読み終わりました。
あまりの分厚さに2度も大阪に行く電車の中で読みふけっても、まだ時間は足りなかった💦
でも10日ほどで読めたのかな??
池井戸潤さんの アキラとあきら
そう、先日ドラマ見ました。
だから、(階堂)彬 と (山崎)瑛 ふたりのあきらがきちんと
ドラマ見た時に書いたっけ?内容は、本を読んだ後に。。。
えっと・・・・ 二人のあきらのお話です。
かたや、大企業の御曹司、かたや零細企業の父の会社が倒産、夜逃げを経験した息子
子供の頃にすれ違いこそあれ、まったく違った人生を歩んできたのが
銀行の新人研修で顔を合わる。
ドラマではここから、二人が結構結託して、それぞれの人生に影響を与えながら
バンカーとしての地位を築いていく・・・んだけどれども
物語の方は、たんたんと、二人の人生はそれぞれにさらに進んでいった。
ドラマだったら、彬が家業をつぐことになるのは、瑛に随分と背を押された感があったけど
原作では、そんなにかかわりなかったよ。
ほんと、それぞれの人生。
でも、そうやって丁寧に描かれた二人の人生が、彬の会社の存続をかけた戦いで
生かされ、そして、奇跡だと言わしめる成功に導いていく。。。
印象的だったのが、彬と瑛、それぞれ、上司に褒められるんだよね。
「その稟議だがな・・・・よく書けてた」 彬が最初の成功を収めた時である。
そしてラスト「いい稟議だった」 瑛が彬の会社を救った時である。
この時間差が、また二人の人生を象徴してるようでいい。
あとね、わざわざ1章をつかって、描かれたマドンナ。
ドラマでは、彬とゴルフに行ったりして途中もちょくちょくでてきたのに、
原作では、第2章ででてきたっきり、まったく、影も形もでてこないのね。
途中、あれ??そういえば・・・って思いだして、必要だったの?あの話??
もしや、池井戸さんに限って回収忘れた???とかって昨日の時点で思ってたんだけど・・・
憎い演出になってました。
詳しい説明がないのがまたいい。
本編は、あえていわなくても、池井戸さんの話なんだから、よくできてるのはあたりまえ。
あとがき読んでたんですけどね。。。半沢シリーズ(だよね??)、最新刊が出るの??
・・・って言っても私は文庫まちで、まだ、銀翼のイカロスに到着するかしないかのところだけど^^;
形だけだけど、経理っていう肩書を背負ってる私としましては、
たびたび出てくる賃借対照表だとか、損益計算書などの財務資料、
簿記の勉強の時に一生懸命にらめっこしたけど、もう見方わからんわ・・・
だけど、そんな数字に強い人、それも、いろんなことが浮き上がって見える人っているのよね~
改めて、感動した次第でありましたとさ(笑)