makiのきまぐれブログ

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高田郁 八朔の雪-みをつくし料理帖

最近、読書の管理を始めた、読書メーターってサイトで
やたらと評価の高かった本。
みをつくし料理帖シリーズ、10作目でついに完結!!
 
あれ?みをつくし料理帖。。。どっかで聞いたことがある?
今をときめく「半沢シリーズ」の作者、池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」を
無理無理、私に貸し付けてくれて、
でもそれがとっても面白かったという、その友人がかなりおすすめしてなかったか??
 
そういうことで、高田郁さん。はじめましての作家さんです。
兵庫県宝塚市のご出身だということで、身近に感じつつ。。。
 
 
シリーズ第1作目。
 
主人公は澪ちゃん。
地元大阪で両親を水害で失くし、ある料理屋さんにひらわれて奉公人となる。
その料理屋さんが今度は火事になり、その江戸支店を頼りに状況するも店は無く
ひょんなことで、「つる屋」って料理屋さんをまかされることになる。
江戸と大坂の味の違いに戸惑いつつも、お客さんを集めていく。。。。
という物語。
あぁ、江戸でお分かりと思いますが、時代小説です。
 
 
澪ちゃんの身の上の説明などが語られていくあたりで、
宮部みゆきさんの「三島屋変調百物語シリーズ」と似たものを感じながら
(このシリーズも私のおきにいり♪)
どっぷりと、物語に浸りきっていく私なのでした。
 
涙あり、ほっこり感あり、そしてなんだかおなかがすいてくる物語です。
 
もどり鰹でにぎったおにぎりや心太、とろとろ茶碗蒸しに、酒粕
ほんっとにおいしそうで、私も食べたい~(* ´艸`)
あ、ちなみに、巻末に、そのレシピなんかも付いてるので試そうと思えば味わえます!?
 
上方(大阪)と江戸では、食文化が全く違って苦労するけなげな姿に
負けるな!がんばれ!!って思わずエールを送っちゃいます。
 
そしてそして、彼女をとりまく人々のあったかい事(*^_^*)
 
宿敵「登龍楼」との戦いや
身分を隠してる(?)小松原さまとの人間模様
そして、幼馴染の野江ちゃんとは??
 
とっても続きが気になります。楽しみです。
とりあえず3冊だけ購入したこのシリーズですが、一気に残りも大人買い注文しちゃいました(* ´艸`)
 
 
『雲外蒼天』
雲の外に出れば、青空が望める。
転じて、努力して 困難を克服すれば、必ず素晴らしいことがあるということ。
絶望してはいけないということ 。
 
素敵な言葉です。
 
澪ちゃんがこどものころに易者さん(?)にこんな人生だと言われました。
次から次に不幸が訪れるけど、きっとすばらしい青空を望めますように☆彡