makiのきまぐれブログ

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東野圭吾 時生

ここ何年か、年初めには東野圭吾を読むって傾向あり。
2015年は秘密だった
2014年は名探偵の呪縛だった
2013年は悪意
2012年はある閉ざされた雪の山荘で
 
去年の暮れに、読みかけの本があったんだけど、ゲンを担いで(なんの??)
本棚から選んできたのは

東野圭吾さんの 時生
 
この本のラスト数ページと、最後の1行がものすごくってそこだけ鮮明に覚えてて
東野作品の中でもピカイチのおきに入り。。。。なんだけど、実は内容覚えてなくて!?
再読した次第なんですけどね。。。
 
 
ジャンルで言えばファンタジーもの??
意識不明の息子が時空を遡って若かりし両親(特に父親)の元に会いに行き
その人生を正す・・・みたいな??
 
で、その父親が主人公(?主人公は題名にもあるから息子の時生なのかしら??)拓実。
いつかでっかい山をあててやる。
こんな自分になったのは親が悪い。周りが悪い。
こんな仕事、自分がやるべき事じゃない。
 
なんともまぁ、絵にかいたような、駄目な男。
 
「あの人の若気の至りを見るのは辛い」
息子にまでもそんなことを言われる始末。
 
けど、そのトキオのおかげで、自分の出生の秘密を知り
(っていってもそこまでが大騒ぎだったけど)
自分が望まれて生まれてきたことを知り
自分に未来を託されたことを知る。。。
 
フラれた恋人を是が非でも救い出した辺りから、あのダメ男がここまで変わるか!?
なんて思ったけれども、それこそ、気の、心の持ちようっていうことなんだろね。
 
そして、父親拓実とまだ出会ってなかった母親麗子のことも救う。
二人の出会いを作る。。。
 
こうなったら、卵が先か、鶏が先かの議論に突入しちゃうような話だけれども
そんな理屈なしで、とにかくやっぱり私は再びこの作品のラスト数ページ、そして
とどめのラスト一行で、感極まる!!という流れなのでありました(笑)
 
 
テーマは親子ってことなのかしらね。
時生(トキオ)とは親子の親 だけど、物語の大部分母親に捨てられた(と決めつけてる)息子。
一人の主人公を両方の立場で描いちゃうってやっぱり東野さんって凄いね~。
 
時生は病気で意識障害ということだったけど、年末に読んだ東野さんの最新作にも
今度は事故で意識障害の女の子のお話だった。。。
東野さんの作品って、意外にそういうループ(?って言い方が正しいかどうかわからないけど)が
あるのよね。
親子ってテーマでは私にはちょっと縁遠いけど、意識障害ってことでは、身近なのね。。。
 
それを何気に選んじゃう私って、実はすごくない!?
 
 
と訳のわからない結末に落ち着いた(!?)ところで今日はここまで。