師少彦名神、一緒に国造りした超女好きの大国主神。その奥さんの須勢理毘売。心優しい貧乏神に、たった一人の子穂乃香ちゃんのの寂しさを埋めたいと願った泣沢女神。 謝罪でなく感謝を告げる良彦は、やっぱ御用人になるべく優しき、正しき(?)人の子なんだな。彼のいう、人間ゆえの心の闇をかかえつつ、厄介で愛おしい神様の事を一緒に知っていきたいと思うのである。
読了日:05月05日 著者:浅葉 なつ
陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)感想
本職(?)の銀行強盗がほんの数ページだけで終わってしまってるのにびっくり!読み直して、そうそう、それが始まりだったよ。。。って。。まぁ、これも時代の流れ!? で、そのかわりに軸となった悪者記者火尻に、本当にいいように使われてしまうのかとドキドキしたけど、さすが成瀬さん♪ おばあちゃんの形見の亀を愛する大桑さんとその部下の人たちもある意味、愛すべき人たちだった。 だからとにかく、火尻に制裁がくだって、ホントによかった(^^) 今回の辞書のNO1は、ボウリングに決まり!本編読む前に、衝撃うけちゃったよ笑
読了日:05月13日 著者:伊坂幸太郎
櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形 (角川文庫)感想
15作目。 なんか今までとはまたちょっと趣が変わったの?花房はどこへ??まぁ、いいけど・・・って読み進めていくうちに、なんと1作目ハーブティーのお姉さんに戻りましたか!!おまけに、エピローグは前作エピローグからの続きとは。。。そしてそれはまだ次にも続く!? もう、わけがわかりませ~ん。 ただ、今回新しく出会った新聞記者の八鍬さんが正太郎にとって今後、いい出会いであったと言えるのならいいなと思うのである。
読了日:05月16日 著者:太田 紫織
君と会えたから……君と会えたから……感想
AmazonPrime無料版。 目次を見て、これは私の苦手とする自己啓発本だと思う。でも読み始め、高校生男女のラブストーリーかも!?期待を込めて読み進む。けどやはりり啓発本であった。途中で何度も読むのがいやになったが、たまに入るラブストーリー的なものに引き戻される。読み終わったら、やはり啓発本であった笑 私はわりと人生を否定しながら生きてる!?ほ~らこんなに人生素敵だよ!って言われても、ふ~んとしか思えない(^^;でも生きるという事は死に向かってるのは理解してるはず!? とにもかくにも、了読おめでとう!
読了日:05月17日 著者:喜多川泰
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく (角川文庫)感想
クリスマスに一番近い日曜日の出来事が、百合子、阿世知、正太郎の目線で描かれる。。花房の正体(?)、櫻子さんの弟、惣太郎君の事件の謎。。。 百合子は正太郎からの着信を受けている。そして正太郎は設楽先生にメールも送っている。現場には山路さんと内海さんの刑事コンビも到着。。。 やっと、事件は解決にむかうのか?? 1冊の時間の流れがゆっくり過ぎるから、もう16巻。そろそろいいんじゃね??
読了日:05月17日 著者:太田 紫織
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送 (角川文庫)感想
ついに完結! 櫻子さんが正太郎の前から姿を消したのが、不幸な事でなかったのが良かった。 けど、花房が伯母の薫子さんの元カレ(?)で、山路兄がファントムってこと?青葉さんは?そして前作で阿世知と行動を共にしたのが山路兄で正太郎たちを迎えに来たのは山路弟なんだよね?なにやら複雑で、すっきりしない。。 でも梅さんと正太郎(惣太郎)の話はとても良かったし、櫻子さんの未来も明るそうでなによりだろう(*^^*) 母の活躍でお屋敷もそのままだし、また番外編などであえるかな(笑)
読了日:05月18日 著者:太田 紫織
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)感想
久々の初読みな湊作品。 1作目で、蚤取りをしてましたって!?うん、確かに。。。って思い、2作目では最後まで大豆生田(まみゅうだ)さんと同じこと思ってた。3作目、4作目を読み進むうちに、もうすっかり自分がどう思われてるかなんて、自分にしかわからないものだ。。。と思って、極めつけポイズンで、ホント気の毒、がんばれ~って思ってたら、ホーリーですっかりひっくり返された。もう何がなんだかさっぱり理解不能。これぞ、湊作品だわ(^^;と感心してしまった。 さてさて、wowowドラマではどんなになってるんだ!?
読了日:05月21日 著者:湊 かなえ
万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)感想
10作目にして最初の事件なんだね〜。にしてもこの作品の現代がシリーズでいうところのどの時系列に当たるのか??聞いあことある登場人物があちこちに。でもまだ出会ってもないとか!? だめだ。最初に戻ろうと1冊目に戻るとどうやらここと時系列が重なるらしい。。。 とりあえず、最初の依頼人の力になることができて解決!とまでは行かなくても足がかりができて良かった(^^)
読了日:05月29日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)感想
Xからの再読。 准教授の氷室さんやら牛込署の葉山さん。あの出会いからの今ね。。なんてニマニマしてしまう。 そう、高校の担任の喜屋武先生との最初のエピソードも!!チープグッズ店の瀬戸内親子との関係も。。。 シリーズ一冊目での伏線が二作目はもちろんだけど10作目につながるとは!?恐るべし。 2ではあの人。3のあの人につながるから、再読の道はこれからも長しだね(^_^;)
読了日:05月30日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)感想
Xからの再読。 偽札からのハイパーインフレの結末はこうしてXに引き継がれたわけね。。。 莉子さん、小笠原くんのそれぞれの失敗の差に少しだけ笑えた。 にしてもお金の価値がこうも世の中を変えてしまうとは。。。藤堂さんって人(職業?)が今も確実にいる(?)わけで、その人はとにかく大変だな〜。でも彼の怒りの場面はこれまた少し笑えた。
読了日:05月30日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)感想
Xからの再読。 最後の方の章で。。これはTKさんのお話(!?)、とは分かったがその他はさっぱり思い出せない。なにか重要なことが?と再読に至る。けど、事件から3か月後の1場面であり、現代がそこを経てモナリザ展の時代だよという時系列の説明として使われただけなのか!? にしても、有名ブティックのBGMに異音をまぜた脅迫事件?若い子をアイドルに仕立てる体の偽(?)音楽学校の設立か?どちらでもなく、ノロウイルス!?(今この話題は繊細すぎる。。) 西園寺さんが哀れであった。でも最後は潔かったかな。莉子さん恐るべし!
読了日:06月01日 著者:松岡 圭祐
AGRI 三鷹台おでん屋心霊相談所AGRI 三鷹台おでん屋心霊相談所感想
AmazonPrime無料版。 霊の存在を信じる陽太とあくまでも否定する天哉がAGRIという会社をつくり心霊現象を物理的(?)に解決する物語。 否定する天哉にばかり迫る霊(笑)、そもそも過去の経験をもって反対を実践してたって結末!? ただの相談者と思われた小高ちゃんが実はキーマンだった。。。個人的に、そのおばあちゃんチヅが好きだ(^^) 天哉も堅苦しいけど、陽太に負けず劣らず愛すべき人柄だと私は思う。
読了日:06月02日 著者:木間のどか
万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)感想
水無施瞬。なぜか海老蔵さんに脳内変換される(笑) 同じ師、瀬戸内陸から学んだ彼が根っからの悪者じゃなくて良かった(^^)彼のおかげで小笠原くんも成長した模様だし!?(*´艸`)なんか莉子さんもかわいくなった感? オークションでの選び方(?)が勉強になった!
読了日:06月04日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)感想
とりあえずの最終巻。表紙と、フィナーレで!!ってなったけど。。。だよね(^^; 太陽の塔、両手を結ぶ道が中にあるとはね。。。何年か前も確か内部公開してたよね~。ニュースで見ただけだけど。。足元までは何度も行ってるので、ちょっと親近感♪ ミステリーサークルの謎まで教えてもらっちゃって、なんともお得な最終巻でした。 華蓮ちゃんとの再会も、楽しみだわね(^^) 事件簿とおんなじ冊数くらい、まだ続くのよね。。。気長に行こうっと(笑)
読了日:06月09日 著者:松岡 圭祐
わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)感想
AmazonPrime特典で無料版を発見!これドラマでもやってましたっけ?見なかったけど。って読んだら衝撃だった。 表題の通り、定時で帰る、おきらくOLの話だと思ってたから。。。それなのにどんどんお気楽じゃなくなり、心配をよそに「死ぬ気」で働いちゃい、向こう側に半到達する主人公ユイユイ。 私にははここまでできない!中途半端なおきらく人間だ。とそれでいいやと思うのである。 だから却って、彼女はすごいな~と思うのである。この案件を終わらせた彼女が飲むハッピーアワーのビールはさぞかし美味であろう(^^)
読了日:06月14日 著者:朱野帰子
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想
中山七里さん初読み。 「蜜蜂と遠雷」のようなピアノに打ち込む人の話だと思ってたら、次々と主人公に降りかかる不幸におののく。 そして事件も続いていく中、コンクールに向けてのピアノ談義はすさまじく、ショパンの革命だけは知っていたのでその描写に、きっとその他もすごいんだろうな。。。って思ってたら!! 岬先生による最後の謎解きで、ちりばめられていた伏線に気付きこれまたおののく!!! 身障者に対する偏見とかもちりばめられていて、1冊でとても多角的な読書体験ができた感。 すごい作家さんだと最後にも一度おののく私ww
読了日:06月15日 著者:中山 七里
夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)感想
本屋大賞作家さん、文庫で読めるのは短編集か。。。なんてなめてかかってたのを激しく反省した。だって、なんだかんだとみんな繋がってる!!最終話が、あれ?なんて思ったもののあとがき読んで!!!もちろんそうよななのよね〜(^_^;)と、一安心。私的には多角的なひとつの物語として読み終えた♪ 生きることが難しくても前に進んでいくそれぞれの主人公たちに背中を押され、一見、つらい物語に、めっちゃ元気をもらえました(^^)
読了日:06月22日 著者:町田 そのこ
猫のお告げは樹の下で (宝島社文庫)猫のお告げは樹の下で (宝島社文庫)感想
とある神社のタラヨウの葉にお告げを告げる猫のミクジがもちろん、この物語の主人(猫?)公だけど、私はその後にいろんな姿(掃除のおじさんが頻度高し!?)で登場する宮司がとてもいい味を出して良いと思う。宮司さんであっても悩める友の息子であったり、自らを学校の教室の係のようなものだという彼が。 七つの物語。チケットとタネマキで号泣してしまった。特に好きだわ。 タラヨウの葉のある神社で赤いベンチに座るべし!でも私は猫より犬派なのだが‥(^_^;)
読了日:06月27日 著者:青山 美智子
さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
ドビュッシーの解説にあった「玄太郎お爺ちゃんと介護者みちこさんの短編連作」の本作を2作目より先に了読。 玄太郎さんのパワーは絶大で、なるほど、彼女が犯罪に至った思いもわからないことはない。。。結局火事は事故だったのか??ドビュッシーを読み返してみてもわからず。。。 ただ、いなくなる友が増え、図らずとも事件にかかわり己の人生を振り返り。。。店子にすぎない岬先生に探偵家業と孫たちの行く末を引き継ぐことが出来て、キレイな(?)人生の幕引きだったのかなぁ。。なんてラストであった。 銀行強盗の人質になった話が好き。
読了日:06月30日 著者:中山 七里
最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ (角川文庫)最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ (角川文庫)感想
プロローグで淡海先生の決心を聞いて、あぁ、このまま海里君は俳優のカイリ君に戻っていくのね。。。なんて思ってたのに問題は、そんなに簡単なものじゃなくて、それをじわじわと感じさせていく、まわりの優しい人たちに、泣けてくる。 カンナちゃん家クリパに、五十嵐家のパジャマパーティ。なんかとても暖かかった(^^) ぐじゃぐじゃロールキャベツをお師匠さんに懺悔する夏神さんもとてもキュート。 仁木刑事の新相棒竹中くんもナイスだな~。 ちょっとだけ新しい関係になる夏神さんと海里君、そしてロイドに、幸あれと祈りたい♪
読了日:07月01日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ (角川文庫)最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ (角川文庫)感想
久々にばんめし屋のカウンターに幽霊さん登場!!(笑)夏神さんの一人対応も素敵だったし、一方海里くんにも新しい出会い。ゆうこお姉さん!(笑)彼女の息子さんをも含め、ホントに海里くんは恵まれてる。。中途半端のどこが悪い!?ステキ過ぎる!! エピローグもステキすぎ。ホント、ロイド、ナイス(^^)b
読了日:07月04日 著者:椹野 道流
最後の晩ごはん 閉ざした瞳とクリームソーダ (角川文庫)最後の晩ごはん 閉ざした瞳とクリームソーダ (角川文庫)感想
表紙を見て、海里くんがバーテンダーになっちゃった!?ってアセった。 目の見えない瞳さんに、空気が読めない坂口くんが放つ「心の獣」の話がぐっときた。。。 程度の差はあれしんどいものを背負ってる。人生投げる必要はない。すごい言葉。元気が出るよ。 真剣に料理に取り込む夏神さんとよきサポートをする海里くんの写真、見たいなぁ(笑) もちろん不思議な名前の美味な小鉢たち。食べたいなあ(◍•ᴗ•◍)
読了日:07月05日 著者:椹野 道流
子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)感想
狐塚くんと月子ちゃんの話かと思っていたのだが。。。 iは上原藍θは木村浅葱。苗字がちがうのは?? 今田は、浅葱を脅した輩の友人。じゃ、翼くんは?? 犯罪やら手記を公開したiがわからない。 浅葱は耐えられるの? で、恭司くんは何者なんだろう?? 疑問だらけのまま、後半へ。。ちょっと、怖いけど。。。
読了日:07月10日 著者:辻村 深月
子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)感想
え?そういう結末なの??って感じ。。。 月子と狐塚が兄弟って。。。お母さんの日向子さんとの電話が伏線だった!?にしても、わからんよね。。。 浅葱がとてもかわいそうだとおもってたけど、それもなんだかわからなくなった。だって・・・ねぇ、、、 私があやしいと思ってた恭司もえ?え?え??って感じ。 だって、月子と話したの浅葱よね。。。 ただ、翼君がただ一人でも幸せで、よかった(^^)
読了日:07月12日 著者:辻村 深月
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)感想
またしても主人公が犯人なのかい?と言う驚愕。そうでない結末にほっとした。。。 才能、と現実。お金。将来。音大生の現実は厳しい。 でも、前作で主人公をいじめた下諏訪さんや晶くんが岬先生の指導の元、素晴らしい演奏ができて良かった。 才能に恵まれるのは孤独との戦い。学長の言葉が悲しかった。 水害から逃れた体育館で群衆を黙らせた音楽。たった一人でも音楽を必要とする人がいるならばそして自分にそるができるなら、奏でるべきだ。という岬先生の言葉に、コロナ禍の今、改めてそれを願う。芸術は決して不要不急ではない!
読了日:07月18日 著者:中山 七里
死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)感想
ミュージックを愛し、イマイチ人間を理解しきれていない、雨男の死神は、イケメンな模様。。。周りにそんな人が現れないか注意をせねば!(笑) 情報を聞かねば教えてくれないケチな情報部から、ポンと現場に送り込まれる設定がなぜが奇妙に面白い。 最後の章でこの一冊の物語がやたら長い時間に起こったことが判明するのだが、まあ、死神の時間だものね。。。 「旅路を死神」が好き。えっ?「重力ピエロ」次に読む本が決まりました。。。
読了日:07月27日 著者:伊坂 幸太郎
死神の浮力 (文春文庫)死神の浮力 (文春文庫)感想
え?調査結果の報告が!? でも、全然関係ない人のうわさ話で車にはねられた=事故って事は死神さんが見届けてるという事。。。なんかつらいなぁ。。。そう思うから、だから、あえての描き方なのか?そう、死は怖いものではない。。 本城が信じられないくらいひどい人間だけど、それ以外の人はホント良い人だった。最初は裏切り者かと思われた箕輪くんも、ファン(?)の小木沼くんも(^^) 死神界のキャンペーンにゾッとしたけど、結果は良かった!図らずも、山野辺夫妻の思う通りになってるもの!(笑) 千葉さんの思考回路がやはり面白い!
読了日:07月31日 著者:伊坂 幸太郎
重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)感想
遺伝子とかガンジーとか難しいけど、ちょっと風変わりな、でもとても素敵な家族の物語。 3人が父の病室で放火事件のあらましを語り合ったところまで読んで「旅路に死神」の春の出演場面を見て、ええぇ~~~!!!と思った(^^; 副業探偵の黒澤さんと私はもう出会ってる? 青葉山の橋で「私」が出会ったのは、オーデユポンの伊藤さん!ってのは知ってる♪ 伊坂作品の楽しさを、垣間見て興奮の私(笑) ピエロを見て「楽しそうに生きてれば重力なんてなくなる」と言い切ったり、競馬場で息子達の名前を冠した馬にかける母親が素敵だ。
読了日:08月13日 著者:伊坂 幸太郎
本と鍵の季節 (集英社文庫)本と鍵の季節 (集英社文庫)感想
学校の図書委員としてそんなに親しくはないけどいっしょにいる事の多い堀川と松倉。学友の依頼でちょっとしたなぞと時をする二人。ひたすらまじめで人を信じる堀川と、どこか得体の知れなさを見せる松倉。ただの学園ミステリーかと思いきや(表題の通り、事件にはホント鍵がかかわってくるという趣向があるが)結構思い結末が待っていた。 ただ、二人の違う視点からの謎解きはとてもいい感じだったので、これからもこの二人の仲が続けばいいと思う。 現実、松倉にかかる重荷は、堀川と同じく私にもわからないのだろうけれど。。
読了日:08月18日 著者:米澤 穂信
ソロモンの偽証 第I部 事件ソロモンの偽証 第I部 事件感想
自殺した(?)少年柏木卓也。彼を中心に学友たち、兄、記者がてんやわんやに! いじめっ子を犯人にしたい生徒。隣人を不幸にしたいまったくの部外者までも巻き込んで。。 時はバブルの幻想が渦巻く。それで力を持った父親。ペンション経営を夢見る父親に悩む息子。様々な問題が詰め込まれすぎて、何からつをつけたら良いのやら。。 にしても、マスコミの力は怖い。おかげでややこしさに拍車がかかる。 涼子たちは真実を見つけることができるのか? 第二部に進む。。って、再読なんですけどね(^_^;)
読了日:08月23日 著者:宮部 みゆき
ののはな通信 (角川文庫)ののはな通信 (角川文庫)感想
「のの」と「はな」の手紙(メールにもなる)で成り立つ二人の女性の高校生(グリコ森永事件)から大人(東日本大震災)になった物語。 高校生のののの価値観(?)がまず嫌いで、はなの純朴素直すぎな身勝手さにも辟易。大学生の再会と別れもなんて邪魔くさいんだろう!そもそも私は女子独特のつきあいが苦手なのだ! だから異国の地でのメールだけのやり取りは、わりと心穏やかだった。実際に距離が離れていることが、結局気楽でいいと思うのか!? ラストはだから何なん?だったけど。。 で、ゾンダがどこにあるかググった私です(笑)
読了日:08月30日 著者:三浦 しをん
ソロモンの偽証 第II部 決意ソロモンの偽証 第II部 決意感想
検事、藤野涼子。弁護人、神原和彦。被告、大出俊次。罪状、同級生柏木卓也に対する殺人の罪。 城東第三中学で行われることになった学校内裁判に向けての準備が始まる。罪をさばく目的でなく真実を求めて。 他校の生徒神原の目的は?私はやはり、小林電器店の前の公衆電話から電話を掛けたのは、彼だと思う。それが、「本人」と言うことだと。 でも、何も見えない。ここに来ての目撃者樹理の主張もどこに向かうのか? 皆がそれぞれの決意を胸に立ち向かう裁判をしっかりと傍聴する事にしよう!。。。って、再読なんですけどね(^_^;)
読了日:08月31日 著者:宮部 みゆき
君が夏を走らせる (新潮文庫)君が夏を走らせる (新潮文庫)感想
あ~。なんか、セツナイ。。。 でもキラッキラに輝くわずか1か月ほどのこの日々を、鈴香に忘れないでいて欲しい。。。そしてもちろん大田君にも! 大田君、進級した高校にはなじめなかったけど、できる事はたくさんあるんだ!鈴香のお母さんは、話を聞いて、一目会うだけで、それをわかったのかな?まぁ、鈴香のお父さんと結婚する時点で、そういう眼力のある人なんだろう(笑) 大田君の駅伝時代の話があるんだって?読む順番間違えた!? でもだから、この後の大田君、もしかしたら鈴香にもまた出会えるかもしれないのね(^^)へへへだね。
読了日:09月03日 著者:瀬尾 まいこ
ソロモンの偽証 第III部 法廷ソロモンの偽証 第III部 法廷感想
学校内裁判が教師を最初の証人として迎え始まる。元校長、女生徒、被害者の家族、記者、刑事。被告人の仲間(手下)。たかだか中学生の調査能力がどれだけの大人を巻き込む!?恐るべし。。 が、電器屋のおじさんの証言から空気が一変。 追い詰める涼子。絞り出す神原。健一の弁護、そして樹里の叫び!!直視なんてできない(涙) 兄の宏之が、やはり結局正しくて、柏木卓也の恐ろしい事! でもそれを認めた上ですばらしい答えを導き出した陪審員たちに大きな拍手を!! エピローグ。そうか、これは実は彼の物語だったのか(笑)
読了日:09月06日 著者:宮部 みゆき
透明な螺旋透明な螺旋感想
一気に読んでしまった(^_^;) 湯川の母親?事件絡みで亡くなってなかった?いやそれは加賀さんだ。。混乱するおバカな私。 リンクする、事件と湯川の生い立ち。呼びかける「お祖母ちゃん」と「お母さん」。思いは正反対ほど違うけど、ぐっときた。。 どんどん湯川センセが人間臭くなってる。ウレシイ! リモート、感染症、マスク。。時代をちゃんと反映してる。 草薙さんも、偉くなっちゃって!!(笑) 唯一人、上辻が、最低最悪のクソ男ヽ(`Д´)p
読了日:09月08日 著者:東野 圭吾
鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)感想
青山さんとはこういう作家さんなのね。。短編集と読み進めるといるとなんだか、ちょこちょこ引っかかりを覚え、乃木くんで、最初に戻った!(笑)そして同時に時代が遡っていることもそのときにやっと気付くという遅さ(^_^;) 外巻さんと内巻さんに会いたいけど、私の場合もはや、はぐれることさえなく、ただ生きてるだけかも(^_^;) ステキな言葉があちこちに散らばってて心が優しくなる一冊でした。
読了日:09月14日 著者:青山 美智子
余命10年 (文芸社文庫NEO)余命10年 (文芸社文庫NEO)感想
電子版。DLだけして放置してたのを、映画化、主題歌RADWIMPSというニュース観て思い出し読んでみた。 茉莉ちゃん。ごめんなさい、好き、そしてちゃんとさよならも言った。あの場面できちんとさよならできることにものすごく強い意志を感じた。余命宣告って、きっとそういうこと(?)なんだろうと思う。 ラストの小学校の場面は、姪っ子ちゃんかな?なんて想像力を働かせ。。。 映像化は、アニメとか、コスプレとか楽しそう♪ 「死」と向き合う事は、まだちょっと嫌だなんて甘い事思う私はもう茉莉の年を随分超えている(^^;
読了日:09月16日 著者:小坂 流加
あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)感想
この本は、次はどんな横槍や不幸が五鈴屋をおそうのだろうとドキドキする。案の定の火事。。まあ、どこにも死人が出なかったので一安心。 太物仲間での協力がうまくいって本当に良かった!今も見かけるお相撲さんの名入りの幟や浴衣が幸の五鈴屋の発案だと思うと相変わらずすごい知恵だ!! 菊栄、保晴、そして富五郎。いいご縁です。 そして!河内屋さんの発言に涙が溢れた!次巻もきっと幸せな1冊になるわね♪
読了日:09月17日 著者:高田 郁
禁断の魔術 (文春文庫)禁断の魔術 (文春文庫)感想
最新作「透明な螺旋」に出てくる「レールガン事件」ってどんなだっけ?ってことで再読。 湯川先生が科学技術によって人を傷つけたりするのはいけないってことを亡くなった父の教えを語りながら、自分の身を挺して(?)に後輩を諭す作品。草薙さんに「公務執行妨害」といわれても仕方ない事やってます!(笑)古芝君次第では、殺人犯だったよ!!(^^; 復讐の的になった大賀仁策さん、悪い人じゃないんだよね。。テクノポリスのリニアの夢を語るところなんて少年そのもの。もっと彼がちゃんとした大人だったら…残念!
読了日:09月20日 著者:東野 圭吾
マスカレード・ナイトマスカレード・ナイト感想
映画の前に再読。で、再読なのに、新田が犯人と対峙し、その後の証言を聞いても、理解が追いつかない。だから、犯人誰??って(^_^;) コンシェルジュに昇格した山岸尚美さんが素晴らしすぎ!結局、誰よりも早く犯人に近づいていたのだから。。それをフォローしきれなかった新田よ!精進してくれたまえ(笑) なにより私には日下部氏の正体に愕然! そしてお客様として訪れた新田に対するフロントマン氏原氏がとてもキュートでした。 森沢の妹の聴取の場面。ドラマハコヅメでも扱われてたよね。難しいね。 さて、そろそろシリーズ新作を!
読了日:09月27日 著者:東野 圭吾
すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)感想
一見普通でも普通でない人たちの物語。美寿々さんの生き方がある意味羨ましい。もちろんPMSと生理痛で月の半分が超つらいって言うのが羨ましいわけでない。それゆえの「自己憐憫はしない」という前向きな生き方が!アンディ君との付き合い方が!(笑) あと、芥君改め央二君。人を見る目は確かだよね~。巻末収録の短編では、まるで、見てきたかのように! 一悟君をめぐる偏愛で、ごちゃごちゃしちゃたすみれ荘。火事で燃えちゃったけど、それはそれでリセットするいい機会だったのよ!人が良すぎる一悟君、央二君がいれば無敵かな(^^)
読了日:09月29日 著者:凪良 ゆう
キネマの神様 (文春文庫)キネマの神様 (文春文庫)感想
映画は昔の恋物語が中心で、原作は「今」の物語。こっちの方が断然いい! 父にネットを教えたことで、娘歩の就職が決まり、そしてそのゴウも評論家(?)として書き物デビュー。国をまたいで真の友人ができる。無責任、炎上とか悪い事もあるけど、便利でよい世界になったものだ。 そしてさらに編集長の引きこもり怪獣もゴウの文章を通じてそこから脱却する。 マハさんは、家族のつらい現実を描きながらもその愛をもとても素敵に表現するいい作家さんだと改めて思う。 バリバリ活躍する清音ちゃんもとてもいい! 優しい気持ちになれる物語だ。
読了日:10月02日 著者:原田 マハ
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)感想
声の力を持ったぼく ふみちゃんを奪われた復讐にその声を使うため、秋山先生のもとで学習する。 食用とペットの扱いの違い 自分の知り合いとそうでない人とでの正しさの違い 考えさせられることばかり。 私には罰どころか条件さえ提示できない恐れ。 なのにぼくは!!! 秋先生が怒るのは無理ないけど、そんなぼくを私はすごいと思う。 次の作品で元気な二人に会えるかな? でも私には秋先生も動物園に行った二人も思い出せない。から、また前に戻る。先に進めない私(+_+)ホント嫌になる。
読了日:10月13日 著者:辻村 深月
あかんべえあかんべえ感想
約20年ぶりの再読。 女の子が肩車をされて歩いていく。。って場面だけを強烈に覚えていた本作。 興願寺の住職の時代、そして現代(時代物だけど)、人の業というのは全く変わってなくて、なんともいえないもの悲しさを感じるが、今も昔もそれに対し、きちんと正そう、解決しようって人がいて、世界は成り立っているのだなぁと。 主人公おりんが子供ながらに、亡者の元之助、おりんと話し合いながら「人」を学んでいくさまが、いい。 そして多恵母さんと絆を結びあえたのに一安心。 亡者さんもみんな成仏できて、よかったよかった(^^)
読了日:10月17日 著者:宮部 みゆき
旅屋おかえり (集英社文庫)旅屋おかえり (集英社文庫)感想
表題をみて、おかえりって旅館での話かな。もちろん、ただいま、おかえりの。。って思ったら早々に丘えりこって名前の通称かよ!って(笑) でも、最初の思いは間違ってなくて、ダブルミーニングなんだなと、読み終わってわかる。 最初の旅でのハプニングの数々!おかえりの周りの人たちの溢れんばかりの愛に涙し、あとの旅では、愛ゆえの憎しみからの開放に涙。 旅屋。イイなぁ。おかえりさんのアシスタントになって一緒に旅したい!そしてあちこちでおかえりって言ってもらいたいな。 そして改めて、マハさんの旅は家族がセットなんだね。
読了日:10月18日 著者:原田 マハ
名前探しの放課後(上) (講談社文庫)名前探しの放課後(上) (講談社文庫)感想
いつかとあすなが、わざわざ遠く離れた学校に進学した意味がきになりますね。そしてあすなの保護者として父母じゃなく祖父なのも気になる。 果たして名前探しの本人は河野くんでまちがいない!? 天木のすっぱりした性格がいい。秀人と椿の関係も良い。 さてさてどんな結末が待つのか楽しみだ。 下巻に進みます!
読了日:10月27日 著者:辻村 深月
孤宿の人 上孤宿の人 上感想
讃岐の国丸海藩の枯滝の屋敷に、幕府の罪人、加賀殿が流されてきた。 上巻では丸海藩に住む人々が、それによって不安をあおられ、そして振り回されて右往左往する姿が描かれている。 匙の井上家の啓一郎先生に舷洲先生、引手見習の宇佐、町役所同心の渡辺、そしてほう。。。 再読だから(15年以上ぶりだが)加賀さまが鬼でないことは知ってるんだけれど、実際自分が丸海にいたら、どれだけ不安だったことだろう。 にしても、男の子は勇敢すぎても困りものである。彼らの一家の行く末も、気にせずにはいられない。 そしてもちろん宇佐も。
読了日:10月31日 著者:宮部 みゆき
名前探しの放課後(下) (講談社文庫)名前探しの放課後(下) (講談社文庫)感想
友春が教室を飛び出したところからいきなり急変!? 前半は普通に上巻での謎、いつかとあすなが遠い学校に通う原因が明らかになっていくのを追いかけてたんだけどなぁ。 まぁ、さすがに私でも、途中で、河野君は違うんじゃないとは思いはじめたけど、そんな結末だとはねぇ(^^; おもわず読み返したら、伏線がゴロゴロ!!(笑) さらなる衝撃は秀人と椿の正体!!ピアノの郁也君がドラえもんって言ったところで彼の正体がわかり、じゃぁふみちゃんは?なんて思いはしたけど、また惜しかった。 さすが辻村深月さん。天晴でした(^^)
読了日:11月03日 著者:辻村 深月
いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
岬先生は主役じゃないのね。でも、事件は解決しちゃうし、戦闘を止めて大統領に感謝されるし、主人公(?)のヤンの人生を変えちゃうし、やっぱすごい!! ショパンってポーランドだったのね?そもそも知らないし、ましてや彼ののピアノについてなんて全然わからない(聞けば知ってる曲はもちろん多いだろう)、ピアノの技術についてもほぼ知らないのに、あっという間に引き込まれた。すごい!! そして、ドビュッシーの彼女に、ラフマニノフの彼彼女の後日談がちらと顔をのぞかせてニマニマ。 もっともっと岬先生を知りたいぞ!
読了日:11月09日 著者:中山 七里
孤宿の人 下孤宿の人 下感想
ほう、呆、方、宝。 たくさんの陰謀がゆらめく丸海の町中とは裏腹に悪霊の住処としておそれられる涸滝のお屋敷の中のほうと加賀さまのやり取りが優しすぎる。 匙家の思惑通り、丸海の神となる加賀さま。死を願いながらも、実際何が自身に起こるのかは知らされてなかったのね。ただほうの一言ですべてを悟る。やはりすばらしく頭の切れるお方なのだ。そんな人が罪をかぶらねばならぬ暗い政治の世界は今も昔も変わらずか。。。 たくさんの人が死んでしまったけど、これからのほうが幸せでありますように☆
読了日:11月14日 著者:宮部 みゆき
どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
高校生の岬くん(^^) プロローグで鷹村くんが、岬洋介の最初の事件。というが、父恭平の章の最後の1行で、あら鷹村君、残念!ってなんかとても微笑ましい。 素晴らしい楽器と音楽室と、友達、近しき人の死、容疑者、そして突発性難聴。事件解決への考察。たった半年間にものすごい経験をつんだ岬君。彼のことをちょっとだけ、分かってきた感じ。。。!? 一度はピアニストをあきらめることになった岬洋介。もっともっと、彼のことを知りたいぞ! 本編はちょっとした青春小説。そして父の章で本格的なミステリー。なんかすごい得した気分♪
読了日:11月16日 著者:中山 七里
もういちどベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)もういちどベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
司法修習生の岬洋介。同期の天生君が、修習生としての岬に劣等感(?)を抱く。そんな彼はベートーヴェン好きで。。。ピアニストとしても岬に劣等感を抱くことになるの?ってドキドキ。けど、彼も前作の鷹村君と同じく良い人でよかった。スタジオでの岬を見つけてからの天生君が、なんだかんだ言ってもとても素敵であった(^^) 仕方なく進んだ司法の道で、ピアニストとしての再生のきっかけになるとは、人生何が起こるかわかったもんじゃない。 だからこその、ラフマニノフがありドビュッシーがあり、ショパンに続くのだと、なにやら感慨深し。
読了日:11月20日 著者:中山 七里
フーガはユーガ (実業之日本社文庫)フーガはユーガ (実業之日本社文庫)感想
ファミレスで僕(優我)がもう一人の僕(風我)との過去の体験を製作会社に勤める高杉に話している。。 僕の話にはわざと噓をついている部分がある。 最初の数ページですでに混乱している私。でも、その嘘ってのが虐待だとかのつらい部分だといいのに・・という思いはどんどんと裏切られていく。 辛いながらもしっかりと生きている二人が人並みに幸せに生きれればいいと思うが、伊坂さんの描く物語はそんなに甘くはない。 でも、ワタボコリ君の行動に、期待!する。が・・。 辛いけど、ある種ハッピーエンドだと自分に言い聞かせた。うん。
読了日:11月28日 著者:伊坂 幸太郎
ばんば憑き    ばんば憑き    感想
政五郎親分におでこ。青野様、悪ガキ三人組に偽坊主の行念坊、他シリーズの面々との再会に心が踊るものの。。 目玉だらけの布団とか喋る狛犬。化け猫に木槌の物の怪。宮部ワールドが全開です! にしても、ばんば憑きとなった、お松さんの過去が悲しすぎる。思い出さねばそれなりに幸せだったのに。。それはラストの木槌もそう。 物の怪よりも、恐ろしきは人の業。宮部さんの時代物はいつもそれを突き付けられるなあ。 でもラストが心ほっこりで、また新作を楽しみに待つ私なのです。
読了日:11月30日 著者:宮部 みゆき
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)感想
椎名の出会った悪魔然とした河崎は、絶対に悪者だと思った。そして2年前に遡った琴美の態度からもそうだと思ったんだけどな^^; ただ、椎名のいる今に琴美がいないことは歴然としてて、奴らに殺られたの?ドキドキした。 人に興味のない麗子さん。ドジル。みんな変わってく。。。河崎にはびっくりだったけどね。 コインロッカーって何?って思ってたら、時系列の違った二つの物語で共にきっちり回収された。 伊坂作品で本作は、わたし的にちょっと難しかった(*_*)
読了日:11月30日 著者:伊坂 幸太郎
対岸の家事 (講談社文庫)対岸の家事 (講談社文庫)感想
生きていく上で人と関わっていくということは大切だと改めて感じた。 私には子供もいないし、家事は親任せ。なのに仕事をして、家事もこなす玲子さんが眩しくてならない。中谷は、ほんとにヤなヤツだけど根はいい人なのよね(笑)あ、私は決してお近づきにはなりたくないけど。。。 詩穂はなんだかんだと幸せだ。でもそれは、自分がちゃんと頑張った結果なんだよな。。 虎朗目線の物語がどこにつながるのか?随分行ったり来たりと読み返したら、なんと最初だった!(笑) 前向きに生きなきゃ!って思わされた。
読了日:12月08日 著者:朱野 帰子
噛みあわない会話と、ある過去について (講談社文庫)噛みあわない会話と、ある過去について (講談社文庫)感想
怖かった(T_T) キラキラアイドルの佑くんとテレビで有名な塾講師ゆかりさんが。。。それはきっと私が美穂や早穂的な人間だからだわ。。。なにもあんなにこっぱみじんにやっつけなくても。。やった方は自覚なくてもやられた方はいつまでも覚えてるのね。怖いこわい。。。
読了日:12月13日 著者:辻村 深月
魔術はささやく (新潮文庫)魔術はささやく (新潮文庫)感想
ブックオフの値段シールが貼ってある、いつ読んだかも定かでない再読は、まったく記憶の片隅にもなかった(^^; あぁ、宮部さんって社会派って呼ばれてた頃の作品だ。 万引きが減ったのは。。。ってのはうっすら覚えてたけど、女性たちが自殺していく本編は全く。。。もちろん、守に坊やって呼びかける魔術師の事も、叔父を救った男の事も。。 私も間違いなく彼が父かと思ったけれど、読み返してみると、冷たい雨の事とかちゃんと書いてある。 守の強さがうらやましい。私だったらきっと誰も許せない。 解説がなんかちょっとやな感じ。
読了日:12月15日 著者:宮部 みゆき
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想
カエル男の犯行はもちろんだが、それ以上に最初のナツオの件がエグかった。そしてそれはさらに上を行く。。私は彼、男の子だと思っていた。そして、カエル男事件と並行して起こってると思ってた。 町の人々が警察を襲うところは恐ろしく、そしてさらなる古手川刑事の受ける暴行が心底恐怖だった。身体的にもだし、ましてや相手が。。。 そしてラストの一行が!! 中山作品に多数出てくると噂の古手川刑事の成長を楽しみにするぐらいしか、安らぎを見いだせない1冊であった。
読了日:12月19日 著者:中山 七里
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)感想
御子柴シリーズ♪と読み始めてすぐに、え?御子柴さんって悪い人なの!?(岬シリーズを先に読んでいた私はてっきりそんな感じのいい人を想像してた)びっくりしつつも、古手川&渡瀬刑事の登場にワクワク。少年院時代のピアノの少女って?そんなつながり!?なんてドキドキ。 一人目の犯人に驚愕し、さらにその後に驚愕の上塗り! びっくりしかなかった。。。 渡瀬と御子柴の戦い(?)を今後も一緒に追い続けたい。だから御子柴さん、死にかけてる場合じゃないよ!
読了日:12月29日 著者:中山 七里

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