東野圭吾 秘密

ここ何年かの傾向としまして。。。
年始一冊目は東野圭吾を読む


そんなわけで東野圭吾さんの秘密を10数年ぶりに再読してみました

 

 

スキーバスが事故をおこした。そのバスには主人公平介の奥さん直子と娘の藻奈美が乗っていた。
直子は死に藻奈美も生死の境をさまよいながらも生き残る。
しかし藻奈美の意識は妻直子のモノだった。しかしそれを公表できるわけでなく
奇妙な生活が始まる。。。


この作品、私とては映画のラストシーンが鮮明でして

（藻奈美役の広末涼子ちゃんが平介役の奥田瑛二さんの顎髭をなでるところ）
あとは実はほとんど覚えてない



そんなわけで、あ～こんな話だったんだ～なんてしみじみです。

事故を起こした運転手の遺族の話とか
平介がストーカーに変貌するところとか
藻奈美が覚醒するところとか。。。


10年も経てば感想は変わるかな？と思ってましたが、
私はやっぱり、藻奈美の意識は戻ったのでなく、ずっと直子のままだったとの結論です。

ただ、若かった私も人生経験を積んで思ったことは、直子のその決断と実行がどれだけ大変なんだろうって事！
もちろん、人生（青春）をもう一度やり直せるわけだから、一見万々歳の用に思えるけど
人生を共にしようと誓った大好きな夫が父親として側にいるわけですから！！

同じ状況になったら私だったらどうするかな？
体は子供でも平介の奥さんとしてひきこもって生きてくかな？
分かんないや


でも言える事は、藻奈美には幸せになってほしい



途中、平介のストーカーっぷりにイライラしたけど、ラストは清々しい気分になれました。


昔の作品でも、東野圭吾、ナイスだね