今年も本屋大賞の季節が近づいてきました。
その候補がずらりと発表され、なにかめぼしい本はないかしら?
チェックしててたどり着いたはじめましての作家さんは村山早紀さん。
単行本は、収納に困るから。。。文庫本がいい!
さらにチェックしていたら
探し物がある人は、必ずここで見つけられるという
不思議なコンビニ「たそがれ堂」
そんなうたい文句の本を見つけたのです。
コンビニたそがれ堂
届いてびっくり、超ぺらぺらのうっすい本です。
開いてさらにびっくり。。。
なんて余白の多い本!!
でもね、癒されました。。。。
本来児童書だったのを、大人向け仕様になったとのことですが、(↖なるほど、納得。。。)
まずな文章の具合が、小学生だったころに読んだ本を思い出させてくれるような
なんだか優しい感じです。
解説で言われてます。。。「大人のほうが泣いちゃうかもしれないなぁ」
収録されてるのは次の5つの短編です。
ちっちゃな男の子がクラスメイトにからかわれて、大切な女の子を傷つけてしまい
あの日をやり直したいって思ってて・・・
ネグレクトつながりの母子がお人形リカちゃんを通して・・・
大好きな曲♪彩りの
なんてことのない作業が回り回り回り回って・・・のフレーズが私の頭で鳴り響いた
地方局DJの桜子さんのお話。
過去現在未来。。。出てくる音楽はあいにく彩りではなく「ケツメイシノサクラ」だったけど・・・
彼女のこれでいいのか?の生活は、きっちり周りに影響を与えていました!
病気でもう先の長くない猫のあんずちゃん
助けてもらったオトコノコにお礼を言いに行ったはずが、実は男の子はあんずに助けられたという
男の子は、ずっと一緒にいたいと願うけど、あんずの選択は・・・
ラストは、とっても短いお話で、主人公はなんとテレビ!
でもね、最後の1行に、読んでる文字がぼやけました。。。
いきものでさえない、機械が、こんな風に気持ちをもってるのなら・・・
コンビニで探し物って呼び込みで???感ありましたけど、ステキな物語でした。
シリーズもので、おまけに、姉妹本まであるという。。。