私にしてはめずらしく、(本は自分で買うタイプである)
友人から、面白いから是非読んでと半ば押しつけられるように
貸してもらった本。
友人から、面白いから是非読んでと半ば押しつけられるように
貸してもらった本。
走行中のトレーラーのタイヤが外れて、歩行者の母子を直撃。
母親は即死。
母親は即死。
自動車メーカー、メーカー財閥、銀行、警察、被害者
そして、加害者に仕立て上げられた中小企業の(その家族も含め)
それぞれの立場からの目線で、物語は展開していく。。。
そして、加害者に仕立て上げられた中小企業の(その家族も含め)
それぞれの立場からの目線で、物語は展開していく。。。
本を読んでるうちに、何度涙を流しただろう。
仕事の中身で勝負をしろと言われて、はでな身なりを改めはしなかったけど
実は肝心のトラックの整備を、必要以上にまできっちりとこなしていた
赤松運輸の、若手整備士の門田君。
実は肝心のトラックの整備を、必要以上にまできっちりとこなしていた
赤松運輸の、若手整備士の門田君。
その門田をはじめ、懸命に「家族」を守ろうとする赤松社長
その児玉運輸の紹介から、通常とても見込めない力添えをしてくれたはるな銀行。
最後には、きっちりと捜査をしてくれた、警察。
赤松社長の子供さんの学校でのPTA総会の場面もとてもよかった。
財閥の常識、世間の非常識
財閥の倫理、世間のまがまま
財閥の倫理、世間のまがまま
会社組織というのものいやらしいところを多少知ってる社会人としても
人が死のうが、関係ない。会社の名誉を守ればいい。
敵は客でなくて、敵対する派閥。
自分がえらくなれば、それがすべてだ~ってホープの体質にイライラした。
人が死のうが、関係ない。会社の名誉を守ればいい。
敵は客でなくて、敵対する派閥。
自分がえらくなれば、それがすべてだ~ってホープの体質にイライラした。
最後は、革命を起こしながらも、目の前のえさにつられて希望部署に異動。
ところが、実際はそこで仕事なんてさせてはもらいないってことに愕然っとした
ホープ社員の内部告発によって、事件は解決するのだけれど。。。
ところが、実際はそこで仕事なんてさせてはもらいないってことに愕然っとした
ホープ社員の内部告発によって、事件は解決するのだけれど。。。
大きければ正しいってもんでない。
ちゃんと、事実と向き合う。
それで正しいものを見極める目をもって生きていきたい。
ちゃんと、事実と向き合う。
それで正しいものを見極める目をもって生きていきたい。
そんなことを考えさせられる本であった。
ちなみに、何年か前に、実際にこんな事件があったけど
この本は、完全なノンフィクション。
実在のものとは関係ないとのことでした。
この本は、完全なノンフィクション。
実在のものとは関係ないとのことでした。