makiのきまぐれブログ

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沼田まほかる ユリゴコロ

またしても、Book記事です。
 
重いテーマの東野作品の次に読んだ作品がこれって。。。
読み始めで思いっきり後悔したんだけれども、読み進めずにはいられなかった。
 
 
 
 
 
主人公が父親の押し入れの中から見つけてしまった古いノートに
淡々と殺人を繰り返す、告白文が綴られていた。。。
 
 
東野さんの虚ろな十字架は、「殺された側」でした。
それが今度は、「殺す側」です。。。
 
この本は、結構前に買うだけ買ってたんだけれども、なかなか手が出なかった。
それなのに、このタイミングですか~*1って、ちょっと感動してしまいました^^;
 
 
ホントのところは、心の「よりどころ」ってのを聞き違えた言葉なんだけれども、
なんともいえない、おそろしさを秘めたコトバとして描かれていきます。。。
 
 
幼いころに病気で入院してて、退院したら母親が違う人になってる様に思った少年が
大人になって、この古いノートを見つけるわけで、これは自分にかかわることに違いない!!
って父親の目を盗んで真相を確かめようとノートを読み進める。
そんなノートを見つけると時を同じくして、自分の中にも「殺意」を見つける。。。
この殺意は必然なのか!?
 
 
結局、この告白文の書き手は誰なのか?そして違う人になってたと思われる母親の真相は?
その他もろもろの謎が、実はすべて絡み合ってて、それが解き明かされていくわけで。。。。
 
主人公の周りの人たちがまたミステリアスで、後半は一気読み。
読み終わった後は、は~~~~~~っ  ??? って感じです(笑)
 
 
主人公も、父親も、告白文の主も、とっても興味をそそられる人物ですが、
私は主人公の弟の人となりが人間らしくて、そして大人で、そして子供で。。。(!?)
それが一番の感想です。
 
 
って、とにかく衝撃的な内容で先を読まずにはいられないので、
これからの暑さを、ちょいと冷ましてくれそうな、夜がけの読書にいかがですか??*2

*1:+_+

*2:+_+