2024年に読んだ本のまとめ。
42冊。
いや~。最後、失速しました( ;∀;) ひと月3.5冊かぁ。。せめて週一の4冊を超えられれば良かったんだけど。。
で、最初こそ、新作だったけど。。。。あとは、東野本の再読と、天久鷹央シリーズ、それから、七里さんの岬、御子柴シリーズの再読で1年か笑
その中に、プレゼントものの電子書籍と、瀬尾さんの映画原作が混ざってる✨
2025はもっとバラエティーに富んだ読み方を。。。え?12国記の1冊目がもう1年以上再読を待ってるって!?笑
宮部さんのライフワーク、きたきたシリーズの新作を2025の1冊目にしようかな。だって2月に今度は百物語の新作が出るらしいから。。。
あぁ、高田郁さんのあきないシリーズの総集編も読まないと。総集編を読んで、まぁそれ読もうと思ったら、本作思い出し再読が必須だろうから、そこまで終わって、売りに出そうと思ってるんだ。。。そろそろ、本棚の整理もしないと、我が家の床が抜ける。。。!?
ってか、天久鷹央シリーズがまだ残ってる!?もう新作追うのはいいやって思ったんだけど、まとめ買いしたを1冊読み残してるんだった(◎_◎;)
まぁ、そんな読書の1年でした。来年もたくさん、本との出会いがありますように☆
(ってまとめ記事は、月が変わらないと出せないから、すでに今は2025だけどねww)
2024年の読書メーター
読んだ本の数:42
読んだページ数:15603
ナイス数:737
自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫 M シ 17-1)の感想
やはり外国文学にはなじめない私。主人公ピップが高校生というが、文化の違いがありすぎて。さらにスラングとか英語→日本語の翻訳加減とかいちいち考えないといけない。まぁ好みの問題であるが。 後半の謎解きは一体どういう結末に向かうのかどぎまぎしたので一気読みだった。が、中盤を過ぎるまでドラッグやら警察官の不正やら教師が?とかいじめとか自動車事故とか問題が山積みすぎでなかなか読み進めなかった。で、ラストは恋愛まで!! まぁ、ピップの行動力はすごかったね。でも続きは、もういいや。
読了日:01月04日 著者:ホリー・ジャクソン
下町ロケット (小学館文庫)の感想
やっとゴースト、ヤタガラスを入手したのでその前に再読。え?前読から10年も!? セイレーンの失敗から始まって、白水銀行、ナカシマ工業、帝国重工とヤな奴満載の上に、自社の若者たちまで。。 佃社長、踏んだり蹴ったり、これで確かラストは大円団だったはずだけど、大丈夫?世知辛い世の中に慣れ切った自分は思わずどうせ。。ってあきらめそうになった(^^; でも、プライドっていうのが大事だよね。 神谷弁護士に財前氏の活躍に、ホッとする。そしてもちろん佃社長の心意気も!夢かぁ。思いつかない。。だから私はダメなのか(^^;
読了日:01月13日 著者:池井戸 潤
下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)の感想
日本クラインの久坂、藤堂。アジア医科大学貴船。帝国重工石坂、サヤマ製作所椎名。のっけから出てくる悪者たちに辟易してるのに、とどめのように出てくるPMDA滝川。もう、どうやったって佃製作所に勝ち目があるようには思えなかった。こうして人の命さえも、エライ人たちの私欲の為に道遠くなっていく。そして、ロケットまでも。。嗚呼( ;∀;)と思った矢先の逆転劇に、まじめな努力は報われる!って喝采だ。 「仕事に夢がなくなってしまったら、ただの金儲け」佃の言葉は沁みるなぁ。。貴船、中里のこれからの生き方に夢を見るとしよう笑
読了日:01月20日 著者:池井戸 潤
下町ロケット ゴースト (小学館文庫 い 39-5)の感想
今回は佃製作所色が少なめ!? 伊丹と島津のギアゴースト。参入に向けて対抗大手の強引なやっかいさからの、知財問題。いや、知財といえば敏腕神谷弁護士が登場して颯爽と勝利!って思いきや。。。伊丹と島津の帝国重工との軋轢が、まさか、財前のロケット開発にもかかわってくるとは。。。 そして、殿村である。でも彼は、いつまでも。。。 財前が先を見つめる農場と、殿村、またつながってくるのかな。 …にしても相変わらず佃航平という人は!それを裏切った伊丹は、これからも、そういう人生だよ。。。 関係ないが、解説がネタバレ感⤵
読了日:01月30日 著者:池井戸 潤
下町ロケット ヤタガラス (小学館文庫 い 39-6)の感想
重田、伊丹vs的場がダーウィンVS帝国重工になり、その過程で技術の盗用があったり、そして、帝国重工の的場・奥沢のプライドとか。さらには家業の農業をついだ殿村のあたりも。どんどんきな臭くなって、どうなる事やらと心配したけど、やっぱ、佃航平の「人が好すぎる」その気持ちが、成功を呼ぶのね。 殿村の退職が、佃製作所の新しい未来を引き寄せた。そのあたりの回収の仕方が、見事だったな~。 あ、稲本さんが根っからの悪じゃなくてよかった(^^) 私自身、米作りは割と身近なのでより、没入して楽しめた。 産業ロボットかぁ。。。
読了日:02月03日 著者:池井戸 潤
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人の感想
再読なのに、犯人が全く思い出せない。種明かしの場面でさぞ初めて読むかのようにびっくりする。 神尾先生って、実は空気を読めない人?友情の証とか、普通考えなくて、まず盗作を疑うでしょ。。って思う私が悪いヤツなの??それとも彼を戒めたかったのか?混乱だけど先生の人となりの話ではないから、そこ、気にするとこじゃないか。。。 黒尽くめの武史。彼の腕、凄くない?それに彼が所謂正統派じゃないところが気になる。プロローグも謎だし。 さて、第二弾へ。真世は結婚した?ってか、登場しない!?いや、武史とペアでのシリーズよね?
読了日:02月12日 著者:東野 圭吾
天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
空気が読めなくて人付き合いか苦手な鷹央先生と小鳥が遊べるから“鷹無し”の小鳥遊先生が統括診断部に持ち込まれる患者(でないときもある)の謎(?)を解いていくお話。単なる推理モノでも医療モノでもない感じのライト系? 現在に蔓延るいろんな問題が撒き散らされている。不可視の胎児のお話が良かった。 登場人物も個性的で、これからイロイロ問題発生しそうだね笑 7ヶ月連続16冊刊行!!だなんて、どこまでついていけるは心配なところである(^^;
読了日:02月18日 著者:知念 実希人
ブラック・ショーマンと覚醒する女たちの感想
前作は真世のフィールドで真世目線、だったのが今回は真の主役ショーマン武史の物語。 彼の店トラップハンドの客のアレコレを真世を交えて解決していく。 短編集かと読み進めると、実は聞いた話、名前が再登場するのは、興味深い。末永母子の話なんて特に。。。真世の、「世の中には余計なことをする人がいるなあ」には激しく同感した次第。でも、良かった!? にしても、今回も武史の話がアメリカから撤退した詳細は語られず、しかし、ちょい出し感が、気になるよ。。。栗塚の大芝居は多少無理を感じないでもないが、一種の伏線ということで?
読了日:02月21日 著者:東野 圭吾
ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ2冊目。 意外にもメンタル弱々な子供先生の鷹央。健太との別れを前に動揺する様はまさしく子供!?でも、空気を読めない事を自覚してる本人だから仕方なかった?対していつもはこき使われる小鳥先生がちょっとカッコ良かった!?(笑)おかげで、一つの山を乗り越えられた(^^) コーラで失神事件も、血を飲むばあちゃんも、おまけにイタズラ3人組のちょっとズレてる反省もとにかく、みんなはじまりは優しさという、本作。ラストに鴻ノ池の度を超え気味な元気さで、よかった。そしてもちろんそれを上回っちゃう真鶴さんも(笑)
読了日:03月01日 著者:知念 実希人
密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ3冊目。 目次→プロローグを読んで、小鳥遊先生早くも退場か!? で、本編でその場面が出てきた時、頁数がちょっと残ってるよって心に言い聞かせ、斜め読みしてしまいそうになるのをぐっと抑えた笑 鷹央たちが苦戦するぐらいだから私になんて、わかるはずもなし笑 無事に読み終わってから、パラノイアとは?ってあわててググる。これは「呪いの動画」の彼女たち!(実際に違うことはもちろん分かったけど) 恐怖症の彼女は、途中で大雑把(ゴム!)ではあるが、予想がついた。 そして、元指導医、精神科の墨田先生のキャラ、好き!
読了日:03月06日 著者:知念 実希人
探偵ガリレオ (文春文庫 ひ 13-2)の感想
08年に登録してたけど、前に読んだのはいつだった?2007年にドラマが始まってるから、その前に読んでたはず?とにかく、15年ぶりくらいの再読。。 刑事草薙と学者湯川の関係が、なんともいい距離感である(^^)そしてラスト、子どもに触れて、じんましんがでてる湯川がもう何とも言えない笑 今や湯川といえば福山雅治だが、本来佐野史郎さんをイメージしていたという解説をみて、びっくり!!そうすれば、草薙=北村一輝も違う。。。 爆ぜるの松田助手。今後、事件捜査にかかわっていく科(化?)学者湯川の「苦悩」、一人目??
読了日:03月17日 著者:東野 圭吾
スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ4作目。にして、はじまりの物語。 過去作で度々「宇宙人に~」の話の際ってのが出てきたのがようやくすっきり!意外にも宗教団体(?)と絡んでどうなるかと思ったらけど。。馬糞で育つ茸とか、ちょっと想像の上すぎる笑 大河内は超最悪だけど。。。 表題のスフィア、ググったら球とか球体とかって出てきて、なるほど、小鳥君が拉致された場面に出てきたあれ!から来てるのね。。。などとまた一人ごちる。にしても安楽死とは。。。 救急の壷井先生やら、研修医の鴻ノ池との出会い(?)の掌編が本編とは逆にただ楽しくて、よかった!
読了日:03月21日 著者:知念 実希人
さよならドビュッシー (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-1)の感想
さすがの私でもこの作品の結末は覚えてたので後に回収されるあちこちの伏線に!と興奮した笑 解説を読んで、なるほど確かにスポ根ものだ!って感心したり、再読の歓びをじっくりと味わえた。 みち子さんも、登場少ないのにしっかり個性がたってるし、魔法使い岬先生はもちろんすごすぎ。 そして少年院を出てからピアニストになった人って!!!同じ頃に書いてたんだね(これも解説から)。 色んな七里作品読んだけど、岬シリーズは、登場人物たちの爽やか感が良いね(^^)
読了日:04月24日 著者:中山 七里
悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ5冊目。 霊能力者にゴミ屋敷、瞬間移動の死体ですか!? コールドリーディング、聞いたことある。でも、ある意味それは能力で、彼女の言い分もわからなくはなかったけれど。。。 ゴミを漁る沼田さんは悲しかった。 で、短編集でありながら、通じて出てきた小鳥先生の想い人、相馬さん。そんな秘密が。。。でも鷹央先生との計らいにより無事に小鳥先生の思いが通じて(?ある意味ね。。)良かったな。 にしても鴻ノ池に踊らされるてる鷹央先生、ちょっと、ヤバい笑 世の中にはいろんな病気がある。実はお勉強にもなるシリーズだ。
読了日:04月25日 著者:知念 実希人
幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
小鳥先生退場危機の次は鴻ノ池舞ときたか。。。 途中私は春哉先輩の行動がおかしかったのが、彼が不治の病にかかって、麻薬で痛みを紛らわして、結果。。。って勝手に思い込んだ。所詮私の推測なんて。。。苦笑 流石に舞が死んじゃうとは思わなかったけど。。 勝手にクビにして他所に派遣して、都合ですぐに戻すなんて!?相変わらずめちゃくちゃですわ笑 まあ、セクハラに立ち向かった野乃花が、立派でした!
読了日:04月28日 著者:知念 実希人
予知夢 (文春文庫 ひ 13-3)の感想
ガリレオシリーズ第二弾。え?ガリレオってこんなにオカルト色が強かった?笑 未来の予言に殺人の報せにポルターガイストに、予知夢。で、ラストの少女って、マジじゃん!とくる。。。それぞれの事件のラストの湯川の言葉がまたちょっと心に引っかかる。。 楽しいねぇ。ちなみにドラマ化されて私が覚えてたのがラストの事件。ハライチの澤部さんとコウちゃんコンビが走り回ってたよね(^^) 四章だけ毛色がちがくて、ああ、ガリレオ!って感じ?初期はイロイロ試しながら楽しんでたんだね、東野さん♪
読了日:04月29日 著者:東野 圭吾
神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ7冊目。 精神的にヘタレだった健太くん事件から再びの小児事案。今度はさらに前向きに、リベンジを込めて、うまく行って良かった。 にしても人混みで腐る手とか、若返り治療とか、挙げ句にはキリストの奇跡とか?しっかりと診断つけちゃうのは流石だわ。 小鳥遊センセに相変わらず春は遠いけど。。詐欺師の阿麻音さん、良くない?笑
読了日:05月08日 著者:知念 実希人
甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
登場から、若干怪しいとは思っていた人物だけれど、ちょっと常人には想像つかない結末でした。 途中、マジで蘇り!?なのって。。。汗 あと犯人の血の署名、小鳥遊先生のオヤジギャグ、絶対生きてくると思った笑 つまり私、結構冴えてきた感じ??笑 ただこのシリーズに絶対的に必要な医療(?病気?)に対する知識が欠けてるのでまずたどり着けないけどね。 二つのDNAとは。昔、血液型でA型とB型の両親からO型の子供!?の謎を知った時も感じたけど、人間って不思議だわ。。。 掌編の真鶴さん。。。笑 小鳥遊センセ、ツライね〜笑
読了日:05月26日 著者:知念 実希人
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-3)の感想
再読。一作目に続いて主人公が?って事だけは覚えてた。で、同じようにドキドキした笑 ただ最後の演奏に臨む心理が描かれ出したあたりで思い出した! 圧巻なシーンも多分同じ、避難所で岬センセと晶が演奏するシーン。岬センセの言葉が重い。。 さよなら〜で、主人公の敵(?)だった下諏訪さんが今回、岬センセの指導の元での成長!短い期間に二人の後進ピアニストを羽ばたかせたね。 そしてもちろん晶くんも!! 柘植学長との対面で、彼の言葉は敢えての突き放しか。。。でもまあ、才能を得たかわりに孤独になった象徴で、ホントの姿!?
読了日:05月29日 著者:中山 七里
クスノキの女神の感想
今回はどんな祈念者が?なんてテキトーに読み始めたんだけれども。。。。 番人玲斗の過去を垣間見るような男久米田氏に、実は罪を犯した少女佑紀奈、眠ったら過去を忘れてしまう少年元哉。そして記憶が消えていく千舟さんの病。 未来。より、今日、今。とてもセツナイ物語でした。 前回登場の和菓子屋若旦那(?)の壮貴がまた出てきて前に進んでる姿も頼もしい。玲斗らしさがでてきたクスノキの祈念もいいと思う。「あいかわらずお人好し。褒めてるんじゃなくて、けなしてるんだよ。」良き共に巡り合えた二人だ! 刑事の中里もいい人ね(^^)
読了日:06月07日 著者:東野 圭吾
いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
ショパンとポーランド、勉強になった。 で、ポーランドのピアニスト、ヤンが今回の主役。ショパンコンクールが、ヤンの視線だからこそより理解できた気がした今回の再読。 ここ最近で、日本人がショパンコンクールで優勝だか、準優勝だかしたじゃない?この本読んでたから、そのスゴさにニュースに目を止めたよ。 先生だった岬が、今回は1ピアニストとして暮らしている(?)姿が新しかった。でもやはり、人としてスゴイ。。。超越!? この物語にテロやら戦争やらを入れてくる七里氏もまた、天晴である。 下諏訪さんは、皆勤賞だね(^^)
読了日:06月13日 著者:中山 七里
火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ9作目。次から次へと謎がやってくるよね(^_^;)でも今回こそは、マジ、オカルト?ってゾワゾワした笑 人体発火→リン系?かすかに頭をよぎった感はあったけど、詳しく知っていたわけでもないので、鷹央の謎解きには相変わらずポカ~ン笑 犯人扱いされてるのには、流石に気付きましょうよ、小鳥遊センセ。。 舞がカッコ良いね〜。でもその舞のコイビトと自分の相棒同時購入なんて、やっぱ、医師って、高給とり!? 陰陽師の実態(想像?)ってそんな感じだったとは、怖いなあ。でも現代も違う意味でイロイロ怖い。 葵さん、残念!
読了日:06月18日 著者:知念 実希人
魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
10作目。 QT延長症候群って。もはや、誰も知らないのでは?(^_^;)ただ、最初の頁にちゃんと顔の横で〜って書いてあって、いや、高所で風が強いのね。。ってまんまと騙されましたけど。 犯人は(ホントにいるのなら)まあ、そうだろうとは思ったけど、原因は、鉄の扉を開けたよねとか、頭をよぎるけどチンプンカンプン。もはや、このシリーズの謎は鷹央先生にしか、無理でしょと思う私がいる笑 で、小鳥遊先生、ついに!?ってか、いやいやいや〜笑 鴻ノ池さん、ステキな人柄だよね。小鳥センセの立場でないなら、知り合いになりたい!
読了日:06月23日 著者:知念 実希人
どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
え?ちょっと待って!!今回の主人公鷹村亮くんって、中山七里さんなの!?(笑)という衝撃を本編の最後で(再読なのに)受けた。。。 今回は、岬君(あえて、君)が、高校生で、まだまだピアニストになるんだと、キラキラしてた時代。 難聴が発症して、そして、父の方針通り、司法修習生の道に進み、けどやっぱりピアニストへの道をあきらめないことを知っている私だけれど、だから、あえて、他の音楽家の同級生たちの気持なんかも、理解しながらもでも、美咲君は。。。って、複雑になるよね。 父VS御子柴、また寄り道したくなるね(^^;
読了日:07月09日 著者:中山 七里
木挽町のあだ討ちの感想
読メで当たった電子版。 ずいぶん前に五幕まで読んでて、仇討っていうより、人情本だよね~って思ってて、久々に終幕読んだら、頭がこんがらがってしまってもう一度最初から読む羽目に笑 めちゃくちゃよくできたお話でした。すべてが伏線ってやつ?笑 各々自分の道を見つけるのに手間取った木挽町の人たち。そして菊之助。生きていくのが辛いのは今も昔もかわりなく。 でも、いい出会いがあればこそ、人生は輝く!? 良い結末だった。あっと驚くいい結末(^^) ただ、読み返したいとき、やっぱ紙の本がいいやと思う私なのであった。
読了日:07月28日 著者:永井紗耶子
容疑者Xの献身の感想
事あるたびに部分で読み返してた本作を久々にがっつり再読。 石神の哀しさだけは覚えていたが、自らをストーカー男に貶めてまでの計算に、愕然とした。 隣人花岡が、工藤と会う場面に腹立たしさばかり覚えていたけれど、そっか、そうだったよね。。。と改めて石神の計画に心震えた。 石神が彼女に心ひかれた原因を知りたがる草薙に、答えない湯川。湯川はその原因を知るはずがない。。。けど。。。 湯川の石神に対する尊敬(?)と友情に、も少し早く再会できてればと思わずにいられない。 せめて湯川と草薙の友情が、末永く続けと改めて願う。
読了日:07月31日 著者:東野 圭吾
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫 な 91-1)の感想
改めて、御子柴礼司の人生をたどった。 ラストの古手川から渡瀬への疑問。私にも謎であった。 ただ、わかりやすく示してくれた幹也と恩師稲見の共通項?? 身体が不自由な幹也の罪を暴き、そしてそれは幹也の知らぬところでその母美津子が操っていた。とんでもなく後味の悪さしか残らない誰も救われない事件。 雷也と次郎の死。。。に関しては、教官柿里の横暴。七里氏にかかったら、どこもかしこも、光なんてない!? ダークヒーロー御子柴。あれ?この前のドラマでアンチヒーローとか??関係ないか笑
読了日:08月14日 著者:中山 七里
追憶の夜想曲 (講談社文庫 な 91-2)の感想
あれ?この本、岬パパが、御子柴にやっつけられた事件ではない?岬くんはもう大人だし、再戦とも書いてある。途中に振り返りがあったっけ??結局その謎は未解決だが、神戸の震災は私にも身近だし、色々イッパイの1冊でした。 この事件で御子柴=死体配達人が、世間に知れ渡るのは覚えていたが、まさかそんなつながりであったとは!!倫子ちゃん。。 忘れてる私もどうかしてるが、ラストの驚きの罪、山積み加減に。。。!!! 院を出る前の宣誓の言葉を敢えて書いてなかった前作なのにシリーズ化の予定がなかったとか。。中山七里、恐るべし。
読了日:08月17日 著者:中山 七里
もういちどベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
ああ、天生くん!彼こそが、岬洋介をピアニストに引き戻した、オールスターズの「合唱」の!! と思い出しつつ、司法修習生ね生活場面では、度々御子柴礼司が思い浮かぶ。。。何度再読しても違う楽しみの中山七里である。 にしても、修習生じだいの岬くんが、なんとも天真爛漫(?)で。天生くんの言葉じゃないけど、遠くで見ていたい興味深い人である(^^) コンクールに挑む岬に対するグループの人たちの思い、そして驚愕!!(笑) で、意外な犯人に、今更びっくり!なのであった汗
読了日:08月23日 著者:中山 七里
恩讐の鎮魂曲 (講談社文庫 な 91-3)の感想
御子柴さん、負けちゃった。会わない十数年を超えても師弟の座は覆らなかった!?(すごくいい意味で!) だって稲見さんは、栄女史がうまく操ってると思ってることさえも、お見通しだった強者でもあるんだから仕方ない(^^) にしても。。。「緊急避難」ですか。。。それに助けられ、そしてそれに足をすくわれ(そうにな)る被害者。介護施設の暴力。は、とりあえず自分の案件じゃないという弁護士。皮肉のパンチがききすぎてやいませんか?でも稲見の元奥さんという善良も。で、最後に倫子ちゃん! やっぱ御子柴からは目が離せないわね(笑)
読了日:08月27日 著者:中山 七里
悪徳の輪舞曲 (講談社文庫 な 91-4)の感想
なるほど冒頭の事件現場が実は。。ってのは覚えてたけど、じゃあ、本件の犯人は?ってことを忘れてた(+_+)結構な悪意にクラクラしたよ。 姉の梓と母郁美、加害者家族の壮絶な人生。。でも、すごい人たちだ。世間で言う意味とは違う意味で、立派に御子柴の家族だわ。こんなこというと御子柴さんは怒るだろうけどね笑 検察は贖罪〜で対決した額田の部下槙野。二人して大掛かりな検証を見せつけられるのが可笑しい。 そして鑑定士氏家さん。実力あるし、いい人で、好きになりそう(笑)
読了日:09月06日 著者:中山 七里
合唱 岬洋介の帰還 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
再びここまで!笑 前回はもっぱらオールスターズに気を取られがちだったけど、今回は割とじっくりと。。。 洋介と天生くんの関係もじっくり頭に入ってたし、御子柴と岬パパの対立もなかなか。。笑 なんとなく犯人はわかってけど相変わらず自分の忘れっぽさに(^_^;) とはいえやはりオールスターズ。ただ唐突に登場させるんじゃなく適材適所、出ざるを得ない?的な物語進行に改めて感服! ラストの天生くんと洋介の会話がきになる!もしや自作の伏線ですか? 新作に行く前に、とりあえずはまた御子柴さんへ!にしても彼も災難続きだね。
読了日:09月09日 著者:中山 七里
聖女の救済の感想
特別な感情を持ったって、別に構わないんじゃないか。僕は君のことを、感情によって刑事としての信念を曲げてしまうような弱い人間ではないと信じている。 湯川の草薙へのこの言葉がこの作品の一番良いところ!笑 新人刑事の薫が、淡い恋心(?)を抱く先輩刑事を餌(?)に湯川を巻き込んで、完全犯罪を阻止! 草薙が、綾音犯人説を覆すために奔走するのに結局は決定的証拠を彼が握っていたという不憫。まあ、学生時代の猫の逸話から、草薙本人も無意識に感じてたのかもね。 真柴義孝、最低。でも魅力的な男。。草薙さんの方がいい男ですよ!笑
読了日:09月16日 著者:東野 圭吾
復讐の協奏曲 (講談社文庫 な 91-5)の感想
再読なのに事件解決に混乱した。 事務員洋子が逮捕された事件とこの国のジャスティス事件という2つの事件が同時進行、そしてその関係者がかつて御子柴、いや、園部信一郎の事件の関係者でもあったからだ。。おまけに別件ながら依頼人の娘、が、倫子とも重なる。。。最後まで読んで、改めて最初から、走り読みながらも再読する羽目になった。。スッキリしたけど。 前作で母親、そして今回の洋子の事件を追うことで改めて自分を見つめ直すことになった御子柴がどうなるのか。次作が楽しみだ。 でもあんまり真っ当(?)にはならないで!笑
読了日:09月29日 著者:中山 七里
おわかれはモーツァルト (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
岬洋介、登場が遅いって!笑 今回はショパンコンクールで岬と共に日本人として戦った榊場隆平君が、事件に巻き込まれ容疑者になった事件。 「合唱」のすぐ後だ。 クズのライターで被害者の寺島に対する、隆平陣営の3人の思いがまったく同じ文章で描かれてるのが、くどくて、好き笑 これぞ、ミスリードですよ!!って感?笑 ただ私、意外にもそれに引きずられることなく、え?犯人あの人??ってふっと思った(深く考えずにスルーしたけど)のが正解で、ちょっと笑った。 犬養の登場に歓喜!でも合唱読み返したよ。 二人の共演、聞きたい♪
読了日:10月09日 著者:中山 七里
夜明けのすべて (文春文庫 せ 8-5)の感想
読後、私今どこが調子悪いんだ?って!笑病院へ行くと、何か異常を発見されるこの頃、がんばってる二人が、まぶしかったと勝手に納得!? 「そっか。病気にもランクがあったんだね」と軽く言えてしまう藤沢さん。そんな彼女に「藤沢さん、相当怖いですよ」って言ってしまえる山添君。そしてよき会社、栗田金属。ホントにいいめぐり逢いだったんだな。 伊勢神宮のお守りの主、ステキすぎ。ここでも藤沢さんはちょっとおせっかいだったけど、結果、心がほんわかなった。 自分を無理して好きになることもない。これまた、ちょっといい考えだった!
読了日:10月13日 著者:瀬尾 まいこ
神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
11冊目。 アルコール中毒と、衆人環視の殺人の2本。 何故表題が神話?って読後におもい、とりあえずバッカスを調べたら、バッカスがお酒の神様。なるほど。(え?本文に出てきたっけ??) 1作目は、鷹央と墨田の旧子弟コンビが相変わらずで、2作目は小鳥遊の学生時代の人間関係が登場!楽しかった。 プロローグから、2作目の結果は、そんな感じなんだろうとはぼんやり思ったけれど、なんか、やるせないねぇ。。。 恋多き小鳥遊君、律子さんが元カノ?って思ったら朝霧明日香さん。それが掌編につながった。完全版でよかった!
読了日:10月16日 著者:知念 実希人
久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
12冊目。 不老不死、生まれ変わり。私も小鳥先生と同じくクローンかと思ったけど、それが現実的じゃないと、鷹央センセが言う!?笑 詩ちゃんが、知れば知るほど不幸だったけど、ウメおばあちゃんに会えて、ホントに良かった。鷹央センセのおせっかい、素晴らしい!!人間力、随分上がったよね。 舞を天敵と思えども、鷹央に立ち向かうには、二人がかりでちょうどよさげ笑 でも、舞さん、鷹央センセに対して変な性癖(?)全開じゃない?笑
読了日:10月29日 著者:知念 実希人
ガリレオの苦悩の感想
ドラマで活躍した薫が、原作に登場したのがこの本。先に聖女〜にいった私は再読順を間違えたのね(^_^;) 落下ると操縦るは、ドラマの印象が強くてよくおぼえてたよ。密室るは。お風呂の泡の現象をよく実感してた!そして撹乱すは、薫が運転する車の助手席の段ボールの記憶が、レールガン事件と混乱す。。 にしても、湯川の関係者に犯人多し!?つらいよね〜。。。草薙との関係は相変わらず最高なのにね。 あ、指標す。これは、オカルト系。相変わらず事件の幅が広い!けど、これだけ全く記憶になかったなあ。。
読了日:10月31日 著者:東野 圭吾
羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ (実業之日本社文庫)の感想
13冊目。完全版発売前にやっと追いついた!? チョコレート事件に猫密輸事件。そして師匠からの挑戦状。 1.2話がなんか軽め??なのに、いきなり師匠、氷魚の死の謎。なんとなく、氷魚が仕組んだ事であろうことは想像に難くなかったのだけれども、やはりトリックが特殊過ぎる(^^;のが、天久シリーズか。。。余談ですが最初私は氷魚センセは男性と思ってた。。。公共広告機構のCMじゃないけど、私って割と古い頭なんだと実感!? なんか、鷹央と小鳥、小鳥の意思に反(?)して、いい感じになってきた感!?
読了日:11月17日 著者:知念 実希人
生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)の感想
14冊目。連続臓器強奪事件。一瞬中山七里の犬飼シリーズかと思った。。まあ、随分切り口が違ったけどね。おまけに事件は一つじゃなかったし!? 桜井刑事がコロンボを熱く語り、実は鷹央と桜井もいいコンビだったりする!(小鳥とはもちろん) 掌編では、元外科医の小鳥の知識があふれてて、なんだかんだと言っても彼も実はすごい知識の人なんだよなと感心。。。 途中、知らない事件のことが語られてて、まだまだシリーズは続くのねと。。小鳥が外科を離れた件も明らかになるのかな。。 なにはともあれ、手元にはあとのこり1冊まできた!
読了日:12月12日 著者:知念 実希人
架空犯の感想
五代刑事シリーズ第2弾。「白鳥とコウモリ」の世界観再び。っの読んで、それの主人公が加賀さんの後輩?とかって思ってたところからもう全然世界観が違った(^^; こつこつとした刑事もの(?)あんまり好みじゃないのかな。だから白鳥~の記憶もないのかな、なんて読んでたんだけれども。。 相変わらずな事件の結果に。。。そして改めて表紙を見て。。。おぉ、これも伏線だったとは!?なんて。。。 恐るべし双葉江利子。そして、山尾。。。石神さんタイプ!?いや、動機が全然ちがうか。。。でも、献身!?
読了日:12月29日 著者:東野 圭吾
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