makiのきまぐれブログ

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小野不由美 東の海神 西の滄海(十二国記3)

やっと読み始めた最後の晩ごはんシリーズの感想を書こうと

読書メーターを開くと、なんだか騒がしいシリーズが。

なんと、新刊が18年ぶりに発売されるという。。。

それが、小野不由美さんの十二国記シリーズ。

歴史ファンタジー(!?)ものらしい??

私、きっと嫌いじゃないはず。。。読んでみる??

そう思いながらも、とりあえず4冊だけ購入して読み始めると。。。

はまったね! 面白い!!

1.2冊目のエピソード1、月の影 影の海の上巻は、なんて理不尽な物語。。。

主人公が哀れすぎる。彼女に明るい未来はあるのか?

って思いながらもなんとか下巻に続くと、この十二国のあらましが明らかに。。

強くなって、賢くなっていく陽子。がんばれ!!さてどう続くって3冊目、

エピソード2の 風の海迷 宮の岸に進むと今度は主人公が変わっている!

王を選ぶ麒麟の目線で物語は進む。改めて十二国の理をなぞりながら

彼が王を選ぶまでの苦悩が描かれる。

そしてエピソード3の4冊目 東の海神 西の滄海 に突入!

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雁国の王と麒麟 延王尚隆と延麒六太、建国の物語。

エピソード1は慶国。2は戴国の話なんだけれども、どちらにもこの二人は登場する。

時系列的に行けば、2は1よりも古い話でこの3はその2よりもさらにさらに古い話。

1でも2でも雁国といえば、延王が良い治世を行ってて裕福な国で

慶の陽子も、戴の泰麒も、延王、延麒に助けられて、道を開く。

なのになのに物語の初めは、なんとも言えない尚隆のおばかっぷりが描かれ

当惑するばかり。。。

果たしてこの王で、前王の悪政により荒廃した国がホントによくなるのか??

王を選んだ麒麟の六太も、ホントに彼で間違ってなかったのか??

旧友(?)の更夜に攫われて、謀反を起こす斡由の下で。。。

 

1巻から4巻の主人公4人は、蓬莱(こちら側、日本)に飛ばされ、

そして戻ってきた胎果とういう共通項がある。

尚隆と六太の蓬莱での体験は壮絶で、その体験によって、

平和で住みよい国を望んでいて、それを実現するために挑むのである。

 

ばかっぽい行動の中での知恵を、六太と同様に捕虜になってた驪媚が

六太に説く場面はなかなかのものである。

 

そして尚隆自身が、主を妄信しようとする更夜に己の存在価値を説く場面に、

そして六太を救出してあまり心配をかけるなとささやく場面に、

彼の強い意志とやさしさを、彼こそが人の上に立つべき人だと実感する。

それゆえ、雁国の未来を納得するのである。

 

焦土に緑を息吹かせるまで20年。

そして、更夜との約束を叶えるまでにさらに約90年。

『雁史邦書』この数行を読むだけでも想像が広がりニヤニヤが止まらない。

 

 

さて、次は、どこのどんな物語??

本日さらに入手の背表紙を見ると、お!!また陽子なのね♪♪

18年ぶりの新刊は、泰麒だっていうし。。。

どんどん、先にすすみます。あぁ、本だけを読んで1日を過ごしたい。。。