虚像の道化師 東野圭吾
ガリレオシリーズの第7作目にして最新刊。
おまけに、字が少ない!?(上下の隙間が多い)
私がこのガリレオシリーズで好きなのは各章の題名。
今回のはこんな感じ
第一章 幻惑す まどわす
第二章 心聴る きこえる
第三章 偽装う よそおう
第四章 演技る えんじる
名詞に送り仮名をつけて動詞として読ませる。
以前には 壊死る で くさる とか 予知る で しる などなど。
とても興味深いです。はい。
あと、本来事件って言えば、動機がどうとか人間関係がどうとかになるのに
科学で証明され得るか??みたいな観点なのが、
普通のミステリーを読むのとちょっと違う。
まぁ、説明されてもあんまりわからなくって、ふぅ~んって感じ?なんだけど(笑)
たとえば今回なんかは、ロッキングチェアーに散弾銃で殺された死体がある。
ふ~ん殺されたんだね。って思うでしょ。
それが、科学者湯川にかかったら、
銃で撃たれたら、ロッキングチェアーなんだから、後ろに倒れてしまうはず。
倒れないのは、同じ力で引っ張られないといけない。
銃を撃つとその反動で体がのけぞる。
つまり、ロッキングチェアーに座った死体は自分で銃を発砲したことになる・・・
(撃たれて押されるのと、撃ってはじかれる。)
って感じ??
まさに、ふぅ~ん。。。でしょ??
敢えて深く考えないことにしている(笑)
かわりと言ってはなんだが、
シリーズ長編の、真夏の方程式が映画化、クランクインしたらしい。
子供が中心に描かれる物語。誰が恭平君を演じるのか?
話題作りですね~。
最近、テレビも映画も、東野作品、めっちゃ多いなぁ・・・
いいんだけど。。。
私はこれから、宮部みゆきの超、長編三部作、ソロモンの偽証にはいります。