makiのきまぐれブログ

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今野敏 隠蔽捜査

テレビドラマ化の原作作品を読もう月刊(いつのまに!?)
続きましてはこの作品
 
 
月曜8時TBS枠でやってたドラマ原作(といっても、またしてもドラマ見逃してますが)
今野敏さんの隠蔽捜査。
 
面白かったですし、ちょいと、感動作でした。
 
 
ところで突然ですがみなさん、警視庁と警察庁の違いって知ってます?
私、イマイチ良くわからなかったんだけど、この作品を読んで良くわかりました。
 
警視庁は、刑事ドラマでよく出てくる、刑事さんがいるところ。
で、警察庁は、その上にある組織(?)で、まぁデスクで正論を述べる(!!)
いわゆる、官僚(?)さんたちのいるところだそうです。。。。
(分かったと言いながら、あいまいな表現だわ
 
で、主人公は、警察庁にいる官僚さんの竜崎さん。
警視庁からは、同期でおまけに小学校が同じだった伊丹刑事部長。
 
竜崎によれば、同期入社でも、竜崎は東大卒だから、まだまだ上に行けるけど
伊丹は私大卒だから、警視庁に来ることはおそらくないだろう。。。
そんな、超エリート意識をもつ、かなりいけすかない人間だ。
 
。。。と思っていれば、実はそうではなくて、真っ向からの正義漢なのだ。
息子に出世のことしか考えていないと言われて答えた言葉がこうだ
 
出世をしなければ、権限が増えない。
官僚がやりたいことをやろうと思えば、出世をするしかない。
 
家族の事はどうでもいいのか?とさらに聞かれれば
 
父さんが出世をすれば家族だって助かる。
収入は増えるし、立派な官舎に住めて生活環境だってよくなる。。。
 
これを、建前でなく本心で信じて疑わないのだ。
 
きっと、言葉を換えれば、融通が利かない!?
 
 
そんな竜崎の根本にある、警察組織と、家族において起こった大きな事件の
解決に向けて、彼は貫き通すことができるのか!??
 
 
題名ですでに「隠蔽」でしょ?
こんな融通のきかない正義感の男が主人公といえども、結局長いものにまかれて
自分を守って。。。ってなっちゃうのかなぁ。。。
ドキドキしながら読み進んだ後半は、なんだかある意味感動的でさえありました。
 
 
オレは国家公務員で普通の国民でなく、選ばれた人間だ。
国を守っていく義務を持っている。
オレは国のことを考えるから、家のことはお前に任せてある。なんていわれてるのに
その奥さんがとても、立派なのだ。
娘さんもあれこれいいながら、父親に迷惑がかからないかと迷っている
息子だって、失敗をすれども、立ち直りと言うかその後の行動がいい。
 
結局、世間から変人と言われようと、考え方が理解されにくようと、
1本間違いない筋が通っている人の周りの人は、筋が通っていくものなのか!!
 
 
シリーズ作として、今現在あと3作品が出版されている。
主人公竜崎のこれからの人生も、楽しみに見守っていきたい。。。
 
 
 
 
読みたい本が、どんどん増えていくのは、嬉しい悲鳴ってことですかね・・・
消費税アップの前に、シリーズものやら、好きな作家さんの本を買いあさった
私の部屋の片隅には、これから読まねばならぬ(読みたい)本が、まさに、「山積み」状態です