桜ほうさら
久しぶりの宮部みゆきさんの、新刊は、時代物のお話でした。
何も知らずに、買ったんだけど、宮部さんの時代物のお話大好きなんで
読み始めたら、嬉しくなっちゃった。。。
けど、時代物のお話は、導入にちょっと、時間って言うか慣れが必要で^^;
最初、全然お話が進まなくって。。。。
治兵衛(じへい)とか、宗左右衛門(そうざえもん)ってちょっと読みづらい名前に
上総国搗根藩(かずさのくにとうがねはん)って普通じゃ読めない地名。。。
でも、いつの間にか、頭に入ってきて、物語に飲み込まれていく。。。
後半、サンドーム福井の駐車場の閉め切った車の中で、号泣してました。
まず、この「桜ほうさら」って題名ですが、
甲州地方で「あれこれいろんなことがあって大変だ、大騒ぎだ」っていうときに使う
「ささらほうさら」って言葉からきてます。
物語の主人公、笙之介が、「桜」から始まっていろんなことが起きて大騒ぎになるって
ちょっともじった題名になってます。
簡単なあらすじをいうと、
主人公の笙之介は、汚名を着せられて死んでしまった父親の汚名を晴らすべく
奮闘する物語!?
奮闘する中で、いろんな人生経験を積んで、大人になっていく物語。。。
なんか、これも違う気がするけど、そう言う線で行きましょう(笑)
持ち前の優しさで、周りの人をいい感じにしてる笙之介なんだけど
自分に降りかかってくる、結末はかなり、厳しくて。。。
優しいだけじゃぁだめなんです。
嫌なことにもちゃんと真っ向から向き合って、解決しなきゃぁだめなんです。
でも、自分ひとりじゃどうすることもできない事もあるわけで。
いろんな人との縁を大切にすることで、自分に返ってくることも大きいわけで。。。
何が言いたいのか自分で分からなくなってきたんだけれど、
号泣したけど、後味は、とっても爽やかな気分になりました。
私もしっかり、生きてかなくちゃ♪♪