makiのきまぐれブログ

Mr.Childrenが好き♡ back numberが好き♡ 他にもイロイロ♡♡

「沈黙のパレード」と「ネメシスの使者」は同時読みすると混乱する。。

最近、家で読む本(再読本、ハードカバーが多い)と、外で読む本、2冊の本を同時進行(正確には同時ではない?)で読んでいるんだけれど、偶然ペアになった2冊が、なんともよく似ていて、混乱してしまった。

東野圭吾氏の「沈黙のパレード」と中山七里氏の「ネメシスの使者」である。

 



ちなみに、どちらかがどちらかをパクったとかオマージュしたって事では全然ないということは忘れずに言っておかねばならぬ。物語の結末やらトリック(?)やらは全く違うのであるのだから。。。。

 

ちなみに沈黙のパレードは、ガリレオシリーズ。

ネメシスの使者は渡瀬警部の物語。

どちらも、両筆者の役者筆頭が活躍する。

沈黙~は、もちろん、湯川せんせ!と言いたいところだが、今回は草薙刑事。

ネメシスは渡瀬&古手川、さらに岬恭平(岬洋介の父!)。

彼らが過去に捕まえておきながら、犯人が死刑にならずにのうのうと生きていることに憤る人たち(もちろん彼らも含めてであるが・・・)の事件である。

 

めった刺しにされた被害者。

火事の焼け跡から見つかった二つの遺体。

黙秘権をつかって釈放される犯人。しかし彼は何者かによって殺される。。。

温情判事によって、本来死刑になるのが当然と思われる犯人が懲役刑になっている。塀に護られた犯人のかわりに、殺される家族。。。

 

こうやって書けばもちろん全然違うんだけど。。。。混乱しない??

 

めった刺しにされたひとと、焼け跡で見つかった人がまず混乱して。。。

やっとそれぞれの事件の謎が解けていき、渡瀬が無事捕まえたメネシスの使者、彼が司法の事をよく知ってるから、黙秘するんじゃないか?・・・いや、それは、父が警察官で、自白は証拠の王様だと自慢するのを反面教師に黙秘を貫いた、もう一方の犯人だ。。。って具合。。。

 

もちろん、それぞれの持ち味が顕著に表れる結末は、どちらも見事でありました。

お二人とも、さすがです。

 

実を言えば、同時進行本がよく似てるってのは今回に始まったことじゃない。

そもそも事件なんて言うのは早々種類があるわけじゃないから、それをどのように話を振っていくかって言うのが、作者の腕だよ!って言っちゃえば、そういう事なんよ。。

けど、今回はさすがに、書き留めておきたい!そう思った私なのでした。

色んな切り口で残しとかないと、すぐ私の記憶は、消えてくからね(^^;