気が付けば2月になってしまっていることに汗
先週水曜日 岩井俊二監督の ラストレター 観てきた。
そして岩井俊二監督といえば圧倒的だったLove Letterのトヨエツ&ミポリン
なんとも豪華な面々で。。。
で、先日鶴瓶さんのAスタジオを見ていましたら、写真左下の眼鏡の人は
エヴァンゲリオンの監督さんだとか。。。
そうそう、ラストのエンドロール見て、声上げそうになったんだけど
音楽は小林武史。そうそうたるメンバーで、私が好きでないわけがない。。
良かった。劇場で観られて(^^)
ストーリーは
裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。
勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。
ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていく―――公式ページより
いわゆる恋の三角関係なんだけれど、この映画の一番の見どころは。。。
ましゃが、なんとも言えず、かっこ悪いダサ男なところ。。。!?
て言ったら、叱られるかもしれないんだけれど、同窓会の帰り道、
鏡史郎が裕里の事を追っかけてきたバス停の下りがほんと、なんとも言えずに
カッコ悪いのだ!!(笑)
だから、当然、その高校時代の鏡史郎を演じている神木君もダサくって(笑)
半面、過去のLove Letterで純愛を演じたトヨエツが、悪い男になってさ。
でもワイルドでカッコイイ。ダサ男ましゃを恫喝する場面はキュンキュンした。
そして、その彼女の中山美穂は、なんだか疲れた場末の女っぽさがこれまたよくて。。
なんて言ってたら、岩井俊二監督の、珠玉のラブストーリーって歌いはどこに行った?
ってことになってしまうんだけれども。。。(^^;
まあ、さすが岩井監督だから、映像は美しかったよ。裕里、美咲の娘たちの
すずちゃんと森七菜ちゃんが、ラブラドールレトリバー(だったっけ?)を連れて
学校を散策する場面とか、ましゃのカメラに収まった傘をさす二人の姿とか
あぁ、なんか、淡い青春を振り返るようで。。。
あんな時代もあったねと歌いだしたくもなるのである。
面白いのは、この時代に「手紙」なのである。
まぁ、最初は、LINE交換するんだけれども、嫉妬に狂った裕里の旦那が
スマホを水没させて、連絡先が分からなくなる、手元に残ったのは名刺の住所。
文通が始まるのである。裕里から鏡史郎への一方通行だったはずが
娘たちを巻き込み、そして裕里の義母の恋(!?)まで巻き込んで。。。
で、表題のラストレター。美咲が娘の鮎美に残した手紙の事だと思うんだけど。
結局、美咲が卒業生の答辞(?)として読んだ文章。
これが、実際、鏡史郎との合作だったわけなんだけれども。
今を大切に生きろ ってことなんだと思うわけだけど。。。
ただ、裕里にとっては、つらい物語だと思うわけ。
高校生の時好きになった鏡史郎は、姉の事を好きになり、結局つきあっていたわけで。
さらに、みんなが勝手に勘違いしたとはいえ美咲と間違えられたのをいいことに
なり切って接してた鏡史郎に、実はモロバレ、祐里だってことは気付かれてたり。
あぁ、そんな感想しか持てない私は、嫌な大人になったんだなあと思うわけです。
最後に印象深かった場面として。。。
3人の女が、鏡史郎から「美咲」の本にサインをもらうんだけれども。。。
美咲を死に至らしめた男の今の彼女の中山美穂・・この本おもしろいの?
美咲の娘鮎美・・・何度も読んだから、手紙をもらってすぐにこの人だってわかった!
そして裕里・・・恋敵の姉を称賛する本だよ??どうなのよ(←これは私の感想)
煮え切らない、鏡史郎が、次の一歩を踏み出すには、ステキな夏だったと思われます。
はい。