makiのきまぐれブログ

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西加奈子 サラバ!

昨日の時点では、つまらない。。。
途中でやめるのがイヤだから、とにかく惰性で読んでる。。。
とにかく、早く次が読みたいから読み始めるけど・・・
寝ちゃうんだろうなぁ^^;
そう思いながら、ベッドに寝転んで読んでたんですけど。。。
 
ちょっぴり(ほんとにちょっとだけだよ~)涙を流したりしながら
夢中で読んじゃいました!
 

 
  西加奈子さんの サラバ! 上中下
 
西さんの本って、とにかく出てくる人が独特なんですかね??
私が彼女を知ったのが多分本屋大賞で。。。
2015年の2位になってるんですよね。この本。
 
で、私は東野さんと宮部さん以外文庫でないと買わないことにしてるから。。。
当時、魚肉の肉子ちゃんが売れてて、それを初読み。。。。
 
今、感想見てきて、笑った。
日常をただひたすら綴ってある物語・・・・
 
だってね、このサラバ!の上巻の感想にも書いてる
淡々と進む彼の物語・・・
 
なるほどね、それが彼女の作品の特徴なんだね!(笑)
 
 
前置き長くなりましたが、さて、本題。
 
サラバ!である。
 
主人公 圷歩(あくつ あゆむ)くんの物語。
上巻 にこそ、クライマックスに続く伏線があちらこちらに確かに出てきてた!
最後まで読んだら、それがわかるんだけれども・・・・
 
彼の日常がただひたすらにつづられていく物語。
そして、彼と言えば、わりと特徴のない男の子。
 
とはいえ、父の仕事の関係で、生まれはイラン、さらにはエジプトで幼少期を過ごす。
姉は、エキセントリックな人物で、自室の壁一面に巻貝を刻んだり、
マイノリティであることをこよなく愛し、そして私を見て願望が強い。
なぜだかわからぬがある日を境に父と母の中が悪くなり、離婚。
父は世間から離脱、出家するし、母はその父からの仕送りで恋人を作り結婚までする。
 
まわりは、決して普通ではないんだけれども。。。
 
だから、身を潜め、受け身でいる人生を彼は歩むことになるんだけれども。。。
そんな彼の人生が、おもしろいわけもなく。。。
 
あ~。もう、私、読むのやめたい・・・・おもしろくないもん・・・となるわけである。
 
それがですよ!
下巻の半ばでしょうかね。
まず、姉が変わったんですよね。
だいすきなおばさんの死と向き合い、そして、世界放浪の旅に出て、そして結婚する。
実家に戻ってきた彼女は、見つけていたのだ。生きて行くための「幹」となるものを。
 
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」           
 
それを認めたくない歩君。
そして、そんな姉が自分を心配する言葉を聞こうとしない歩君。
 
まぁね、中巻読み終わった後、私、言ったもんね。
家族は選べないけれど、だけど、大人になろうよ、歩君!って・・・
 
彼の周りで起こっていた、彼が目をつぶり続けて静観してきた世界のホントが
いろいろ明らかになって
 
やっと、彼は、自分を見つける(?)ことができるのです。
下巻、読み応え、十分です。
彼ほどではないけれども、人生と向き合うことを避ける気持ちがあると
身にも染みるわけです。
阪神大震災や、アメリ同時多発テロ、そして東日本大震災、エジプトの事件
時事ネタなんかも随時入ってきて、歩君と同時代を生きてる私。
 
自分もちゃんと、生きなければ!って思うわけです。
 
 
で、この物語が、彼が書いた、自伝だっていうことが明かされるわけなんですけどね。
 
そういえば、僕の人生を語るうえで、語らないわけにはいかないとかって最初に出て来たよ。
表題で、そして物語の核となる言葉の 「サラバ!」 だって、最初にちゃんとでてきたよ。
彼の日常が、ただひたすらに描かれるのは、当然だったわけです。
 
スッキリ!
 
 
西さんの物語、最後まで読なないと、その良さがわからない!?
それを忘れて懲りない私は、でも彼女の作品を手に取って・・・
おもしろくない~とかって言うんだろうな。。。^^;
 
だから。。。読書メータの感想だけじゃなく、記事にしてみたんだけど。。。。
 
この記事こそ意味不明!?^^;
 
よかったら、これぞ、西加奈子ワールドの本作品、皆さんも読んでみてください。